バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/22

超鋼合体サヴァイブブラス 22
 
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第22話 正義と野望の対峙、鉱太とブラスとカタストロ
 
 霧ヶ関の奥に進むにつれ、周りのビルが崩れていく、向こうの四恐竜将の一団がミサイルはバルカンなどを周りにばらまきながら進んでいるのである、
 しかし、どうもこちらに撃っている感じがしない・・・
 なぜ・・・?
 「どう思う、ブラス?」
 「私の目にはここで生き残っている人間を的確に狙っているように見える」
 な・・・!?
 僕が肩に乗るブラスに質問すると、予想外の答えが返ってきた!?
 「飛びながらあいつら狙える!?」
 「やってみるが・・・期待しないでくれよ?」
 ブラスが両刃剣をプロペラのように回し投げる!
 竜巻を起こしながら向かって行くが四恐竜将は四方向にきっちりと避け、戻って来た剣をブラスが受け取る!
 「スーパーレイジバスター!」
 「了解!」
 「ブラス、同時に!」
 「わかった!」
 スーパーレイジバスターの両肩の砲弾の連打と同時にブラスも剣を回し投げるも、
 軌道を見切られ避けられて全く当たらない!
 「どうなってるの!?」
 「向こうがこちらの攻撃を最優先で避けている・・・」
 「飛びながらだから照準がブレるんだ!」
 ううむ・・・
 ブラスとスーパーレイジバスターの言葉に思わず頭を悩ませるも、すぐには解決策は出て来ない・・・
 そのまま飛びながら、ほぼすべてのビルが崩落していく中で、
 とうとう真正面にロボットが立ちはだかる最後のビルが見えて来て、その前にたどり着く、
 「よう久しぶりだなぁ・・・」
 あのロボットは・・・ティラノ・ジェラシックゥウを背後に従えた赤い姿のロボットは・・・
 インフェルノカタストロフ!!
 僕達がその前で止まり、着地、追っていた四体がカタストロフの周りに集まり、僕達に向かって構える
 そして、その前にはたくさんのスーツ姿の初老の男女がロープに巻かれ膝をついている
 「カタストロフ!どういうつもりだ!?」
 ブラスの声にカタストロが見下ろすように僕達を見る・・・
 「なぁに、ここにいる奴らが俺達を作って世界に混乱をもたらそうとしていたってだけの話だ」
 「なぜ!?」
 「なぜ?貴様も同罪だぞ、ブラス!
 「何!?」
 カタストロの声に、勢いよく疑問の声を返すブラス、
 ブラスがそんなことするはずがない!!
 「ブラス!私が悪を演じさせられていたなら、お前は正義を演じさせられていたのだ!!」
 「どういうことだ!?まさか、私達も彼らに作られたと!?」
 「その通りだ!だが、貴様は行方不明となり、残されたサヴは代わりに作られたものを正義と認めず、破壊したのだ!結果、私の方に回された!!」
 「意味が分からんぞ!」
 「そこは俺が説明しよう!」
 右斜め後ろから声、スーパーレイジバスター・・・いや、その中にいるペガサスバスターか!?
 スーパーレイジバスターは構え立ってカタストロフを警戒したまま僕達に向かって機瞳を向け点滅させ、語る、
 「無名のロボット技術者だった彼女は、彼らから彼女が開発した高性能のAI、Naeを認可することを引き換えに私達を作った、だが、最初は日常生活補助という名目だったが・・・」
 「そう、その実は先ほども言った通り世界に混乱をもたらすためだ、わしも最初は別の姿だったがこの姿になった!この四体もだ!!」
 言いつつカタストロフが四恐竜将を示すように大きく右腕と右手を外側に広げる!!
 さらに、スーパーレイジバスターの機瞳が点滅する
 「だから俺とオーシップ達が作られたのさ、彼らを止めるためにな・・・そして、それは・・・」
 言いながら、スーパーレイジバスターはブラスの方に目線を向ける
 「改造を施されたブラス、お前もだ・・・」
 「正義に属する新たなロボも作られたが、そいつはわし達が初戦で木っ端微塵にしてしまったわ!!」
 そうだったのか・・・
 カタストロフの大声が響く中で僕は納得する
 さらに、スーパーレイジバスターの目が点滅する
 「そして、その後にブラス、お前が現れた・・・それを感知したこのビル群の人間たちは、とりあえず様子を見ることにしたのさ」
 ふむ・・・
 「それによってこいつらは自分たちが一円でも多くの金を手にしようとしたのさ、自分たちは被害者だと被害者面してな、無論、違法行為も数えきれないぐらいおこなって・・・」
 「それなら、法に則り裁けばいい話ではないか!?」
 「不可能だよ、この者たちの中には警察官僚や最高裁判官もいるのだ、さらに選挙の不正もしていた、誰も裁くものがいないのだよ」
