バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話04

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/04
 
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  「リチャージ!」
 僕の宣言と同時に、三体が一斉に水を放射
 「で?」
 が、フリィジアが前に突き出した槍から出た氷の粒に当たり、水を出していた場所それぞれごと凍る・・・
 「げぇええ!?」
 「なんだこいつ、つぇええ!?」
 「ひ、ひるむな!!」
 三体が目を見開き互いに見合わせ動揺する・・・
 これ・・・僕必要あるかな・・・?ま、いいか!
 「ドロー!」
 山札からカードを引いて手札を一瞥、よし、これなら・・・
 「セット!オープン!」
 「ダブモンNo.199、雪降り染めの氷彫師、フリィジア!」
 「まかせてっ!」
 一瞬だけこちらを向いて片目を閉じウィンクするフリィジア、
 さて、向こうは・・・
 「ダブモンNo.230、水流のいかだ師、マキナガレ!」
 コスト3・・・まずいな・・・
 「僕は『フリィジアのコストにアイスエレメンタルパワーを指定!』」
 向こうは、マキナガレのコストにコギツタニとワタシガワとアイススノーエレメンタル・・・
 「ダブモンNo.228、水見の漕ぎ師、コギツタニ!」
 「ダブモンNo.247、水間の川渡し、ワタシガワ!」
 中央の黒と紫の魚がマキナガレ、
 左の茶緑の巻貝がコギツタニ、
 右側の頭から尾をつなぐような縞の蛇がワタシガワ・・・か・・・
 さらにコギツタニのコストにアイスフリーズシールドエレメンタルを指定・・・
 これで向こうには発動できるかもしれないカードが一枚、でも、それ以外はこっちが有利・・・!
 「散れ散れ!」
 三体が分かれるようにフリィジアを取り囲み、
 「何・・・?」
 「一斉放射!!」
 一気に水をふっかっける!
 「フリィジア!氷属性のフロストボールエレメント!!」
 「そうれい!」
 くるりと振るった冷気が全体を覆うバリアのようになって水をすべて凍らせ落とす
 「もらった!」
 そこにマキナガレがフリィジアにとびかかる
 げ!?氷属性のフロストボールエレメントが相殺されてる!?
 「きゃ!」
 その頭で叩き落されるフリィジア!
 大地に落ちてかろうじて体を上げ
 「いたたた!」
 「いまだー!!」
 「一気に、」
 「やっちまえ~!!」
 そこに三体が向かっていく!?
 「フリィジア!ブリザードフラッシュエレメント!!」
 「はぁああああ!!」
 フリィジアの気合の一括とともに猛吹雪が吹き荒れ、三体の足下の地面から氷の柱が伸びて凍り、三体を足元と共に地面に繋ぎ止める
 「げっ!?」
 「マジ・・・」
 「ですか・・・?」
 眼を大きく開いた驚愕の表情のまま体の下部分が凍り身動きがとれない三体に対し、
 「僕は、『ブリザードフラッシュエレメントのコストにクリオネシンを指定!フリーズベイルエレメントをコストに召喚!!』」
 「ダブモンNo.63、錘点の抜歯士、クリオネシン!!」
 と宣言!
 が、クリオネシンが現れる前に
 「さぁ、お仕置きよ・・・乙女の柔肌に傷を付けたこと後悔させてやる・・・!」
 「ちょ・・・」
 「はぁああああ!!」
 フリィジアが会心の一声と共に槍を突き出し放った氷色の光線は、三体をあたりもろとも氷漬けにしたのだった・・・
 
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