バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

進め!火山遊園地 ダブモン!!12話04

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/04
 
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 「リチャージ!」
 「りちゃーじ・・・」
 突如、下の溶岩が緑色に変わっていき、それに応じて辺りも緑色になっていく・・・
 なるほど、こう言うこともできるわけか・・・
 「ドロー!」
 「どろー・・・」
 こちらは1番とチャージゾーンに、向こうは2番とチャージゾーンに裏側でカードを置き・・・
 「セット!」
 「せっと・・・」
 モンスターゾーンのカードを表に!
 「オープン!!」
 「おーぷん・・・」
 「ラセンディ!!」
 「ダブモンNo.253、螺旋の撥条打ち、ラセンディ!!」
 僕の前に耳と尾の長いネズミのような茶色の毛皮の生き物が現れる、
 尾は直線螺旋に巻かれ手先が尖っている
 「きえんちょう・・・」
 「ダブモンNo.257、炎鳥のパペットサーカス団員、キエンチョウ!!」
 向こうの前に現れたのは黄色の蝶・・・?
 しかし、纏う黄色い炎は鳥を模しているように見える・・・
 「僕は『ラセンディのコストにマグマヒューズシールドエレメンタルを指定』!!」
 「・・・『コストに侵略すること火の如し、速攻延焼エレメント、ファイアパウダーエレメントをしてい』・・・」
 キエンチョウとイグリードが対峙する・・・
 「どりゃあああああ!!」
 イグリードが向かっていき、その右こぶしを振り上げる、
 華麗に右羽根側に飛び避けるキエンチョウ、
 「んなっ!」
 そこで両羽根羽ばたかせ、黄色い炎の鳥を射出するキエンチョウ、
 「ぐおっ!」
 黄色い炎に包まれ吹き飛ぶイグリード!
 イグリードのパワーが足りてない・・・でも!
 「マグマエレメンタルパワー!!『イグリードのパワーを600上げる』!!」
 これでパワーを上回ったはず!
 「うぉおおおお!!」
 イグリードが気合で両腕に力を込めて両肩上に上げ、その気合で出した自身の炎で黄色い炎を弾き飛ばす!
 「どぉりゃあああ!!」
 さらに、その勢いのまま炎を多量に纏わせた拳で再度殴りかかかっていく!!
 が、向こうが手札の一枚を引いて僕たちに見せてきた・・・?
 「ファイアリトルロットエレメント・・・?」これじゃ、イグリードの貫通効果も使えない!!
 キエンチョウが黄色い炎を両羽根に宿し羽ばたいて拡散的に飛ばし、
 「なにっ!?」
 イグリードの拳の炎を吹き飛ばし、
 そこからイグリードの拳を下に飛び避け、下から黄色い炎の鳥をぶち当て焦がす!
 「ぐわぁああ!!」
 イグリードがこちらに吹き飛ばされてきて、あおむけに落ちる、
 そして、力を無くしたように体が震えたまま顔を力なく少しこちらに傾けて目線を僕に向ける
 「す・・・すまねぇ・・・」
 「いいよ、休んでて・・・」僕は改めて怪物の方を見る!「ラセンディ、お願い!」
 ラセンディが向こうに走り込み、その尻尾をまっすぐな状態にしたのちに、
 らせん状に戻しながら向こうに打ち付けていく!
 パシン!
 景気の良い音が響いて怪物に当たるが・・・リアクションどころが微動だにせず、全く効いてる様子ないなぁ・・・
 ま、いいか、向こうライフカード取ってるし、ラセンディもこっちに戻ってきた、
 そして、僕はラセンディが僕の前で向こうに向き直り、怪物が僕に視線を戻したころを見計らい、口を開く、
 「ターンエンド!」
 「たーんえんど・・・」
 
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