バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/6

超鋼合体サヴァイブブラス 6
 
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第6話 3体合体!レイジバスター!!
 
 サヴを引っ張り公園まで来る、
 まったく、毎日毎日・・・
 「いやいや、助かるぞ、鉱太、サヴ、お前も鉱太の言うことはしっかり聞くようにな」
 「ガウガウ」
 全く、通信機越しでもブラスの言うことはちゃんと聞くんだから・・・
 ん?
 公園の木の枝の上、片足を垂れ下げ、気だるげに一人の女性が寝転んでいた、
 幹の方に頭を預け、白衣を着ている、下はクリーム色の厚着とズボンなのだが・・・
 その長い髪は宝石のような緑だ・・・見間違いかな・・・
 が、瞬きする間にその女性は消えてしまった・・・
 ・・・?見間違いかな・・・?
 最近どうもそういう現象が多い気が・・・眼科に行った方がいいかな・・・?
 あれ?でも手紙みたいなのがある・・・?
 近づいて手に取って見ると、ブラスの相棒君へと書かれた封筒と、
 中に召喚コストのみが書かれているカードが数枚入っていたのだった・・・
 でも、このカード、簡単には召喚できない・・・僕の持つカードで補強できないかな・・・?
 ここをこうして・・・
 宝玉を取り出し内部のカードを入れ替え・・・
 ズドォオオオオン!!
 な・・・なんだ!?
 「今の音は・・・?」
 思わず音が聞こえた住宅街の向こう側の方を見る
 「様子を見に行こう!今、鉱太は公園か?」
 通信機からの声に思わずそちらを見て声を荒げる
 「そうだよ!」
 「よし、それなら迎えに行こう、ちょっと待ってくれ!!」
 迎えに来たブラスに乗り轟音のあった方に行ってみれば、そこにあったの遊園地・・・
 遠くに見える円状の観覧車や空を走るジェットコースターのレールに観葉樹木・・・
 が、それを巨大な恐竜二種が壊しているという異様な光景・・・
 中程度の四肢と首の長さを持つレドゥマハディサウルスと背に大きなとさかを持つ肉食恐竜スピノサウルスだ・・・
 「初めましてでござるな」
 「レースの時は世話になったな」
 「久しぶりじゃのう、あの時は世話になったの」
 あれ、上空にステルス機とバイクのタイヤを横に倒したホバー機、それにバルカン持つヘリコプターが・・・
 「チェインジ!!」
 「チェインジ!!」
 「チェインジ!!」
 ステルス機の搭乗部が後ろに行きつつそこに機械の忍者のような顔が現れ、株のブロックが四肢を伸ばすように両手両足を出す、
 バイクの上部が四肢を伸ばすように変形し
 ヘリコプターが人型に変形する
 「ステルスニンジャアでござる、以後、お見知りおきを」
 人型に変形したステルス機が宙に立ったまま両手を合わせお辞儀する
 「ホォバァバイカァアだ、よろしくな」
 バイクが人型になった者がこちらを見つつそう言ってくる
 「以前に言ったが、ヘリマッドォオじゃ」
 ヘリが変形したものが見下ろしながの言葉
 「というわけで、この二体と相手をしてもらうでござる」
 「世界の平和を守りたいなら、これぐらいはできるはずだ・・・」
 「それじゃあの」
 と、三機がステルス機、ホバーバイク、ヘリに再度変形、全く違う方向に飛び去って行く
 同時に、二体の恐竜がこちらに歩いてくる!!
 対して三機は一気に飛んでいき、
 あ・・・!もう見えなくなった!!
 「とにかく、恐竜たちをどうにかするのが先だ鉱太!サヴ?行けるか?」
 「ガウッ!」
 サヴが吠え応える!
 「よし!サヴ、超鋼合体だ!!」
 カード無いけど、行けるのか?とりあえず、叫んでみる
 「超鋼合体!!」
 サヴが胸を開けた人間型になり、そこにブラスが変形しつつ合体し、
 「サヴァイヴブラス!!」
 あ、合体できた!
 さらに上にカードの陣が出現、二体の恐竜にカードの光が重なり、宝玉から五枚のカードが!
 ・・・出てきたカード、この組み合わせは・・・
 「『まずは、ブラスを召喚しマシン・エナジ・サヴァイヴァラッシュバースト!!を発動しつつ、ジェットバスター、カーバスター、ライナーバスターのバスターズを召喚!!』」
 正面空から戦闘機が、左方からスーパーカーが、右方からドリル新幹線が駆けて来て、
 それぞれが人型に変形する
 「チェインジ!ジェットバスター!!」
 「チェインジ!カーバスター!!」
 「チェインジ!ライナーバスター!!」
 そして、互いに見て
 何だお前は!
 全員が人差し指差し叫ぶ
 いや、全員記憶無いとか言ってたしなぁ
 でも名前からして明らかに関係ありそうだし
