バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/3

超鋼合体サヴァイブブラス 3
 
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第3話 超飛行!ジェットバスター!! 
 
 「ほらほら、ちゃんとついてくる!!」
 サヴを首輪に付いた紐を両手で持ってどうにか引っ張って散歩より家へ連れ帰り・・・
 僕はガレージに入り床に座りブラスに話しかける
 「ねぇねぇ、ブラスの仲間って他にいないの?」
 「さぁ、わからないな、私には記憶がないらしいからな・・・」
 ・・・確かに・・・
 「それじゃ、行くか鉱太!」
 「あ、うん!」
 僕は首を縦に振りつつ答えた
 今日は空港で行われる航空ショーを見に行くのだ、父さんが面白そうだから、と・・・
 
 空港までに来て駐車場で車より降りる、平べったいビルのような見た目の見た目であり、上が平たい逆台形に丸く作られた塔が左端にある
 奥に飛行機が飛んでいるのが見える・・・
 ん?
 空港の上にでかい忍者が両腕を組んで立っている・・・?
 が、瞬きする間に消えてしまった
 ・・・気のせい・・・?
 「行くぞ~」
 「あ、待って!!」
 先行く父さんの僕を見ての声に、僕は一気に走りだす、
 ガラスの左右に開く自動ドアから空港の中に入り
 「それじゃ、私達は買い物に!」
 「行ってきま~す」
 母さんと妹が右手の方に走って行く、
 空港には空港なりのショッピングする場所があるのだ
 「航空ショーまでには戻ってくるんだぞ~」
 は~い
 父さんの声に、二人はこちらを顔だけ向けつつ軽く返した・・・
 「さ、私は屋上に行こうかな」
 「屋上に?」
 僕が問いかけると父さんは僕の方に顔を向け
 「今、ショーをする戦闘機が空港で準備をしてるから見れるかもしれないんだ」
 「そうなの?」
 「それも含めてショーなんだよ!」
 「あ、面白そうだから僕も行く!」
 
 フェンスで周りを囲まれた屋上から建物奥の広い広い滑走路を眺める・・・
 確かに、滑走路のから外れた場所にいくつもの戦闘機が見える・・・
 ・・・ん?
 気のせいかな・・・右端に骨のプテラノドンのような機械が・・・
 と、骨のプテラノドンから細かいロボットアームがたくさん出て周りの戦闘機を組み込んでいく!?
 あ・・・あれってまさか・・・?
 慌てて一機が飛び逃げる中、上空が暗くなり、カードが浮かび、プテラノドンにカードが重なる・・・
 「クワァアアアア!!」
 プテラノドンが飛び、その飛行衝撃波で空港の一部を崩壊させる!
 それを見て周りの人が逃げる中で、離れて通信機を取り出し話す!
 「ブラス!大変だよ!!」
 「どうした!?」
 「プテラノドンのロボットが航空で暴れてるんだ!」
 「よし来た!」
 皆が逃げ惑う中で空港の中から滑走路にまで走り、そこにブラスが来る、
 円盤を左腕に付け、手札を得る、
 一気に行くぞ!
 「ブラス、サヴ、超鋼合体!!」
 サヴが走って来た、よし!
 「合体!サヴァイヴブラス!!」
 さらに、もうコストから1枚、モンスターカードを置いたけど・・・
 上空からプテラノドンが来て、地上寸前に飛び、衝撃波が来る!!
 「ぐっ!」
 ブラスが両腕で防ぐも、姿勢を崩しそうになる
 そのままプテラノドンが上に飛ぶ、
 「くそ!このままでは攻撃できない・・・!」
 確かに、剣しかないんじゃあなぁ・・・
 「どりゃ!」
 剣を投げつけるも、体の角度を変えただけで軽く避けられる
 「くそっ!」
 ううん・・・このままじゃ・・・
 「苦戦しているようだなぁ!!」
 上から声が響く!
 「だ・・・誰だ!?」
 戦闘機が飛んで来る!?
 あれはさっき退避した・・・
 「チェィンジ!!」
 先端が上に回り胴部下が四角い状態から四肢を開放するように赤い体を変形!
 胸に戦闘機前部を上から見たようなエンブレムを持ち、その上に頭が出る、
 その頭は凛々しい機顔に上向きの戦闘機の羽を左右にもつ角々のヘルメットをかぶる、
 そしてその右拳を前に出し、
 「ジェットバスター!」
 ジェットバスター・・・?さっき出したカードの・・・?
 ジェットバスターはプテラノドンを見据え
 「どういうわけだかエネルギーに溢れてるぜ!」
 まさか・・・カードで召喚したから・・・?!
 「行くぜ!」
 両翼の裏から片刃の剣を取り出し二刀流となり、プテラノドンに向け一気に飛行したと思ったらその勢いのまま前後反転、右足で蹴りを叩き込む!
 さらに一気にプテラノドンに近づき180度Uターンしながら一気に斬り裂く!
 「クワァアアアア!!」
 プテラノドンが大声を上げる中で、ジェットバスターがプテラノドンの後ろに回り込み両腕でプテラノドンを掴み
 「どぉりゃああああ!!」
 地面に向かって一気に頭より向かい地上寸前で離れ、プテラノドンを叩きつける!
 ドガァアアアン!!
 そして、剣をブラスに向け
 「さぁ、そこの奴!とどめだ!」
 「わ、わかった!!」
 あ!ええい!!
 「『サヴァイヴブラスの効果発動!プテラノドン、エアリフトファイター・ジェラシックゥのパワーを星型の陣で上がったパワーX2、2100下げる!!』」
 ブラスが走り込み、プテラノドンに向け一気に剣を振り上げ振り下ろす!
 そして、振り返る中で、プテラノドンが大爆発を起こすのだった・・・
 
