バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/21

トークミング!! 21
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第21話 射撃訓練
 
 僕は今、射撃訓練場にて、ヘッドセットを耳にかけ、透明のゴーグルをかけ 男三人
 オートマピストルを持ち、人の上半身を模した的を狙っていた・・・ 何してんだろ
 「よくこんなところ日本のネットワークにあったな・・・」     あ、紫舞です
 隣で同じように狙う鋭貴が言い出した・・・           なんていうか、
 「よく見ろ、ここは正確にはエアガンの射撃場だ」  男同士の会合を覗くのって、
 同じくさらに隣で狙いを付けるおっさんの言葉、            ドキドキ
 確かに、幾つものすみに小さい小さい丸い球が              します
 いくつも転がっている・・・                   いやいや、悪
 ピストルの引き金を引き、的の首のあたりに穴をあける  いことしてるわけじゃ無
 「今やってるのは射撃ゲームの練習だぞ?当てるのなら頭にしろ」 いんですけどね
 「わかったよ、おっさん」              この三人と腹割って、って
 「ところで、訊きたいことがあってな」      感じで話したことがありません
 「なんだ」                いや、ミヤ君とはよく話すんだけど、
 「なにー?」         いや、話すっていうよりかはじゃれる、みたいな?
 爆発音と共に今度は鋭貴が頭に当てる    大隈さんとは晩ご飯のメニューとかは
 「今の同棲生活はどうだ?個々人の部屋はあるが、      時々話すんだけどな
  食事その他は同じ場所だ、慣れたか?」   空夜君なんてめったに話さないし、
 「まぁ」             やっぱり、思春期の子とは話しづらいな・・・
 「全然なれないな」                ほら、こう言ってるし・・・
 「ま、お前はそうだろうな」                  私も人付き合い
 火薬の炸裂する音とともにおっさんが頭のど真ん中を撃ち抜く  いい方じゃないし
 「で、だ、お前たちはあの女たちはどう見る?」           え・・・?
 「ん?」                               ・・・
 「どういう意味だ?」             そ、そうだよ!どういう意味!?
 どうしてそんなこと訊くのかよくわからない               ・・・
 「男女の公序良俗を守るのは年長者の務めだと思ってな」   そ・・・そうなの?
 「興味は無い」                      無・・・無い・・・
 「同じく」                    うう・・・そうだよね・・・
 「そうなのか?」               というか、ミヤ君と空夜君はさ、
 「あんなバカ女どもに興味は無い」        私や磨紫那ちゃんを女ではなく
 「僕もそんな感じかな?こっちにも選ぶ権利はあるんだよ? 年上のおねぇちゃんて
  僕ね、フツメンっていうのにあこがれてるんだ、 いう感じで接してくるんだよね
  なんていうか、そういうのが好みそうなんじゃない気がして・・・」 あの二人が
 「そういうおっさんはどうなんだ?」    女として誰かを意識してるならそれは
 「俺はな、酒を飲んで語り合うような女が      美穂ちゃんとか雅ちゃんとか
  好みなんだ」                     あのあたりだと思うん
 「まぁ、確かに、全員お酒飲まないもんねぇ・・・」             だ
 バン!                   あ、あたしはそのあの二人は・・・
 僕のピストルが大きな音と共に発射した弾が的の頭を貫く・・・  と・・・年下の
 「それでは、そろそろ行くか!」               男の子だから!!
 「おう」                         そ、それ以上とは、
 「おー!」                       み、見てないから!!
 
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