バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/7

超鋼合体サヴァイブブラス 7
 
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第7話 乱入剣!ソードシッパー!!
 
 僕はいつもの友達と共に僕の家までの家路を歩いていた・・・
 「いやぁ、鉱太の家で宿題するのも久しぶりだな!」
 「確かにね」
 隣歩く宏太君の声に僕は応える
 「最近色々あったからね」
 「そんな感じですね」
 風棚さんと水澤さんの会話を後ろから聞きつつ
 ズドォン!!
 今の轟音、前にある僕の家の方から!?
 急いで走ると、サヴが家の前の道路から家の裏に向かって吠えてる!!
 よく見ると僕の家の裏に何か大きなものが落ちてる!!
 少し薄い感じの・・・
 急いで裏に回り
 「いやーすまん、ここはどこなんだ?」
 喋る巨大な剣が刺さっていた・・・
 全体が赤く、刃は赤の差しが入った銀の両刃、刃の根元、柄の中央に斜めの剣を模した装飾が付き、柄は大きく翼を広げたようになっている・・
 「ここは僕の家だよ」
 思わず言葉に返す
 「いや、だからだな、ここの地域名とかをだな・・・日本語喋ってるから日本か?もしかして・・・」
 「そうだよ」
 あんたも喋ってるじゃんか・・・
 「げっ!?本当か!?そんなとこまで飛ばされてたのか!?」
 この剣、どっから飛ばされてきたんだよ・・・
 「すまんな、今・・・」
 剣が動こうともがく、というか、微妙に左右に動いてる・・・が・・・
 「抜けねぇぇええええ!!」
 と、剣からカードが落ちてくる、思わず拾う・・・
 「・・・このカード・・・」
 思わず見ると書いてあるのは
 「あ!そのカードやるから、助けて!普通なら抜けるはずなんだけどどっかに引っかかって!」
 ・・・しょうがない・・・
 「サヴ」
 「ガウッ!!」
 サヴが慎重にこっちの方まで回って来て、剣の柄を口ではさみ
 「ガァアアウッ!!」
 思い切り引き抜いた!
 「おお、サンキュ!」
 掲げられた剣がそう言って、宙を飛び、家の前に降りる、
 というか、低空を浮かんでる!?
 「すまなかったなぁ、じゃ、俺は仲間を探しに」
 ズドォオオオオン!!
 今度は右手の方にある変電所の方角から轟音が・・・?
 「もしかしたら俺の仲間が落ちてきたのかもしれないな・・・」
 そう言った瞬間、剣の柄に宏太君が跨り風棚さんが足を奥の方に出し乗っていた
 「え・・・?」
 「お前ら・・・」
 僕が左口端を軽く引くつかせ、剣と共にそう呆れている間にも、宏太君が剣の方を見る
 「仲間がいるかもしれないんだろ!?」
 「喋る剣の仲間、興味深いですわ」
 「・・・まぁいい、帰るときは自力で帰れよ!飛ばすぜ!」
 と、剣が二人を乗せ宙に浮いたまま低空を飛んでいく!
 「うわぉおおお!!」
 「きゃっはー!!」
 おいおい・・・などと呆れていると・・・
 「サヴ」
 え・・・?水澤さん?
 いつの間にか、サヴの首元に水澤さんがまたがっていた
 思わず見上げる僕に水澤さんはいたずらっぽくウィンクと同時に舌を出し正面を向いて右拳を上げ
 「ゴー!!」
 「ワォオオオ!!」
 サヴが水澤さんを乗せたまま剣を追って駆けて行った
 ああもう!みんな勝手なんだから!!
 「ブラス!
 「了解だ!鉱太!!」
 ブラスに乗り込みサヴを追って走る、
 そして、住宅街の先にそれは見えてきた、
 あれは・・・機械のブラキオサウルス!?
 背中に電線の通る鉄柱など背負っている!
 やっぱり・・・
 急いでブラスを降りると、ブラキオサウルスを見上げる宏太君と風棚さんと剣の声が聞こえてくる
 「おい!これがお前の仲間なのか?」
 「ですの?」
 「違うに決まってんだろ!」
 そこでブラキオサウルスがその頭を振り下ろして来る!!
 「チェインジ!!」
 剣の柄の下が左右に少し別れ外側を前にするように回り、
 柄の左右が下りて拳が出て両腕になり、
 刃が後ろに回って斜めとなり上に引き長い長い刃を背負ったような形態となる、
 赤いヘルメットと胸の中央に小大の剣のクレストを付け、ニヒルな笑顔似合いそうな機顔、
 「ソードシッパー!!」
 それが右拳を前に出しながら叫ぶ!
 ソードシッパー・・・?
 「ぬぉりゃあ!!」
 ブラキオサウルスの頭をソードシッパーがその両手で受け止める!
 「ぬぉおおお!」
 だが、徐々に押され
 「ドーーーーン!!」
 そこに水澤さんに指示されたサヴが突っ込んで中断させる!
 「助かったぜ!」
 と、改めてサヴ、ソードシッパーとブラキオサウルスが対峙する、
 そこで空が曇り、カードの光が出て来て、ブラキオサウルスに重なっていく
 「グワォオオオオ!!」
 咆哮によりサヴが体を、ソードシッパーが両腕を交差させて盾にするもひるむ
 ・・・やっぱり・・・
 「行ってブラス!僕はここから援護する!」
 「わかった!」
 ・・・そうだ、あのカード使ってみよう・・・
 カードを宝玉に加え宝玉から手札が飛び出し、手に取る、よし!
 「チェインジ!!」
 ブラスがロボモードに、さらに、
 「ブラス、サヴ、超鋼合体!!」
 サヴが頭を下げて水澤さんを降ろし、二体が合体する!
 「合体!サヴァイヴブラス!!」
 さらに、ソードシッパーとジェットバスターを召喚!
 「おお!力があふれてくるぜ!」
 「俺を呼んだかっ!!」
 戦闘機が空から飛んできて
 「チェインジ!!」
 ロボに変形!
 「おいおい、一体どうなってんだ!?」
 「理解が追い付きませんわ・・・」
 「えーっと・・・」
 宏太君、風棚さん、水澤さんがそろって辺りを見回す中で近くの電柱に思わず身を隠す、
 ・・・今、水澤さんに見られたような・・・
 いや、今はやるべきことをやろう!
 「飛剣超鋼合体!!」
 ジェットバスターが戦闘機に戻りつつ機首を後ろ上に回して底面からサヴァイヴブラスと合体!
 さらに、剣に戻ったソードシッパーをサヴァイヴブラスが右手に持ち、
 「合体!ジェットソードサヴァイヴブラス!!」
 そのままその剣でブラキオサウルスを斬り裂く!
 「グギャォオオオ!!」
 さらに上空に飛び
 「『ジェットソードサヴァイヴブラスの効果発動!!相手のパワーを1200下げつつ連続攻撃!!』」
 「秘剣、燕返し!!」
 大きく宙返りしつつ剣に青いオーラと勢いを溜め
 「はぁぁあああ!!」
 ブラキオサウルスを通り過ぎざまに真っ二つ!剣を前に構え直す中でブラキオサウルスが大爆発を起こした・・・
 そして、全員分離し、ジェットバスターがロボになりつつ手早く離れ、
 「じゃあな!」
 右手を上げ振り、飛行機に戻って飛んでいき、
 ブラスもこちらに戻ってくると、
 ソードシッパーは宏太君、風棚さん、水澤さんのそばまで飛び、
 「それじゃあな、坊主ども!」
 「お・・・おぅ!」
 ソードシッパーのその言葉に宏太君が戸惑いながら返すと、
 ソードシッパーは振り返り低空を飛んでいく・・・
 ・・・高くは飛べないんだろうか・・・
 
