バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/5

超鋼合体サヴァイブブラス 5
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20211008203950p:plain
 
第5話 超貫通!ドリルバスター!!
 
 サヴの散歩から帰ってきて、ガレージにてブラスの横に座り話す、
 「そういえば、この近くでいきなりクレーターが出来たんだって、山の方でさ・・・」
 「ふむ・・・カタストロ達の仕業かもしれない・・・」
 ううん、あいつらの目的もわからないしなぁ・・・
 「でもいつ行く?昼間じゃ、父さんもブラスがいないことにさすがに気づくだろうし」
 「とすると・・・」
 夜か・・・
 僕とブラスの声がひそかに唱和したのだった・・・
 
 「ふわぁあああ!眠い・・・」
 家の玄関から出たところで思わずあくびが出る・・・
 「ゆっくりしている暇は無いぞ鉱太!朝までに戻らなければ!」
 そ・・・そうだね、ブラス!そうじゃないと父さんと母さんと広美が気付いちゃうかもしれないからね・・・
 心の中で玄関前のブラスに応える
 「さ、乗るんだ」
 目の前の助手席の扉が開き、僕はそこに乗り込む・・・
 
 住宅街横の大通りから山間を大きく回るように山道に入り、
 そこから左右に木々生えた山道に入る、しかし、道が舗装されておらず振動する・・・
 「ちょっとととと振動ががががひどくないいいいい?」
 「大丈夫だ鉱太!あともう少しだ」
 「そういえばばばばこのあたりにににに新幹線のレールがががが・・・」
 「今遠くに見えているな・・・」
 本当だだだ森の向こうに見えるるるる
 「運航とかかかか大丈夫かなななな」
 「ふむ・・・今一つ通ったな、おそらく大丈夫だろう」
 「そうなのののの」
 そんなこんな会話しながら脇の茂みに無理やり入って行き・・・
 「そろそろつくぞ」
 着いた場所には森林内にいきなり大きなクレーター・・・
 大きな半球状の後がくっきりとあり、周りに木が放射状に倒れていたりする・・・
 「ここまでのクレーターなら大きな爆発などがあったのでは?」
 「いや、そういう音は無かったらしいよ・・・」
 ブラスの疑問にネットで得た情報をしゃべる僕
 「ううむ・・・だとするなら」
 「でひゃひゃひゃひゃ!わしの実験を察してくるとは、さすがブラスと言ったところか!カタストロ様が目をかけることはある!!」
 上からヘリコプターが下りてくる!?
 な・・・なんだ!?誰の声!?
 「お、お前は!?」
 「わしの名はヘリマッドォオ!!カタストロ様の部下の科学者じゃ!!」
 カタストロの・・・部下!?
 ブラスの声に狂気じみた声で答えるヘリマッドォオ!?
 「チェンジ!」
 ヘリの上より頭が出て後部を下に降ろしてそのまま後ろのローター部が前まで回ってつま先となり後部が左右に分かれ、
 下のバルカン部が両脇を上げるように変形して下に伸びバルカンを下に備える両腕となる
 「さぁ来い!」
 その声に呼応し森の奥より歩行し現れたのは、固い頭頂部を持つ、二足歩行の恐竜、宝玉には・・・パキケファロサウルスって映ってる!?
 「グォオオオオオ!!」
 パキケファロサウルスが跳躍し、地上に頭を叩きつける!
 その衝撃で周りに複雑な風が巻き起こる!
 「まずい!鉱太!乗れ!」
 と、ブラスに急いで乗り、来た道を戻る!
 そして、ブラスが止まり、ブラスから降りて後ろを見ると、クレーターに重なるように新しいクレーターができていた・・・
 「なるほど、細かい風でクレーター状に土を破壊しつつ竜巻で槌や石を巻き上げクレーターみたいなものを作っていたのか・・・」
 これなら、やり方によっては大きな音も出ないと・・・
 ブラスの言葉に感心してしまう僕・・・
 「おお!実験は成功じゃ!!」
 言いながら視線をクレーターからパキケファロと向け「では、パキケファロ・ジェラシックゥウ!」さらに、目線を僕達に向け「そいつらを始末して帰って来い!わしは一足先に帰るぞ、でひゃひゃひゃひゃ!」
 ヘリマッドォオが顔を上げるほど大笑いしヘリに戻りどこかに飛んでいく・・・
 さらに、パキケファロの上に五枚のカードが浮かび、パキケファロに向かって行って同化する!!
 「グォォォォォォオオオオオ!!」
 ええい!ヘリマッドォオを追いたいけどパキケファロをどうにかしないと!!
 宝玉からカードが出てきて、僕はブラスとサヴともう一枚・・・
 「ワオォオオオオ!!」
 「サヴ!来たか!!」
 サヴが山道を木をきしませながら強引に駆けてくる!!
 「ブラス、サヴ、超鋼合体!!」
 僕が叫び、二体が合体する!
 「合体!サヴァイヴブラス!!」
 右拳を前に出してセリフを決めるとパキケファロが頭を向けこっちに走り込み、その頭を叩き込んでくる!
 「ぐぬぅ!」
 ブラスが両腕で防ぐが、複雑な風がブラスを吹き飛ばそうとする・・・しかし、耐え抜いた!!
 「くそう、ぐっ!」
 反撃にでようとするも、頭を様々な方向から振り回しての連続攻撃がブラスを襲う!
 ブラスは防御体制のまま動けない!
 「『サヴァイヴブラスの効果でパキケファロのカード分で上がったパワー×二を下げる』!」
 ブラスが青いオーラに包まれるも、これだけじゃどうにもならない!
 と、視界の端に高い場所にある新幹線のレールが映る、
 そこに新幹線が走ってきて前後の一両が外れ、外れた二両が橋げたを降りるようにレールから降りる過程で前後がつながり、
 森林をぶった切ってこっちに走ってくる!?
 その間に新幹線の外装が外れるように偽装が外れ、その正体があらわになる・・・
 それは大きな金色のドリルを先端中央に持つ真っ黒な新幹線!
 ドリルを回転させて森林を貫きながらこちらまで来てパキケファロに横から体当たり!
 「グゥオォオオオオ!!」
 何とか体制を立て直し頭で新幹線を吹き飛ばすパキケファロ!
 「チェインジ!!」
 先頭車両と後部車両がドリルを並べるように左右に並びドリルを上げるように立ち上がり、下からつま先が出てきて、
 前部が左右に分かれて下に行き、脇側のドリルの下から開いた拳部が出てきて握られて拳部となり上から東部が出てくる!
 上左右にドリルが出ている黒いヘルメットを着けた力強い機顔に、胸に横からドリル新幹線が出てきたような模様を持ち、両手首の上に大きなドリルが付いたロボットとなる
 「ドリルバスター!!」
 言いながら両こぶしを握って腰元前に出した力強いポーズを決める!!
 「ド・・・ドリルバスター!?」
 「自然を破壊するやつは許さねぇ!!助太刀するぜ!!」
 自然はあんたも破壊してただろ・・・
 ブラスが驚いている間にもパキケファロに向かって走り込むドリルバスター!!
 「行くぞぉおおお!!ドリルパンチ!!」
 さらに両手のドリルを一気に叩きつけていく!!
 パキケファロも頭を突き叩きつけ、互いに一瞬硬直、
 「『ドリルバスターの効果で防御を貫通!!』」
 そのままドリルバスターのドリルがパキケファロの頭を弾く!
 「そこだぁあああ!!」
 さらに、ドリルが右ジャブ、左ストレート、右アッパーと決まり、パキケファロが回転しながら上に飛ぶ!
 「今だ!!」
 「わかった!」
 応えるブラスの剣に青いオーラが集中、
 「はぁあああああ!!」
 跳躍してパキケファロを大上段から一気に叩き斬り、着地して振り返る中でパキケファロが爆発、消滅した・・・
 と、そこにドリルバスターが駆けて来て僕達に話しかけてきた
 「いやぁ、すごかったな!またあんな奴らを見つけたら呼んでくれよ!じゃあな、おっと、ダイヤが遅れてるぜ!!」
 と、ドリル新幹線に変形し、元の場所に戻ると新幹線に戻りながら走って行ったのだった・・・
 
