バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ウルフォス/4

ウルフォス 4
 
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 「攻撃許可、放て!」
 「了解!」
 セスウィングに乗った俺は前の地面にかかれた大きな円にレーザーを照射する、
 「攻撃やめ、帰投せよ」
 「了解」
 そうして基地に帰投・・・
 と、セスウィングから降りる中で目前にみんなが集まり、隊長が一歩前に出てくる
 「よく、こんな短期間でここまで・・・」
 「いえ、皆さんに教わったおかげです」
 すると豹賀さんが斜めの角度より
 「じゃあ、次は、AI搭載機はお前が乗ってみるか?」
 「豹賀さん、いいんですか?」
 「飛行機っていうのはどうも好きじゃない、やっぱり、両足を地に着けてないとな、怪獣が現れたら、俺は地上に早々に下ろしてもらって、新式のレーザーライフルの威力をためさせてもらおう」
 ビーッビーッビーッ!
 「ほら、さっそく出番かもしれないぞ」
 「はい!」
 そうして、俺たちは空に飛ぶ、
 「上空に未確認飛行物体が出現したとのことだ」
 隊長の言葉を聞きつつ、皆でセスウィングで飛んでいく・・・
 「学狼!初めての実戦でいきなりの高高度飛行だが、大丈夫か!?」
 「はい、問題ありません!」
 下に雲、上に青空が一面に広がる中で、
 「そろそろポイントだ、ん?なんだあれは・・・」
 明らかに鉄色の円盤、だれがどう見たってあれは・・・
 「あれは・・・UFO!?」
 「そんな馬鹿な・・・いや、宇宙から外来種が来ているのだからあり得ることはあり得るのか・・・!?」
 隊長が声を発すると同時にUFOのその下に、茶色い体をした、薄い膜持つ翼と、黄色いくちばしと中に牙持つ怪獣が
 「きしゃあああ!!」
 それがレーザーを吐きかけてくる!?
 「うおっ!?」
 「危ない!」
 「なにっ!?」
 何とか避ける三機に目もくれず地上に降りていく怪獣!
 「まずいですよ隊長!」
 「判断を!」
 「だが、あのUFOは・・・」
 といつの間にかUFOはいなくなっていた・・・
 「致し方ない、怪獣を追え!緊急時には攻撃を許可する!!」
 了解!!
 俺たちは雲の合間を縫って急降下、しかし、その先では怪獣が飛行しながら光線を街に吹きかけ、ところどころで火災や爆発を起こしているところだった!!
 「とりあえず、俺を降ろしてくれ、新型レーザーライフルの威力を試したい」
 「ハイハイ了解」
 通信機より、豹賀さんと鷲ヶ埼さんの声が聞こえる、
 「学狼!鷲ヶ埼と合流したのち改めて突撃だ、わかったな!」
 「はい!」
 などと言っている間にも、鷲ヶ埼さんが合流する
 「それじゃあ行くぞ!」
 隊長機を中心に、怪獣に向かって飛んでいく、
 怪獣からのいきなりの光線!それを散開して避け・・・
 「行きます!」
 大きく横に一回転しつつ怪獣の方を向き狙いをすまし、光線を照射!!
 怪獣は飛行したままこちらを向きつつ大きく体を回してよけ大きく翼を振り下ろして速度を上げて・・・そのまま突進してくる!?
 「ちょ!?」
 避ける間もなく体当たりにぶつかる!
 「学狼ぉ!!」
 地上から豹賀さんの声が響きつつ光線が怪獣に向かって行く!?
 お・・・遅い!
 そう思いつつ落ちる中で怪獣が光線の発信源に向かって突進!!
 風にでも煽られたのか光線が途切れ、
 怪獣が大きく旋回、抵抗して撃っている残り二機も怪獣はレーザーを幾度も打たれながら無理矢理体当たりで叩き落した!
 くそ・・・このままじゃ街が・・・
 使え・・・私の力を
 でも前回は・・・
 軽々しく使うなと言っているだけだ、あれはおそらく人類の手にはおえん・・・
 わかった!
 「ウルフォス!!」
 地上に着地する中で空より翼性宇宙外来種バーラドンが飛んでくる、
 大きく横に広げた翼、だがそんなもの、私の爪で!
 大上段に振るう爪、バーラドンは慌てて上に飛ぼうとするも、翼を狙ったはずの爪は胴体を捕らえ斬り裂く、
 だが、バーラドンはそのまま上空に飛んだ、入りが浅かったか・・・?
 と宙返りしつつ上より光線を・・・慌てて避けるが追尾してくる!!
 ぐ・・・空さえ飛べれば・・・
 だが、これに打ち勝てば・・・
 「ワオオオオオオ!!」
 正面より光線の撃ち合いに持ち込む!!
 一進一退の攻防・・・こちらが押せば向こうが押し返し・・・
 が・・・押し切られる!!
 「がはっ!」
 光線がぶち当たり思わず倒れる・・・
