バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/8

超鋼合体サヴァイブブラス 8
 
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第8話 飛行盾!シールドシッパー!!
 
 「ねぇお兄ちゃん、水奈途さんとはどうなの?」
 ぶっ!
 がほがほがほっ!
 朝食の席で何いっとるんだこいつは!
 リビングの中央にある机と椅子の正面、一応物が片付けられた部屋の中、
 僕の正面に座る妹がトーストを食いながらそう言ったのだ、
 同じものをほおばる(メニューはそれに目玉焼きと申し訳程度の野菜とウィンナーが添えられている)僕もせき込むというものだ
 「なななななな・・・」
 思わず声がどもる
 「何を言いたいんだ?ってか?」
 じゃなくて!
 「別に、水奈途さんとは何も!」
 「あ、無いんだ」
 少し蔑視するような斜めに顔を傾けた視線、
 そこからいたずらっぽい笑みを浮かべ
 「じゃあ、私がどうにかしてあげる」
 そういったのだった・・・
 そこから、週末の日曜日、青い空の下、ガラスの自動扉があり、上に立体駐車場が見えるショッピングセンター、ちなみに前とは別の入り口で・・・
 「いや~ん!水奈途おねぇちゃん!一緒にお買い物一杯しましょうね!」
 「え・・・あ、はい・・・」
 そう、目前で水澤さんに甘える妹の姿があったのだった・・・
 「ファッションの話とかしましょうね~」
 「私・・・ファッションとかはあまり・・・」
 ほら!水澤さんが目を見開いて戸惑ってるし
 「じゃあ、私が教えてあげますよう!」
 「あ・・・はい・・・」
 と、妹の顔が僕の方を向き
 「ほら!お兄ちゃん!行くよ!荷物持ちしてね!!」
 「はいはい・・・」
 意気揚々と水澤さんの腕引き歩き出す妹、
 こいつ・・・本当は僕の事にかこつけて買い物したいだけじゃないのか・・・?
 そんな中で、ショッピングセンターの中に入っていき、中に入ってみると、左右に上と往復する二組のエスカレーターが奥の広い通路左右に収束するように曲線を描く広場の中央で、でっかい盾が中央にお出迎えする、
 全体的に青く、ツタのような模様の青い半透明の模様が入っている
 ・・・このショッピングセンターのモニュメントかな?
 「なんか?前に似たようなパターン無かった?」
 「無かった無かった」
 一緒に見上げる妹の不安そうな言葉を一瞬で払しょくさせる僕
 「あの、行きません?」
 水澤さんの僕達を小首をかしげて見つつの一言
 「そうだね」
 「うん」
 妹が首を縦に振り、僕たちは先に進む、
 妹と水澤さんが服屋で服を合わせあい、靴を見て、アクセサリなんて見て・・・
 「あ、お兄ちゃん!一人で見てくるから!水奈途さんと一緒に待っててね!絶対だよ!」
 あ・・・ちょ・・・
 左右に店屋が並ぶ中をどこかに駆けて行く妹・・・
 広い通路の中央、傍に白く長方形なひじ掛け背もたれ付きソファもある・・・
 ええっと・・・
 水澤さんの方をぎこちなく見る・・・
 その顔は目を少し見開き、少し唐突な展開に戸惑っているようだ・・・
 「す・・・座ろうか」
 「そうね」
 と、二人してゆっくり座る・・・人一人分空いてるけど・・・
 ・・・なに話せばいいんだ・・・?
 ああ・・・考えてくるべきだった・・・
 「あの・・・」
 うわっ!
 水澤さんの方から話しかけてきた・・・
 「な・・・なに?」
 ぎこちなく水澤さんの方を向く、
 そこに映った表情は特に緊張もしていない表情・・・
 「この間、剣が落ちてきた日に変電所の方に置いて行ったことがあったじゃない?」
 「置いて行ったって直接言うんだね」
 「はい」
 思わず左口端が少し引くつくが、
 まぁ、ここは抑えよう・・・
 「はい・・・」
 「一緒に行きたかったですか?」
 「いや・・・その・・・」
 思わず目線を外して戸惑ってしまう・・・
 ・・・言葉にできない・・・
 「で、その時に、なぜか、あなたを見たんですよ」
 う・・・それは・・・
 「まさか、追って来たんですか?」
 「まぁ、それは」
 ズドォオオオオン!!
 なんだ!?ショッピングセンターの出入り口から、轟音が!?
 そうだ、妹が・・・行ってないだろうな?!
 思わず水澤さんを見て
 「ごめん!様子見てくる!!」
 「私も・・・」
 僕が走り出すと、いつの間にか後ろから水澤さんの気配もするのだった・・・
 ショッピングセンターの入り口の上から機械の恐竜が頭を出してる!!
 ヴェロキラプトルのような二足歩行の少し細身の肉食恐竜・・・
 と、入口を破壊しつつこっちに駆けてくる!!
 ズッドォオオオン!!
 「逃げて、水澤さん!」
 「は、はい!」
 水澤さんが後ろに向く!
 と、盾の方からカードが降ってくる、
 これは・・・!
 急いで宝玉に入れ向こうでカードの光が上から降ってきて一体化している間に手札を取りオープン!
 盾が動いてヴェロキラプトルを防ぐ!
 「俺をカードで呼び出したのはあんたかい」
 盾がそのまま声を発する!
 「ああそうだよ、シールドシッパー」
 「カードの名前を呼んだのか?まぁいい、チェインジ!!」
 盾でヴェロキラプトルを吹き飛ばしつつ四肢を伸ばしつつ四肢の外側を後ろに回し上の端っこがその下盾の中央部の外装と共に後ろに蓋を開けるように回りそこに顔が出てくる、
 凶悪な笑顔が少し似合いそうな機顔に額の中央に盾のクレストが描かれた青い角々のヘルメットをかぶり、胸にもヘルメットと同じクレストが拡大され付いている
 「さらに、」