 ブラスの声に、カタストロフがこともなげに答える
 「しかし・・・」
 「ブラス、貴様との問答はもう飽きた、」
 カタストロフはブラスの声を遮り、僕の方に機瞳を向ける
 「そこの少年!」
 「僕?」
 なんだろう・・・?
 「法で裁けぬ相手を、法改正すら不法で不可能な状態で、お前ならどうする?」
 え・・・えっと・・・
 「・・・僕には・・・わからない・・・でも・・・」
 「でも?」
 こう答えるしか・・・無い!
 「その時に、自分ができると思う出来る限りのことをすると思う、命が惜しいならそうするし、命を失ってでもというのなら・・・」
 カタストロフの目つきが細く、厳しくなる・・・
 「ふん・・・そうか・・・迷うのだな」
 「そう・・・だろうね、きっと、人ごとに違う答えだろうし・・・」
 「そうか、それを聞いて安心したぞ、命が惜しいなら惜しいなりに、努力するというのだな」
 だが、目つきは厳しいままだ・・・
 だけど!僕は応える!!
 「そうだよ、結局最後はそこなんだ!」
 「ふん!だが、問答は終わりだ」
 カタストロフが砲塔を捕まえた人々に向ける!
 「ブラス!
 「やめろ!」
 ブラスがまっすぐ跳躍してカタストロフに突進!
 その右肩を叩きつけ、
 遠くまで押し込む!!
 が、カタストロフは僕達を見ながら大口開け、笑う!!
 「ふはははは・・・!!やはり貴様は誰かを助けたいのだな・・・!」
 「どういう意味だ!」
 と、カタストロフが笑うとつかまっていた人々が掻き消え、そこに下に円状の機械の付いた半球状のライトが出てきた・・・?
 「あれは一体・・・?」
 呆然とする僕らをしり目にカタストロフが後ろに飛び離れて四恐竜将と共にもう一度集合する
 そして、カタストロフがこちらを見降ろすように視線を向けてくる!
 「教えてやろうブラス!わしがそんな厄介な奴らを生かしておくと思ったか!?あのような輩は一秒でも生かしておけばこちらが不利になる!すでに全員あの世だ!」
 そんな・・・
 「さぁ見せてやろう!貴様らに勝つために得た力を!」
 カタストロフがカタストロとインフェルノ・ドラゴン・ジェラシックゥウに分離する!?
 「さぁこい!ティラノ・ジェラシックゥウ!インフェルノ・ドラゴン・ジェラシックゥウ!」
 「グワァアアオ」
 「グギャアアアオ!」
 カタストロの声に二体の竜が呼応する!?
 
              サヴァイヴブラスターとジェラシックゥの大量収録!!
                      過去パックの強力カードも収録だ!!
              これで、君もグレート合体を完全再現し、勝利せよ!!
                 ブースターパック ミレニアム正義VS野望!!
                          金に染まったゴールドレア!
                          銀に染まったシルバーレア!
               そして、赤に染まったプラチナムレッドレア実装!!
                            君はどれが当たるかな?
                 ブースターパック ミレニアム正義VS野望!!
                                   Wカード
 
                               挿入歌 緑の故郷
 
                            ♪あぁ、我が遠き故郷、
                        残してきた友、高き塔と高き樹、
                   緑豊かな大地、私は研究の果て飛ばされた、
            あけ放った門、自分が分かたれ行く様な異常な感覚の中で、
                            私はここにたどり着いた
                           ここはどこかわからずに、
                        私は研究中のものを作り始めた、
                              研究こそ我が本能、
                帰ろうとも思ったが、出来た門はどこにも通じず、
                 肝心の中心のシステムをどうしても思い出せず、
                             私はここにい続ける、
                        しかし、いずれ、帰って見せる~
 
              次回、第23話 最終決戦!!正義と野望のゆくえ!!
 
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