 ・・・そんな中で、ブラスの前にジェットバスターが来てブラスを見上げ
 「いやぁ、かっこよかったぜ、旦那!」
 ブラスがジェットバスターを見据える
 「君は一体・・・?」
 ブラスが疑問交じりで問いかける
 「さぁな、俺もわからねぇ、気が付いたら戦闘機の中にいた・・・」
 いう割には悲壮感とか全く無いけど・・・
 「君も記憶が・・・?」
 「エンジニアも他の戦闘機と同じに扱うし、正体も何も俺はわからなかった、だが、あんたと一緒に居れば何かわかるかもしれねぇな・・・俺の名はジェットバスター、あんたは?」
 「私の名はブラス、合体しているのはサヴ、今この形態はサヴァイヴブラスという、こっちは・・・」
 言いながら僕に目線を向ける、
 僕はジェットバスターに向き
 「天宮、鉱太です、よろしく」
 自己紹介しつつ親しみの意味合いを込め右手を上げ
 ジェットバスターも僕を見て
 「よろしくな、天宮、鉱太、そして、」ブラスの方を向き「サヴァイヴブラス」そこから僕達を同時に見て
 「俺の無線番号を教えるから、いつでも呼んでくれ!!」
 無線番号?あの宝玉の通信機や、ブラスとの連絡で使うのかな・・・?
 そう考える間にも、ジェットバスターが右手を前に出して来る、
 ま、今はとりあえず・・・
 僕とブラスも右手を前に出し・・・
 そうして、僕たちは3人で握手を交わしたのだった・・・
 
 「計画と違うようでござるが?」
 一見すると西洋の城の玉座のようにも見える場所、しかし、壁の燭台の紫の炎が不気味にあたりを照らしている・・・
 座った鉄の玉座より何段も下の入り口から玉座までをつなぐ高級絨毯の上には
 俺の可愛いティラノちゃんがリラックスして横倒しになっている、
 で、今の声は柱の陰の壁際で柱に背を預けたステルスニンジャアという忍者的な奴の声だ
 そいつの方を俺はうっとぉしく見る
 「警察署を占拠する話か?」
 思い当たるのはこれしかない
 「そうだ」
 機瞳が暗く明滅しつつ声が返して来た
 はっ!愚か者め、
 「なーにを馬鹿なことを、俺様の威厳を人間どもに知らしめられた、それで十分じゃねぇか」
 「それ以外にもあったはずだ」
 「大筋では合ってる」
 俺様とニンジャアの間にしばしの沈黙が流れる、
 あいつは一体何考えているのやら、時々わからなくなる・・・
 「・・・まぁいい、拙者は貴様に付いて行くだけだ・・・」
 「まぁそうかい、それなら、もう少し素直になってほしいもんだがな」
 「・・・」
 数瞬の沈黙の後、ニンジャアの姿と気配が掻き消える
 「まったく・・・」
 ブラスが出てきてようやく面白くなってきたってのに、あいつは・・・
 
                     野望合体!ジェラシックカタストロフ!
       カタストロとティラノが変形合体!完成!ジェラシックカタストロフ!
                必殺エフェクトパーツで決めろ!フルバースト!!
                         サヴァイヴブラスと対戦だ!!
                カタストロ、ティラノ・ジェラシックゥ、そして、
                   ジェラシックカタストロフのカードに加え、
        ジェラシックゥのモンスターカードとそれらのサポートで構成された
                            四十枚のデッキが付属!
                   粉砕という野望を抱き、カードバトルだ!!
                   DX野望合体ジェラシックカタストロフ!!
 
                      挿入歌 飛べ飛べジェットバスター!
           ♪ジェットバスター!、ジェットバスター!、空を駆けろ~!
             ジェットバスター!、ジェットバスター!、敵を討て!!
               空を支配しいい気になってる~て~き~を討て~!!
                         空に~平和を~もたらすんだ~
                      空の~ことなら~俺に~任せろ~!!
                  最大速度で敵を討つ!二枚の刃で敵を斬る!!
               行け!行け!行け!ジェットバスタ~ダダッダッ!!
 
                    次回、第4話 超疾走!カーバスター!!
 
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