 「大丈夫か?鉱太!」
 来た!
 壁を壊し、ブラスとサヴが突入してくる!
 「ブラス、サヴ、超鋼合体!!」
 合体する!
 「合体!サヴァイヴブラス!!」
 そして、ヴェロキラプトルと対峙する
 「ブラス、サヴ、僕は大丈夫だよ」
 ブラスがこちらに視線を向ける
 「そうか、それならいい」
 そう言って、改めてヴェロキラプトルの方を向く
 「ギシャアアア!!」
 と、ヴェロキラプトルが跳ね、壁にその両足を付け跳ね返ってブラスに突撃!
 「ぐっ!」
 通り過ぎざまに一撃を加えるとさらにジャンプ!壁で跳ね、今度はシールドシッパーに一撃!
 「ぐおっ!」
 更に跳躍!
 っちぃ、やりづらいなぁ・・・でも、ゲストはまだいる!
 「俺の力が必要かい!?」
 壁をぶち破りカーバスターが入ってくる!よし!
 「サヴァイヴブラス、カーバスター、シールドシッパー、合体!」
 「輪盾超鋼合体!!」
 カーバスターが左右に割れブラスの足下の方左右に付き、シールドシッパーが縦に戻り左手に装備、右手に剣を持ち、騎士のように剣と盾を持つ形態に!
 「合体!カーシールドサヴァイヴブラス!!」
 さらに、足の車輪でヴェロキラプトルを追い壁走る!
 「どりゃぁあああ!」
 「グギャァアアア!?」
 これにはヴェロキラプトルも大口を開けて驚き一瞬動きが止まり、その間に盾で吹き飛ばす!
 「はっ!」
 「グギャア!?」
 さらに地上に着地しつつ
 ここだ!
 「『カーシールドサヴァイヴブラスの効果発動!!相手のパワーをカードの光で得た分×2の4000下げつつ連続攻撃!!』」
 「秘盾、盾投げ斬り!!」
 いきなり盾を投げてヴェロキラプトルの後ろまで回転しながら飛んでいき、そのまま戻ってくるときにヴェロキラプトルを弾き、
 そこにブラスが一気に前進!通りすがりに盾と剣で挟み斬る!
 そして、いつの間にか盾を持ったブラスの背後でヴェロキラプトルが爆発する・・・
 ブラスたちが分離し戻ってくる
 僕は四体を見上げ
 「どうにかなったね」
 「そうだな、それでは、私とサヴは戻るぞ」
 「じゃ俺も」
 「ああそうだ、そのカードは記念にやるよ、じゃあな」
 そう言葉を交わし、四体は乗り物に変形したりして外に(シールドシッパーは盾となり低空を浮いて)駆けて行くのだった・・・
 僕は振り返って水澤さんの元に戻るために駆けて行き
 「お兄ちゃ~ん」
 「広美!?」
 大きく右に通路がカーブするところで声が聞こえた右手の方を見て右手を上げ呼ぶ妹の元に急いで駆ける、そばに水澤さんもいる
 僕はとりあえず妹の方に行き妹を見て
 「大丈夫だったか!?」
 妹は変わりなく多少得意げですらありながら僕を見上げ
 「大丈夫だって、そもそも、エントランスの方にはいなかったし」
 「そうか、よかった」
 「元の場所に戻ったらいたのよ」
 水澤さんの声に妹の斜め右後ろにいるそちらを見る
 こちらも変わりなく元気そう・・・
 「そう・・・ありがとう水澤さん」
 「どういたしまして」
 この微笑みにはいつみても・・・ああいやいや
 「で、私がいない間に何か話した?」
 こちらも変わらない妹の言葉・・・
 まったく、広美ときたら・・・
 妹の方を呆れながら再度見る、僕達を見る楽しく笑ういたずらっ子の顔・・・
 「さ、もう帰ろう、きっと父さんと母さんが心配してるよ、こんな騒動に巻き込まれたんだし、水澤さんも」
 言いつつ水澤さんの方を再び見る
 「そうね、そうしましょう」
 と水澤さんは微笑みながら静かに言ったのだった・・・
 ・・・変電所の兼は結局うやむやにできたけど、また訊かれたらどうしよう・・・はぁ・・・思わずため息だ・・・
 
                             わしの野望を見よ!!
                   ブースターパック 野望のジェラシックゥ!
                        ジェラシックゥテーマ、さらに、
          機動力持ち、カテゴリ機械の強化カードも収録じゃぁあああ!!
                   野望灯すカードバトラーとなれぇええい!!
                   ブースターパック 野望のジェラシックゥ!
                                   Wカード
 
                     挿入歌 守り抜けシールドシッパー!!
                   ♪護れ!護れ!護れ!シールドシッパー!!
                        シールドシッパー!その手で掴み
                        シールドシッパー!皆を守るんだ
                     シールドシッパー!シールドシッパー!
                                みんなのたて~
                       シールドシッパー!危険な場所に、
                      シールドシッパー!すぐに駆け付けて
                     シールドシッパー!シールドシッパー!
                               まもりぬけ~!!
                              シールドシッパー!
 
                  次回、第9話 輝飛珠!スフィアシッパー!!
 
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