バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/4

超鋼合体サヴァイブブラス 4
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20211008203950p:plain
 
第4話 超疾走!カーバスター!!
 
 「ほら、サヴ、来るんだ!!」
 僕は住宅街の散歩道をサヴを引っ張り歩く・・・
 まったく、大型犬の散歩って疲れるなぁ・・・
 「あら?鉱太さん?」
 「あれ?何してんのよ?」
 水澤さんと風棚さん?
 十字路の右から出てきた二人と会う
 「散歩だよ、飼い犬の散歩!」
 「散歩ですか?」
 とそう言って二人はサヴを見上げる
 「うどわっ!」
 行きなり半歩引いで目を見開いた驚いた表情を見せる風棚さん
 「あら可愛い」
 そう言って近づこうとする水澤さん、
 と、いきなりサヴが頭を下げ
 「あら、よしよし・・・」
 水澤さんがサヴの頭を右手で撫でる・・・
 お前、僕が散歩してる時はあんなに抵抗しておいて・・・
 「ああ・・・」
 風棚さんもまぶたを真横にした呆れた目をしている・・・
 「あ、そうだ!」
 ん?何だろ、風棚さん、いきなり・・・
 風棚さんが立ち直りつつ僕を見て
 「今ね、新しいアミューズメントパークに行こうかって話してたの!」
 「なるほど、鉱太さん達も誘うんですね?」
 水澤さんも楽し気にそう言ってくる
 「で、来るでしょもちろん!」
 「まぁ、行くけど・・・」
 「じゃあ後は、」風棚さんが思い出しつつも少し楽し気に「宏太の奴も誘って、あ、でも、ちょっと遠いから電車で・・・」
 「それなら、父さんに行って車出してもらおっか?」
 風棚さんは少しいたずらっぽい笑顔を浮かべ
 「あ、いい?それなら頼んじゃおっかしら?じゃ、お願いね!」
 「お願いしますね」
 水澤さんの背後からの声に、僕は思い切り振り返り笑顔と元気満載で答える!
 「了解!」
 
 来たのは広大な駐車場の向こうにある平べったいレンガ造りで上に巨大な車の模型の乗った建物、
 「中では様々な車のゲームや車の展示が楽しめる車のエンターテインメントパーク、らしいですわ」
 ガラスのスライド自動ドアの前で水澤さんが見上げそう言った、
 中には明るい建物内で床にはチェスの様なチェッカー模様がある・・・
 「女の子が来るには場違いじゃないか?」
 「あら、あなたたちがすきそうだと話してたんですのよ」
 右手の方で宏太君が正面から、風棚さんが自身を両腕で抱きながら背中を向けて斜め上から、互いに鋭い視線を飛ばしてる・・・
 また言い争い始めようとしてるよ・・・
 「それじゃ、行っておいで、私はそれとなく見守ってるからね・・・」
 はぁ~い!
 後ろにいた父さんの声を受け、僕達は中に向かって駆けだした・・・
 
