バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/06

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話06
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 「ファイヤー!!」
 僕たちは小屋風の料理店、その調理場にて、かまどの調節をしている、
 もっとも、僕は皿洗いの手伝いだけど・・・
 キッチンは丸太調に囲まれ、木の床ながら、後ろのカウンターから細い足の木の丸テーブルと両端の無い冊字の背もたれを持つ椅子が十ほど閑散と置かれたスペースが見える
 「ううん・・・もうちょっと調節できないかな?」
 左手より聞こえた声に一瞬見ると、茶髪で煙が巻き上るような白いコック帽を被り、四つの丸ボタンが付いた調理服で決めた男性が、イグリードと話している
 「おいおい、どうしたってんだい?」
 「もうちょっと・・・」
 「一日限りのやとわれに無茶言わんでくれ」
 「だ・・・だよね、それじゃあ、もうちょっと強く・・・今日は団体さんが来るから・・・」
 ドゴン!!
 外から爆音!?
 急いで入口の長方形の扉を開いて、扉についたベルが鳴り響く中、僕たちは左手、焼け焦げ、黒煙上る店の横にそいつらを見つける
 そこにいたのは、前足にロウと炎の付いた背中にドーム状の甲殻を背負った赤と7つの黒丸持つテントウムシ
 前足が毛皮に覆われた平べったい体と四足と尾を持つイモリ、
 前足に穴の開いた蹄鉄が付いた牙と大きく夕もな丸い体持つ猪だった・・・
 「あいつらは・・・前々からいたずらしてきた・・・」
 その話本当?調理長・・・
 「なら、懲らしめてやらないとな・・・」
 イグリードが左手の平に右拳を景気よく打ち込む、どうやら、調理よりこっちの方が性に合っているんだろう、だけど・・・
 「後で教会にも言っとかないと・・・」
 そう愚痴りつつ僕はデッキケースを前に出し、展開!
 山札の構築とデッキケースの配置を終えるといきなり手札を五枚引けと画面に指示が出る・・・
 2T1S5Tルールか、二人もやったって言ってたし、僕もやってやる!
 
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