バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ウルフォス/23

ウルフォス 23
 
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 そして、ファントム星人をUFOが分離していく・・・
 「おいおい、どうするよ」
 「もうこんな星こりごりだ」
 「帰ろうぜ!!」
 UFO達が散り散りに去っていく・・・
 「やったああああ!!」
 「僕たちの勝利です!!」
 「地球の平和が守られたっ!」
 「これで地球も、平和になった!!」
 足元で鷲ヶ埼さん、豹賀さん、丹頂池さん、隊長の声が聞こえ・・・
 気が付くと、僕は真っ白な空間にいた・・・
 「ここは・・・」
 「ウルフォス・・・もういいだろう・・・」
 目の前に現れたのは、背を伸ばし立つ白銀の・・・ウルフォスより白い狼人?!
 「ウルフォス、ファントム星人を連行し、この星のことはもう、この星の人々に任せるのだ・・・」
 「だが・・・こいつらはうまくやっていけるのか?」
 いきなり左手から聞こえた声にそちらを向くと、僕と同じ大きさのウルフォスがそこにいた!?
 「ウ、ウルフォス!?」
 ウルフォスもこともなげに俺を見る
 「いいや、君はもうわかっているはずだ・・・」
 聞こえた声に、俺たちは再び狼人の方を向く・・・
 「本当は、この星に愛着がわいてしまったのだろう、だが、この星は本来知的生命体が宇宙に飛び立とうか否か、すなわち、我々と接触して己の宇宙内での立ち位置を見定め、そして、決定する時期だ、そこに他の星の知的生命体の過度の干渉があってはならない」
 「だ・・・だが・・・」
 「ちょ・・・ちょっと待ってください」
 僕は思わず、焦燥しているであろうウルフォスの顔を見る
 「そもそも、ウルフォスはなぜ、僕達の星に来たんだ?」
 ウルフォスが俺の方を見返しつつも動揺してか少し下がる
 「そ・・・それは・・・」
 「ことで説明するのは少しめんどくさいな、どれ、映像を見せてやろう・・・」
 いきなり目の前が変わる、そこでは白い部屋の中で、窓の向こうに宇宙を望む場所、
 下の方には上の無い入字型の塔がいくつも立ち、光を放っていた、この部屋もその一つか?
 そして、そこにいたのはウルフォスと先ほどの狼人・・・
 ウルフォスが戦闘態勢で構え、目を細めて威嚇し狼人の方を見ている
 「なぜだ!なぜ宇宙外来種を放流するという情報を聞き付けたのに助けに行かない!!」
 「先程も言ったようにあの星は今微妙な時期だ、我々がおいそれと手を出すわけにはいかんのだよ・・・」
 「だからといって危機が迫っている星を見捨てるわけにはいかねぇ!!俺はいくぜ!!たとえあんたが止めてもな!!」
 俺ぇ!?
 「まて、行くなウルフォス、ウルフォス!!」
 だが、右手伸ばす狼人の言葉を無視し、ウルフォスはこの部屋より飛び出してしまったのだった・・・
 そして、意識は先ほどの光の空間に戻る、いつの間にか俺は狼人の方を向いていた・・・
 「どうだ、わかってくれたかな?」
 「はい、わかりました、でも・・・」
 「でも?何かな?」
 「ウルフォス、お前・・・」
 思わずウルフォスの方を見る
 「ん?なんだ?」
 「ずっと、私って言ってなかったか?」
 「え、あ、いや、それはだな、やっぱり俺だって、偉ぶりたいというかだな?」
 思わず右人差し指を指し
 「あ、俺って言った!!」
 「あ・・・ごほん」
 「あははは・・・」
 ウルフォスが間が悪いように咳を放つ間に狼人が笑い、改めてウルフォスを見る・・・
 「ともかく、ウルフォス、地球人はもう大丈夫だ、君も、ここにいてそのことが分かったはずだ・・・」
 「・・・わかった」
 ウルフォスは決心したように目を閉じてぶっきらぼうに言い放つ
 「ウルフォス・・・」
 そして、俺の方を真正に見る
 「俺は元の惑星に帰る、ファントム星人を連行してな、後、あの猿と蜥蜴は処理はそちらに任せる、ま、悪い選択はしないだろうが・・・」
 「ああ、次はぜひ、この星に友人として来てくれ、その時までにはきっと、宇宙人達と仲良くやって見せるから!」
 「その時になったら、ぜひ、寄らせてもらうさ!」
 「ウルフォス、最後に、真正面から友人として話せたこと、とてもうれしかった!」
 「ああ、俺もだ、それじゃあな、伴人!!」
 「うん、ウルフォス!!」
 ウルフォスが狼人と共にファントム星人を連れて上へと昇っていく・・・
 ・・・
 はっ!
 いきなり目が覚めると、上には青空が・・・
 思わず立ち上がり、道に出ていく
 「おい!学狼!!大丈夫だったか!!」
 隊長の声とともにそちらを見れば、皆が俺の方に駆けてきていた
 「はい!」
 と、鷲ヶ埼さんが少し楽しそうに笑い
 「お前がいない間に怪獣、倒しちまったぞ!」
 「ああ!ずるいですよ鷲ヶ埼さん!」
 「ずるくねぇ!一刻争う事態だったんだから!!」
 「そうですよ、そう思うなら、ちゃっちゃと出てくればよかったんです」
 そう、豹賀さんが冷静に返し、俺もそちらの方を見る
 「仕方無いでしょ、今まで気絶してたんですから、豹賀さん!」
 「ま、確かに・・・でも、無事でよかったわ」
 そう言って微笑む丹頂池さん、そして、俺もそちらに向き、
 「ありがとうございます、丹頂池さん!」
 「ふふふ・・・その意気よ」
 「じゃあ、とりあえず、基地に戻るか!これからどうなるかはわからん!だが今は・・・勝利の余韻を楽しもうではないか!!」
 隊長の言葉に、俺達は隊長に向かって息を合わせて答える
 了解!!
 
ウルフォス 終わり
 
 ウルフォスソフビフィギュアシリーズ第八弾!
 フルアーマーウルフォス!ウルフォスエメラルドシュプリーム!
 最終決戦!ファントム星人!ダークアブゾープション!カタストロフィ・アイ!
 カタストロフィ・アイはダークアブゾープションの尻尾に取り付けられる!!
 肩、腰、膝、肘、鼠経部、首が可動!
 君のイメージで戦わろ!
 
 DXウルフォスソフビシリーズ
 08、フルアーマーウルフォス、ウルフォスエメラルドシュプリーム、隕石怪獣、ファントム星人、ダークアブゾープション、カタストロフィ・アイ!!
  
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