 まぁいい!協力してこの場を切り抜けるぞ、おぅっ!!
 あ・・・右拳握って右腕縦立て団結した・・・
 そして、三体でスピノサウルスに向かって行く!
 「なら私はこっちだ!」
 ブラスがそう言ってレドゥマハディサウルスの方に走り向かう!
 ブラスがその剣を振るいレドゥマハディサウルスに斬りかかるも瞬時に左に飛び避けられた、
 対して、バスターズ(勝手に命名)達はスピノサウルスに向かって行く
 ジェットバスターが空を周り飛んでスピノサウルスの気を散らせ、
 「よっはっ!」
 スピノサウルスはその口で捕まえようとしてる間に
 カーバスターが銃撃で
 「はぁああ!!」
 スピノサウルスをひるませ
 ライナーバスターが走り込んで
 「でりゃあああ!!」
 その両腕のドリルを叩き込む!
 が、スピノサウルスがその大口を上げ
 「キシャアアアアア!!」
 咆哮でバスターズの動きを止め、
 そこからの突進で巨体でまとめてバスターズを吹き飛ばす!
 ジェットバスターが壁にぶつかり
 ドゴォ!
 「がはっ!」
 カーバスターが床に激突し
 ガァン!!
 「ぐはっ!」
 ライナーバスターが床に転がる
 ドッ!ガッ!ゴッ!
 「ごはぁあ!」
 ジェットバスターが壁に埋まったまま口を開く
 「一撃でこれかよ・・・」
 カーバスターが弱々しく顔を上げる
 「これ・・・やれんのか・・・?」
 ライナーバスターが仰向けからその目をスピノサウルスに向ける・・・
 「だが・・・」
 負けるわけにはいかない!!
 ジェットバスターが宙に浮かび、カーバスターが立ち上がり、ライナーバスターが立ち構える、
 ・・・これ無しで行けるかと思ったけど・・・
 「ジェットバスター!カーバスター!ライナーバスター!」
 バスターズが僕の方を見る
 「何か用か?」
 「なんだ?」
 「話なら手短にな」
 ジェットバスター、カーバスター、ライナーバスターがこちらを見る
 こいつで!
 そのカードをチャージゾーンで表にすると、いつの間にかカードがコスト以外の全てが描かれていた・・・
 そのカードを見て改めてバスターズの方を見、宣言する!
 「僕は、ジェットバスター、カーバスター、ライナーバスターに、今こそ、合体!!」
 ジェットバスターが己の両手から体をを不思議そうに見る
 「なんだ?」
 カーバスターが戸惑い体に力が入る
 「体に力が・・・?」
 ライナーバスターが顔を上げ叫ぶ!
 「うぉおおおお!!」
 バスターズが宙に飛び、それぞれがビークルへと変形!!
 カーバスターが左右に分かれ、後部が下となってそこに巨大な両拳が飛び出し。
 ライナーバスターは下の方のみ左右に分かれさらにその下よりつま先が、上からドリルが外れ、
 ジェットバスターの搭乗部辺りが180度回転して裏返されながら二つに折りたたまれボディを形成、
 ジェットバスターが上半身、カーバスターが両腕、ライナーバスターが下半身、となり合体!
 両肩にドリルが付き、上から爽やかな機顔が出て、そこにヘルメットより機マスクが付く!
 ヘルメットには上に左右にドリル、額にタイヤに戦闘機の羽の付いた装飾が付き、
 胸に三分割され、それぞれに戦闘機の羽、車、ドリルを模したクレストが付いている
 それが思い切り右拳を前に出す
 「合体!レイジバスター!!」
 そのままスピノサウルスに左拳を叩きつけ、ひるんだところに右回し蹴り!
 壁に叩きつけつつ一気に近づき右拳でジャンプアッパー!
 「グォオオオオ!!」
 さらに地上に着地しつつ再度跳躍!スピノサウルスを掴み空中一本背負い!!
 凄い・・・ロボットの格闘戦・・・
 とと、僕もやることやらないとね!
 「『サヴァイヴブラスの効果からレイジバスターの効果発動!スピノサウルスのパワーを500さげ2回攻撃』!!」
 スピノサウルスの背が叩きつけられ跳ねる!
 「さぁ、とどめだ!」
 レイジバスターが開いた両手の手首を合わせて右腰だめに構え、足を踏み込み、
 両手の間に青いエネルギー球を形成・・・
 両手を勢い良く前に出してエネルギー球からレーザーを発射!!
 「はぁああああ!!」
 レーザーがスピノサウルスを貫き、スピノサウルスが爆発!木っ端みじんに!
 「こちらを負けてはいられないな、鉱太!」
 「わかったよ!」
 「援護します!!」
 レイジバスターがふいに飛び蹴り!
 レドゥマハディサウルスがぶち当たり吹っ飛ぶ!
 「今だ!」
 「サヴァイヴブラスでラストだ!!」
 「行くぞ!」
 ブラスが剣を掲げ、剣に青いオーラが纏われ
 「はぁああああ!!」
 レドゥマハディサウルスを縦に叩き斬り、レドゥマハディサウルスが爆発し消滅した・・・
 
