バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

進め!火山遊園地 ダブモン!!12話01

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/01
 
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 青い光が下より光る火山の中で、
 透明なステージの上で僕とイグリードはそれと対峙していた・・・
 青い透明でいくつもの獣や甲殻類の腕を生やしたキメラ・・・
 体には服の燃えカスがそこかしこについており、顔からは解けた白が垂れている
 「りちゃーじ・・・」
 「リチャージ!」
 互いに何のカードも置かれていないチャージゾーンに宣言し、さらに、山札から一枚引いて・・・
 「ドロー!」
 「どろー・・・」
 1番とチャージゾーンに裏側で置いて・・・
 「セット!」
 「せっと・・・」
 「オープン!!」
 「おーぷん・・・」
 「イグリード、お願い!!」
 「任せろ!!」
 「ダブモンNo.211、灼熱の粉砕屋、イグリード!!」
 「アビアパウ・・・」
 「ダブモンNo.246、花火使いの火薬調合師 アビアパウ!!」
 僕の目の前に炎の精霊が躍り出る!
 筋肉の見える肉体に燃え上がる髪、こわもての顔、
 と、怪物の前に降ってきたのは緑の炎が燃え上がりその後から四肢持つ狼のような、
 緑の炎を毛皮としたジャッカル!
 でも、パワーならこっちが上!
 「僕はイグリードのコストにマグマエレメンタルパワーを指定!」
 「こすと・・・侵略すること火の如し、速攻延焼エレメント・・・」
 「それなら1番戦闘!!」
 イグリードが拳を握り殴りかかる!!
 対してアビアパウが緑の炎を吹きかけるが、イグリードは易々と拳で斬り分けながら突き進み、殴りつけた!
 アビアパウは吹き飛びひるむも四肢を地に着けて着地、今度は大口を開け噛みついていく、
 イグリードは上に飛んで避けつつアビアパウの背を拳でえぐるように殴りつけ再度吹き飛ばす!
 横に回転する体を空中で何とか立て直し着地しつつ振り返ってイグリードの方を見るアビアパウ、すると、その体に緑の炎も燃え滾らせ
 「そうこなっくちゃな!!」
 イグリードも気合を込め拳を握り構える、
 互いに見合う一瞬、飛び出した!!
 アビアパウは緑の炎の爪を伸ばした前足の一撃!
 対して、イグリードは拳を炎で増した右ストレート!
 勝負は歴然、アビアパウの炎を砕きつつイグリードの拳がアビアバウの顔に届いてアビアパウを吹き飛ばし壁に叩きつけて爆発、消滅させた!!
 「ここで~あびあぱうの効果発動~『3番にあびあばうの分身を召喚する~』」
 「それなら、イグリートの効果で相殺」
 「おっと、こすとに指定した侵略すること火の如し、速攻延焼エレメントの効果、『あびあぱうの効果が発動できるようになった時速即座に発動させる、もちろん、相殺はできない』・・・」
 「でも、イグリードの効果でアビアパウをトラッシュに送って直接攻撃!!」
 アビアパウが爆発した場所から突如緑の炎が吹き荒れ、僕たちは右腕で自身をかばう、
 「イグリード!」
 「任せろ!!」
 怪物に向かって行き、拳を叩きつけるも、怪物は右腕で防御、イグリードの拳をはじき返し、
 イグリードは向こうを見ながらしぶしぶこちらに戻ってくる、
 辺りが緑に変わる中で、僕はこう思う・・・
 ・・・まったく、ミナトヘッドの島から出たころには、こんなことになるとは思いもしなかったなぁ・・・
 
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