ウルフォス 17
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カーンコーンカーンコーン・・・
・・・なんだ?深夜に基地の外から音が・・・?思わず基地のベットで身を起こすが・・・消えた・・・気のせいかな・・・?
僕は眠かったため、そのまま眠りについてしまった・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
ね・・・眠い・・・ちゃんと寝たはずなのに・・・眠い・・・
思わず壁に倒れかけるも、右手で支えて倒れるのを防ぎ、
そこから何とか着替えてミーティングルームにたどり着く
「隊長、なんか僕、今日体調がすぐれなくて・・・」
「そうか、私もだ」
カーンコーンカーンコーン・・・
モニターを背にした隊長をはじめ、皆が机に突っ伏す・・・
「俺も」
「私も」
「私もです、どうなってるんでしょう?」
カーンコーンカーンコーン・・・
「そういえば、この鐘の音、いったい何でしょうね?」
昨日も聞いた気がする・・・なんだろう・・・これ・・・・
「わからん、計測器にも何の反応もないらしい・・・」
隊長もわからないのか・・・だが・・・
「ね・・・眠い・・・」
カーンコーンカーンコーン・・・
「周りにも、鐘らしきものは・・・?」
鷲ヶ埼さんの意見に、隊長がモニターを動かし基地周辺を順次写していく・・・が・・・
「そのようなものは・・・写っていない・・・」
「もしかしたら・・・音ではない・・・?」
「何?」
机右側の豹賀さんの言葉に隊長がそちらに振り返り、
「音ではないとしたら・・・なんなんだ?」
カーンコーンカーンコーン・・・
「まさか・・・失礼します!」
僕がマイクに耳を近づけると
カーンコーンカーンコーン・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
マイクより同じ音が・・・
「そうか、骨振動!」
「そういうこと、足元より音を振動させ、耳に伝える、私たちは眠気のせいでそれを認識できていなかったんですね!」
カーンコーンカーンコーン・・・
机左側の丹頂池さんの言葉の間にも音は鳴り響く・・・
「くそっ!耳障りな!皆で手分けして、それらしいものを探せ!」
了解!
カーンコーンカーンコーン・・・
「先生!基地内で何か・・・先生!!」
研究室に入ったところ、先生が机に上半身を預けるように倒れているのを発見する!!
思わず駆け寄り両手でゆする!
「先生!大丈夫ですか先生!!」
「グー・・・」
寝てるだけじゃないか、もー!!
くそ!先生は当てにならない!!
カーンコーンカーンコーン・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
くそ!どこにあるんだ!どんどん眠気が・・・ん?待てよ・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
あった!
眠気が強くなる方に少しずつ少しずつ近づいていったら、
地下駐車場の中心に、なぜか大きな青銅の鐘が上に埋まっており、その周りにはたくさんの人が倒れていた!
カーンコーンカーンコーン・・・
こんなところに潜んでいたのか!!
カーンコーンカーンコーン・・・
その鐘がまるですり抜けるように出てきた、
僕は効くかもわからないがレーザー銃を向け、鐘が空飛んで逃げていく!?
カーンコーンカーンコーン・・・
くそっ!待て!!
慌てて入り口近くのセスハリアーに乗り込む!
カーンコーンカーンコーン・・・
・・・運転免許証を持つよい子、眠い時に車を運転しちゃだめだからね!!
鐘を追うように走り出す!
そのまま左右に木々生える道路を一直線、しかし、追いつくどころか少しづつ離されてる気すらする・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
それに、このままいけば街だ、街に入ってさっきの音を人々が聞いて眠ってしまったら大惨事になる!
こうなれば、銃を持って窓から狙う!
カーンコーンカーンコーン・・・
しかし、いくら撃っても左右によけられて当たらない!!
カーンコーンカーンコーン・・・
くそっ!なめてんのか!
カーンコーンカーンコーンズドン!!
どこからか来た光線が鐘を撃ち抜いた!?
「またせたな学狼、お前が引き離してくれたおかげで、すっかり目が覚めたぜ!」
鷲ヶ埼さんからの通信!?
あ!セスウィングが基地の方から飛んできてたんだ!!
「さぁ、このまま一気に行くぞ!!」
が、鐘が巨大化しつつ縦横無尽に移動!
カンコンカンコン
「ちょ!?ちょっとま」
ズドン!!
今度は鐘がセスウィングに体当たり!セスウィングが撃破され、鷲ヶ埼さんが飛び出してパラシュートが開くのが見えた・・・
・・・やっぱりダメなのか・・・
車を止めて外に出て、道端の木の裏に入り、
「ウルフォス!!」
さて、今回の相手はこの鐘か・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
一気に爪を叩きつけ
ズギャギャギャギャギャ!!
大きく不愉快な爪音が鳴る!
カーンコーンカーンコーン・・・
っち、効いてないか・・・傷も付いてない・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
ならこれはどうだ!
カーンコーンカーンコーン・・・
「ワオオオオオオ!!」
カーンコーンカーンコーン・・・
くそ、この咆哮も効いてるどころか影響を受けてる感じも
カーンコーンカーンコーン・・・
・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
・・・
カーンコーンカーンコーン・・・
カンコンカンコンうっせっぇえええええ!!
カ・・・カンコン!?
てめぇ!いつまでカンコンカンコン言ってるつもりだぁああああ!!
カ・・・カンコン!?
もういい!決着付けてやる!!
「ワオオオオオオ!!」
私の放った光線が鐘を貫き、爆破、消滅させたのだった・・・
・・・
も・・・もう限界だ・・・
セスハリアー、よし、ちゃんと路肩に止まってるな・・・
僕はその運転席に乗り込んで鍵を閉め、座席を後ろに倒し・・・
基地のみんなが迎えに来てくれるまで、そのまま眠ったのだった・・・
「おい!学狼!俺のこと忘れてんだろ!!パラシュートで降りてようやく道路に出られたんだよ!!セスハリアーで迎えに来い、おい、お~い!!」
zzzzzz・・・
ウルフォスソフビフィギュアシリーズ第六弾!
セスドリル、セスマリナー登場!!
そして、外来種撲滅用ロボット セスパイダー!
機械の使者との決戦だ!!
ホワイヘアー星人、鐘、一筋縄ではいかないぞ!!
肩、腰、膝、肘、鼠経部、首が可動!
セスドリルはドリルが、セスマリナーはプロペラエンジンが稼働するぞ!!
君のイメージで戦わろ!
DXウルフォスソフビシリーズ
06、セスドリル、セスマリナー、セスパイダー、ホワイヘアー星人、鐘!!
ソフビシリーズ、続々!!
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