 中に入り、スーパーカーを始めとした軽自動車やトラック、工事の車等の車の展示、それらの車の展開図やパーツを見たり、土産物屋を見る、
 そして、様々な車のゲームを集めた上前面に画面の付いた横から見たら后字型の筐体が並ぶアーケードゲームコーナーに行き、
 「さ!あと一人だよ!」
 あれは・・・?
 幾つもの車の座席が四つごとに分かれて並び、運転席の所ではちゃんとハンドルとアクセルとブレーキもあるゲームの筐体・・・?
 そこで案内係と思われる髪を上後ろで丸結びして白、青、赤のつなぎと帽子を着けた少しやらかしたような成人女性が呼び掛けているのだ、
 「なんだろ?」
 と、女性が僕の方を見る
 「ああ!君達、こっちに!」
 僕たちは近づき、
 女性が僕達を見て
 「これはね、実際の車でレースをしてるように体験できる機械なの」
 へー
 「さぁ、参加する?費用は要らないわ」
 「でも、運転手一人なんでしょ?」
 「まぁね」
 「じゃあジャンケンだな!」
 後ろの宏太君の声に僕達四人で向かい合う
 ジャンケン・・・ポン!
 出した手は僕がグー、水澤さんがパー、宏太君と風棚さんがチョキだ、
 つまり
 あいこ、でしょ!
 そう言って次いで出した手は僕がチョキ、他がパー
 僕の勝ち!
 「いよっし!」
 思わず右ひじを引いてガッツポーズし、
 「負けちゃった」「ちぇ」「次こそは・・・」
 水澤さんがお茶目に、宏太君悔しそうに、風棚さんが自分の出した手を自分お顔の前に持って来て睨むように、それぞれが悔しそうな様子を見せる中で僕が運転席、宏太君が助手席、他が後ろに座る中で
 窓が閉まり、窓に映像が映し出される、
 お!映る映像はレース場みたい!!
 なるほどカメラを搭載したリモコンカーを動かす感じか・・・
 でも、周りの車もそれぞれ車っぽくなってる、CG合成っぽいけど!!
 と、上の横三つ丸の単色信号のようなシグナルが・・・一番左の一つ目が赤・・・
 画面に操作説明が出て、そのまま
 二つ目の赤に灯り、三つ目の赤が灯り、赤が一気に緑に変わる!
 アクセルを踏んで一気に走りだす!!
 第一コーナーを右曲がり、そのまま左に、
 少しの直進から大きく右に回ったところでバックストレート、大きく右に半円曲がってゴールラインが見え直線から一周・・・
 ・・・ん?バイク・・・?そういう選手もいるのかな・・・?
 そのまま二週目に入り三週目、最終コーナーで僕たちの車とバイクの一騎打ち!
 一気にアクセルを踏んでいく!
 も別の車が前に!バイクが前に先制していく!
 ・・・負けるもんか・・・!
 前進してできた車とバイクの間を稲妻のように一気に抜け、一位を獲得する・・・
 
 「おっし!」
 思わず力強く右拳を握る!
 「じゃ、次は俺だな」
 「ジャンケンよジャンケン!!」
 「そうですね・・・」
 三人の声が響く
 「グォオオオオ!!」
 なんだ?外から恐竜の咆哮・・・?
 
 声が聞こえた方、建物の裏に行くと、なぜかレース場の上に鋼鉄の二足歩行の小型の肉食恐竜がいた・・・
 あれ・・・まさか、今のロボット
 それが暴れて辺りを破壊する!?
 「皆さん!避難してください!」
 男性の定員であろう声が建物の方から聞こえ
 「鉱太くん!」
 「行くぞ!鉱太!」
 「あ、うん!」
 水澤さんと宏太に言われ一緒に建物の表の駐車場の方に・・・
 に見せかけて外れ、通信機でブラスに連絡する、
 そして、ブラスと共に元の場所に戻る
 と、建物を破壊していた恐竜が、レース場のスタートラインに・・・
 さらに、上空が暗くなり、カードが浮かぶ・・・
 同時に、宝玉からカードが・・・
 「よし、それなら付き合うぞ!!」
 あ、ちょ、ブラス!
 ブラスがスタートラインに並ぶ、
 僕も急いでブラスに乗り込み、恐竜が近くの瓦礫を加え、上に放り投げ・・・
 ズドン!
 瓦礫が落ちた瞬間に二者が走り出す!!
 そうか!このレース場、さっきのゲームの・・・ここでやってたのか!!
 ブラスと恐竜が走って行くも、恐竜の方が速い!
 くそ、このままいかせてたまるか!!
 カード・・・よし!
 ブラスとサヴを召喚しつつ、さらにもう一体召喚して・・・
 「サヴ!」
 いつの間にかサヴが横に来て走っている、しかし、追いつけない!
 恐竜が笑っているように見える・・・
 右、左、左、バックストレート、さらに大きく右コーナーを回ってゴールラインが見えて・・・
 ドガシャアアアアン!!
 とそこでいきなり建物の裏が破壊され、白と青のスーパーカーが飛び出して来る!
 そのままレース場に降り立ち走る!!
 あ、あれ、建物の中に展示されてた!?
 「俺を呼んだのはあんたか?」
 その問いかけと共に、音速のようにレース場を駆け抜け、恐竜を追い抜きゴールラインを切る!
 「おおっし!」
 が、恐竜が悔しそうに暴れ出し建物の方に
 「おっと、そうはいかないな!」
 スーパーカーが走り込み前に回る!
 「チェィンジ!!」
 車の裏側を前として車前部を後ろに曲げていた膝を伸ばすように伸ばし、
 上に伸ばしていた腕を左右に分かれさせるように伸ばし、両腕を180度回して外装を外側にするように回し、
 胸に車が真横から走り込むような装飾に青い制帽付きの警察官の顔をそのままロボット化したような顔を持つロボットとなり、
 「カーバスターァアア!!」
 さらに、手首よりページを開くように二丁の拳銃を出現し拳部分にまで移動させ
 二丁拳銃を恐竜に向かって撃ってひるませ
 僕はブラスから降りつつ宣言する!
 「『サヴァイヴブラスの効果からさらにマシン・エナジ・スラッシュラッシュ!カードの効果で避けての攻撃を一気に崩す!!』」
 「そこだっ!」
 恐竜が避けようとするも一気に正確に素早く近づき、蹴り上げる!
 「今だ!」
 「サヴ!」
 「ブラス、サヴ、超鋼合体!!」
 僕の声に合わせ合体する!
 「合体!サヴァイヴブラス!!」
 そして、最上段に上げた剣を思い切り振り下ろし、振り返る中で恐竜は爆発するのだった・・・
 
