バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

超鋼合体サヴァイブブラス/11

超鋼合体サヴァイブブラス 11
 
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第11話 新生!!ファルコンブラス!
 
 「見つけたぞ!アーミーバトラァア!!」
 天空から降り注いだ声の主は、ファンタジーのような木の巨大船、
 上中から後方にかけ幾多のプロペラを回し、それで浮いている、
 「・・・オーシップ・・・」
 カタストロフからアーミーバトラァアが分離し、ロボットモードとなり宙に浮き、船の真正面まで浮かび船を見据える・・・
 「だが、両腕と中枢エネルギーを失った貴様に、私を倒せるというのか?」
 「それは・・・」
 大丈夫だぜ!
 地に伏せるシッパーズの声!?
 剣、盾、珠が転がったまま・・・
 「俺達がいるんだ!」
 「両腕が無くても!」
 「中枢エネルギーが無くても!」
 俺達が代わりになる!
 「皆の物・・・」
 オーシップの感極まった声・・・
 「では行くぞ!」
 合体!
 オーシップの下が左右に開き、そこから胸の中央に穴が開き、頭が首程から上がり、両腕中ほどから先の無い騎士の鎧が現れる!
 さらに船の前部が真っ二つに開いて船先の下部が肩の前の方に向き、鎧の両肩となる、
 そこに、シッパーズが飛んでいく!
 ソードシッパーが左腕に刺さって柄の部分が開いて左手となりソードシッパーが左腕となり、
 シールドシッパーが二つ折りとなって上部から右腕の先に刺さってさらに盾下が開いて右手となりシールドシッパーが右腕となり
 鎧の胸が開いてスフィアシッパーが入って閉まり、緑の宝玉が内部に覗く鎧となり、
 鎧のT時に覗く部分より機瞳が黄色く光る!
 そのまま両拳を顔の前から腰の両側前に出して構え
 「合体!ナイトオーシップ!!」
 ナイトオーシップが両手を広げ見て
 「おぉおおお・・・」
 オーシップが感嘆の声を上げる
 「新たな力が・・・」
 「新タナ力ナゾ・・・意味ハナイ!」
 アーミーバトラァアが両手を向け、指先からミサイルをぶっぱなす!
 と、右腕が分離展開し、左手につかまれ盾となる!
 それがミサイルを確実に防ぎ、アーミーバトラァアに向かって一気に突進!
 そのまま盾が右腕となり左腕が剣となり右手に掴む!
 「はぁあああ!」
 持った剣で気合の一声と共に斬り裂く!
 「ガッ!」
 アーミーバトラァアがひるむ
 そこにカタストロフからビーム!
 「むっ!?」
 左腕に持つシールドで防ぐ!
 見上げるカタストロフ!
 「わしがいるのを忘れてもらってはこまるな」
 「ぐっ!」
 ナイトオーシップが悔しそうな声が聞こえたと思ったらマントを大きく翻し
 そのマントから出た風で僕の体が吹き飛ばされいつの間にか飛空船の上に乗り、飛空艇が空に飛ぶ
 「しまった!撃てー!撃てー!」
 カタストロフの指示にミサイルとカタストロフ自身のレーザーが飛んで来るものの・・・
 僕たちは空飛んだまま雲の中に紛れ込み
 「さて、どうするべきか・・・」
 「ええっと・・・」
 オーシップの声に戸惑いながら周りを見ると全員回収はされているようだが死屍累々の状態である・・・
 そうだな・・・
 「とりあえず、僕の指示する修理工場に行ってくんない?」
 「了解した」
 こうして、僕たちは命からがら逃げ延びたのだった・・・
 