 「実験の結果はどうだった?ヘリマッドォオ」
 「順調ですじゃ!カタストロフ様!!」
 玉座の上より目を見開き興奮するヘリマッドォオを見下ろす、
 このヘリおっさんは科学者らしいのだが出会ってからこれいまいちようわからん・・・
 「この実験がうまく行き続ければでひゃ、でひゃ、でひゃひゃひゃひゃ・・・!」
 いきなり笑いだしたりするし、
 科学なぞ、何が面白いのか・・・
 とすぐにこちらに向き直り
 「では、わしは実験を続けますのでな!でひゃ、でひゃ、でひゃひゃひゃひゃ・・・!!」
 笑いながら振り返り、奥の両開き扉に向かって歩いて行った・・・
 ・・・まったく・・・
 
                     野望合体!ジェラシックカタストロフ!
                     ジェラシックゥスタンダードデッキ!!
                          ジェラシックゥのモンスター
                   サポートリサイクルとスマッシュを収録!!
                             高パワーで圧倒だ!!
               スタンダードデッキ、ジェラシックカタストロフ!!
 
                      挿入歌 ドリル突貫ドリルバスター!
                    ♪ドリルドリルドリルドリルバスタ~!!
                 岩を砕け敵を砕け全て全て全て削り貫~け~!!
                     ドリルドリルドリルドリルバスタ~!!
                  回る二つの鉄錐が~敵の守りを打ち砕く~!!
               ガードも~ブロックも~シールドも~マウンテンも~
                       全部全部全部打ち砕~くんだ~!!
                     ドリルドリルドリルドリルバスタ~!!
                                  回せぇ!!
 
                  次回、第6話 3体合体!レイジバスター!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――