 そこに、もう一度バーラドンの口に光を・・・
 が、横から光線の横入りが!?バーラドンに直撃する!
 ダメージは受けてないだろうが警戒し上に飛ぶ・・・
 「ようやく持ち直したぞ!」
 あれは・・・豹賀ってやつの声か・・・
 しかし、それにもかかわらずバーラドンが上空より光線の雨を降り注がせ、私の体は倒れたまま両腕で防御姿勢を取るも削られていく・・・
 くそ・・・力が・・・どうすれば・・・
 力が奪われていき、防御姿勢すら取れなくなり振り下ろした先で手に当たったのは・・・あいつらが使っていた戦闘機・・・セスウィング?
 一か八か・・・こいつのエネルギーを取り込めば・・・立つことぐらいはできるかもしれない・・・
 胸の毛の房を意志で左右に展開し、内部に現れた外部エネルギー取り込み用の水晶器官にセスウィングを噴射口の部分を当てるように張り付ける・・・
 「グ・・・ガァアアアアアア」
 なんだ・・・体が・・・エネルギーがなだれ込んでくると同時に、俺は立ち上がり、
 感じる・・・胸に先端を下にして着けた戦闘機が巨大化し、そこから水晶器官を前に出したまま丸みの無い鎧のように俺の胸部前から両肩前面を包み、翼が根元よりこちら斜め上に折れて肩根元を覆うように下がりその翼がさらに伸びて、
 私は翼生えた狼人となる!
 マントのように右腕を大きく外側に出して翼を伸ばし、私は飛ぶ!
 一気に追いかけたバーラドンに右腕を振りかざして叩きつけ、爪がきっちりと食い込み入る!
 「キシャァアアア!!」
 そんな声を上げても遅い!
 上よりかかと落としのように足の爪を回転させ斬り裂き、
 さらに拳を握り込め、バーラドンに叩きつけ地に落とす!
 地に着く直前でバーランドが両翼を動かし直撃を回避すると、かすり滑る中で起きた砂煙の中でバーラドンが立ち上がる、
 ・・・根性あるじゃねぇか・・・
 俺も地に足を着け、互いに見やり・・・
 「キシャアアアアア!!」
 「ワオオオオオオオ!!」
 互いに光線を吐きかける!!
 だが、こっちは違う!!
 光線を出しつつ一気にエネルギーを溜め吐き、
 さながら戦闘機纏う鳥の様な光弾を撃ち出し、
 それは羽ばたきながら突進してバーラドンの光線を斬り裂き、バーラドンを貫いて、バーラドンを爆散させた・・・
 ・・・
 はっ!?
 気が付くと瓦礫の中のセスウィングの中にいた・・・
 俺は急いでそこから脱出すると
 「大丈夫か学狼!」
 皆が駆け寄ってきた!
 「みなさん!僕は大丈夫です!!」
 そして、街を見回しながら白々しく言う、
 「そういえば、あの空飛ぶ怪獣はどうしました?」
 「ああ、あの狼の怪獣がやってきて倒していったよ」
 豹賀さんの一言にそちらを振り向く
 「本当ですか!?いやぁ、見たかったなぁ・・・」
 「にしてもな、聞いてくれ、あの怪獣、鷲ヶ埼の戦闘機を胸に着けて・・・」
 「え!?そうなんですか!?」
 「そうなんだよ、残念ながら、脱出してたから外から見てただけなんだけどな・・・」
 鷲ヶ埼さんの少し残念そうな声
 「あんな変な状況下で中にいたら、お前の体がどうなってたかわかったもんじゃないぞ」
 「そ・・・そうなんですけどね・・・」
 隊長の言葉に鷲ヶ埼さんが隊長の顔を見ながら戸惑う
 「まったく、とにもかくにも、戦闘機は元の大きさに戻ったし、回収して調べねばならん、あの怪獣のことが何かわかるかもしれん、だが・・・」
 隊長がそう言って、街の方を見る・・・
 「一体何人の人が死に、いったいどれくらいの建物が瓦礫になっただろうか・・・こうならないために私たちがいたはずなのに・・・」
 「隊長、言っては悪いかもしれませんが、これが最小の被害だったと割り切って、精進していくしかないと思います・・・」
 「そうだな、現実を悲しんでいる暇はない、反省点を洗い出し、復興のためにできる限りのことをし、それらも含め、我々はさらなる被害を出さないために、努力していくしかない!」
 「そうです、さぁ、帰りましょう、基地に!」
 そして、隊長が僕の方に振り返り、目と口が少し緩んだ・・・少しは気が晴れたような顔をして
 「ああ、そうだな!」
 
 ウルフォォオオオス!
 登場!セスウィング!!
 ウルフォスピラーに非接触タグでリード!!
 さらに、ピラー上部のアクションフィギュアと合体!ウルフォスウィングに!
 ピラーのスイッチを押して飛行音発動!さらに長押しで必殺技音も!!
 
 DXセスウィング!!
 
 セスマシンシリーズ続々登場!!
 
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