 「これはひどいのう・・・」
 鉄板の屋根とコンクリートの壁でくみ上げられた場所にみんながロボットの状態で仰向けで頭側を左に足側を右にして並べられている・・・
 それをいつもサヴの整備をしてくれてるおじいさんが眉を顰め口を真一文字に結んだ厳しい表情で見つつつぶやき
 「だが、修理するにはパーツが・・・それにパーツがあっても・・・すぐには・・・」
 パーツ?
 おじいさんの隣の僕はおじいさんを見上げ
 「どういうこと?」
 おじいさんは皆を見つつ口を開く
 「内部が複雑ですぐには修理できんと言う事じゃよ、すぐに動けるのは・・・」
 と、中央で寝転ぶブラスの方を見る、
 ブラスは顔だけ僕達の方に向け
 「私は・・・」
 おじいさんもブラスの顔の方を向き
 「修理箇所がパーツさえあればすぐに直るようなところばかりじゃからな・・・」
 「・・・だが、サヴは・・・」
 おじいさんは右側で左わきを上に向け寝転ぶサヴの方を向き、
 「こいつは時間がかかるな・・・」
 サヴは体がそこかしこでレーザーにより貫かれてたり斬り裂かれ、内部からは時々電気が漏れているのが垣間見える
 ・・・確かに・・・ひどいな・・・
 「しかし、ナイトオーシップだけでは・・・」
 「無理だな・・・」
 ブラスの声に僕らの後ろにいてここまで運んでくれたオーシップが返す・・・
 とオーシップの上左右からシッパーズが顔を出して
 「それなら」
 「新しい存在を」
 「作ればいいのでは?」
 言い出す!
 「それじゃ!」
 とおじいさんが目を見開き目を輝かせシッパーズに右人差し指を突き出し賛同した?!
 「サヴを整備していたからシステムも大分把握しておる!サヴの整備性を向上させた新しいロボットを作れるぞ、パーツさえあれば!」
 ・・・結局、パーツが無いと・・・
 「所長!」
 いきなり後ろのシャッターが上がりそこから青いつなぎを着て眼鏡をかけたオールバックの職員が駆けて来て
 「工場の裏に大量のパーツとこの手紙の封筒が!」
 おじいさんに手紙を渡す
 おじいさんは手紙を見て
 「かわいいブラスの相棒君に・・・?」
 「僕宛て・・・?」
 そうつぶやいた瞬間、おじいさんから手紙の封筒を渡される・・・
 皆が見る中で開けて中身を見る・・・
 「このパーツを君達に託す・・・どんなものを作るのかは君達に委ねる・・・」
 そして、数枚のコスト関係だけ書かれたカード・・・
 「やろう!わし達でどうにかするんじゃ!」
 一緒に手紙を見ていたおじいさんの僕に向けた気合と楽しさの籠った顔・・・
 「それじゃあ、例えば・・・」
 と、そこに僕が意見を述べていく・・・
 