 遊園地の入り口の前で、サヴァイヴブラスとレイジバスターが向かい合う
 「これからよろしくなレイジバスター!」
 「ああ!サヴァイヴブラス!
 そう言って、右手で力強く握手したのだった・・・
 
 「バスター共が合体・・・だと?」
 「はっ」
 わしの玉座の下で、部下三体が片ひざを付き、中央のステルスニンジャアが頭を下げる
 「合体しなければどうにかなったんですがね・・・」
 頭を上げたままそう言葉を続ける左のホォバァバイカァア、
 わしは右のヘリマッドォオの方に顔を向け、
 「どうなんだヘリマッドォオ?合体プログラムはわしとブラスにだけ存在しているものじゃないのか?」
 ヘリマッドォオはようやく頭を下げ
 「そのはずなんですが、あの三体にはそもそも合体機構そのものは存在していたようにお見受けする」
 「なんだと!?」
 合体機構はあいつらにもあった!?
 「合体は機構とプログラム、両方が存在していなければできません」
 「ならばプログラムはどこから来たのだ!?」
 「おそらく・・・外部から入力された・・・」
 外部だと!?いったいどこから・・・?
 いや、入力すればできるなら・・・
 わしは改めてヘリマッドォオの方を見据え
 「なるほどな・・・その出所、もしくは・・・」
 「私達で作れと?」
 察しの良い・・・
 「そうだ」
 ヘリマッドォオが改めて顔を上げ、右口端を少し上げた面白い強く感じていそうな笑顔を見せる
 「いいでしょう・・・しかし、注意なされよ」
 「何をだ?」
 「外部から入力されたということは今後、彼らが自身たちで合体する可能性があるという事」
 くくく・・・実に愉快だ・・・
 「ふん!そのぐらい、どうにかして見せるわ!」
 「わかりました、それではわしは調査と研究に戻りますじゃ」
 その言葉に、ステルスニンジャアとホォバァバイカァアがヘリマッドォオの方を顔向け顔上げ見る
 「では我らも、それらに協力するでござる」
 「俺もそうさせてもらうぜ」
 言って、彼らはビークルに戻り、振り返って去っていく・・・
 にしても、合体プログラムが我ら以外にもあるかもしれないとはな、面白い・・・実に面白いぞ!
 「ふはっ!ふはっ!ふははは、はははは・・・!!」
 わしの笑い声が、アジト中に響き渡っていく・・・
 
                          三体合体レイジバスター!!
               ジェットバスター、カーバスター、ドリルバスター、
                三体が変形合体!怒りの戦士、レイジバスター!!
           必殺エフェクトパーツで決めろ!怒りのレイジストレート!!
               ジェットバスター、カーバスター、ドリルバスターに
          ツインズバスターズ、さらにレイジバスターのカードが付属!!
                     バスターズが君のデッキを強化する!!
                        DX三体合体レイジバスター!!
 
                      挿入歌 怒りの戦士レイジバスター!
                       ♪レイジバスター!怒りで戦う!!
                         レイジバスター!三体合体!!
               ジェットバスター!カーバスター!ドリルバスター!
                    今こそ合体だ!完成!レイジバスタ~!!
                   空駆け地走り打ち砕け~レイジバスタ~!!
               ど・ん・な・敵・で・も、ど・ん・な・敵・で・も、
                    ど、・ん、・な、・敵、・、で、・、も、
                    戦え~戦え~戦え~レ・イ・ジバスタ~!
                             レイジ・バスタ~!!
 
                   次回、第7話 乱入剣!ソードシッパー!!
 
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