 「俺を呼んだのはあんたたちかい?」
 カーバスターがサヴァイヴブラスを見て話しかける
 「心当たりがないんだが」
 「いや、僕が召喚したよ、カードで」
 ブラスの言葉を見上げる僕がフォローする
 と、カーバスターが僕を見下ろし見据え
 「そうなのか?なら、今後、お前たちの仲間だ、必要があればいつでも呼んでくれ、じゃあな!」
 そう言って、カーバスターは車に戻り、走り去っていったのだった・・・
 
 「というわけだ」
 下の方で、バイクが後ろを下にして直立人型にし、二足歩行しているようなロボットがそう言って報告してきた、
 その名をホォバァバイカァアという
 にしても・・・
 「ジェットバスターに続きカーバスターもか・・・」
 バスターが順調に集まっている・・・
 などと考えていても、ホォバァバイカァアは赤い機瞳でこちらを見据え
 「このまま集めさせるのか?」
 だがな・・・
 「しかし、残りのやつらの居場所も知れん・・・」
 「・・・」
 ホォバァバイカァアが無言の視線
 どう手を打つか・・・とりあえずは・・・
 「なら、このまま捜索だ、いいな?」
 「了解・・・」
 ホォバァバイカァアがバイクとなって走り出ていく・・・
 「グワァアア」
 下で眠るティラノが起きて顔を上げこちらを向き口を動かす
 「何?本気を出して無いようだって・・・?」
 まぁ・・・
 「確かに、あいつらの戦力増強を望んでいる節はある、その方が面白そうだからな、だが、邪魔することに手を抜くつもりもない、何でかって?それで戦力を集められないのなら、それで終わりという程度のやつらと言うわけだからだ!そんな奴らが相手では面白くないではないか!!フハ、フハ、フハハハハハ・・・・」
 玉座の間に、我の笑い声が響き渡った・・・
 
                         超鋼合体!サヴァイヴブラス!
                  サヴァイヴブラスタースタンダードデッキ!!
                      サヴァイヴブラスターのモンスター、
                   サポートリサイクルとスマッシュを収録!!
                            君もここから始めよう!
                 スタンダードデッキ、サヴァイヴブラスター!!
 
                        挿入歌 疾風怒濤カーバスター!
                         ♪大地を駆けるカ~バスター!
                          とても速いぞカ~バスター!
                     四つの車輪を摩擦し熱く、敵を追う~!
                        追いつけ追い越せカ~バスター!
                          敵を討つんだカ~バスター!
                          うぉ~うぉ~カ~バスター!
                           地上最速、カ~バスター!
     世界を駆けろ!トップで駆けろ!カ~・~・~・~・~バスタ~・~・~!
                                 バスタァ!!
 
                   次回、第5話 超貫通!ドリルバスター!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――