 「本当にそんなことがあったんだよ!」
 翌日、そう言って昨日のことを教室の皆に訴えかける宏太君がいた・・・
 しかし、クラスの皆は信じられないといった感じで目を逸らし、流すのだ
 思わず声を掛ける僕
 「まぁまぁ、宏太君、僕は信じるからさ、昨日の剣も見たし・・・」
 「おお!心の友よ!!」
 そう言って、宏太君は僕に泣きついてくるのだった・・・
 まったく・・・
 
                 君のサヴァイヴブラスターデッキを強化しよう!
            ブースターパック ジャスティス・サヴァイヴブラスター!
                    サヴァイヴブラスターテーマのみならず、
                機動力持ち、カテゴリ機械の強化カードも収録!!
            これで君も、サヴァイヴブラスターのカードバトラーだ!!
            ブースターパック ジャスティス・サヴァイヴブラスター!
                                   Wカード
 
                      挿入歌 斬り裂けソードシッパー!!
                         ♪ソードシッパー!空飛ぶ剣!
                         ソードシッパー!その身体で、
                           悪を斬り裂く、機械の剣!
                           悪と戦うソードシッパー!
                           勇敢の剣ソードシッパー!
                       ソードシッパー!ソードシッパー!
                    どんな敵でも、、、斬り裂いていけ、、、
                              ソードシッパー!!
                             ソードシッパー!!!
 
                  次回、第8話 飛行盾!シールドシッパー!!
 
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