 そして、もう一度、採石場にて、カタストロとアーミーバトラァアに対峙する、
 ブラスとナイトオーシップがいた・・・
 カタストロはブラスを、アーミーバトラァアはナイトオーシップを、それぞれ見据え、睨み
 「ほう・・・もう一度来たか・・・」
 「今度コソ・・・倒ス・・・」
 「今度こそ、お前たちを止める!」
 「ああ!」
 空が曇り、カードの光が出る・・・!
 なら僕も・・・!
 宝玉よりカードを受け取る!さらに、召喚!!
 「ファイヤーファルコン!!」
 赤い機鷹が羽ばたき飛んで来る!!
 それは高速で飛行しカタストロとアーミーバトラァアを衝撃波でひるませ大きく上に飛ぶ!
 赤いボディにその目は緑、くちばし、翼の後ろの方、足は黄色で、長い赤い刃尾を付けている
 「ブラス、ファイヤーファルコン、烈翼合体!」
 ファイヤーファルコンの腰が背中から翼を一枚板で残しつつ前に倒れると百八十度回り頭部が左右に分かれ、その下より鳥の爪のようなクローの付いた両腕と両拳が出て来て胴部が中心部を開けたまま鳥の頭が両肩となって上半身を上げるように戻り、
 そこにブラスがカーモードより二つ折りとなり入り、両翼よりそれぞれ赤い炎を模したパーツが分離、一体化して
 胸部に左右に対象に燃える特徴的な赤いパーツを追加させ、
 ブラスの頭部に左右に小さく翼を、上に鳥の頭部を模した丸みを帯びた赤いヘルメットが装着され、両こぶしを握り、腰当え構える
 「合体!ファルコンブラス!!」
 赤い体に赤いパーツ、両肩に取りの頭を模し、その後ろに大きな翼を持つ、
 それをカタストロは見上げ
 「はん!新しい機体が出てきたからと言って」
 「グワォオオ!!」
 後ろからティラノが飛び出して来て、合体!!
 「完成!ジェラシックカタストロフ」
 カタストロフがビーム砲を向ける
 「何の意味も無いのだぁ!!」
 そして発射!
 「ナイトオーシップ、アーミーバトラァアを!」
 「任された!」
 ブラスの尾が分離し、左右に一直線に変形、前後に刃持つ剣となる!
 ビームが飛んで来るも、巧みにちょっとずつ動いて避け、カタストロフに素早く剣を上より振るう!
 「ぐっ!」
 慌てて後ろに飛び避けるカタストロフ!
 同時に、ナイトオーシップがアーミーバトラァアの方に飛んでいき、剣を叩きつけるも、アーミーバトラァアが両腕を前に出して防ぎ
 「だがな!」
 カタストロフがナイトオーシップに向けてビームを発射!
 「なっ!?」
 思わず後ろに避けるナイトオーシップ
 「来い!アーミーバトラァア!」
 「ラジャー!」
 アーミーバトラァアがカタストロフに向かって飛び、合体!
 「完成!アーミーカタストロフ!!」
 「ここは私に任せろ!」
 カタストロフに向かってブラスが飛ぶ!
 「一斉斉射!」
 そこにミサイルとビームが飛ぶ!
 一直線に飛ぶブラス、ビームは先ほどと同じように避けるがミサイルは
 「はっ!」
 何と、一気に加速して、剣を振るって軌道上のミサイルを斬り裂きつつ一気にカタストロフの眼前まで
 「なっ・・・」
 驚いたような声を上げるカタストロフに対し、今度こそ横一線に斬り裂き弾くブラス!
 「ぐぬぅ・・・」
 驚き、右手に尾剣を持つカタストロフ
 「はぁああ!!」
 左手から上空にミサイルを撃ち出しつつ剣を振り上げ振り下ろす
 「ぬん!」
 剣で受け止めるブラス、だが!
 「甘いぞ!」
 カタストロフがレーザー砲を向け、上空からミサイルが来る!
 「はっ!」
 だが、ブラスはそれを剣がぶつかっている場所を軸に潜るようにレーザーを避け、
 カタストロフの右脇を通るように軸と反対側の剣を上にして降って来たミサイルを斬り、
 背後に回りつつ振り返り斬る!
 「がっ!?」
 カタストロフが驚きが抜けきらないようにゆっくりと振り返っていく・・・
 「そんな・・・そんな馬鹿な・・・」
 そして、ブラスを見据え
 「認めん・・・認めんぞぉおおおお!!」
 レーザーとミサイルを一斉斉射!
 「これで終わりだ、鉱太!!」
 「『ファルコンブラスの効果で攻撃された分のパワー×2分、即ち4000ファルコンブラスのパワーを上げる!さらに、ナイトオーシップの効果でファルコンブラスのパワーを1500上げ、とどめに、マシン・エナジ・サヴァイヴァブラスドバースト!!の効果発動!!ファルコンブラスのパワーを800上げる!!』」
 至近距離からの一斉斉射に対し、ブラスは全力で飛び、ブラスの体に衝撃波が発生、ミサイルがその衝撃波で逸れ、レーザーを少しずつの移動で避けながら、
 カタストロフを通り過ぎざまに一気に横一線に叩き切る!!
 「ぐわぁああああ!!」
 カタストロフが大爆発!!
 「・・・これで終わりか・・・」
 ブラスの言葉、しかし、爆煙の向こうに三体のシルエット・・・
 「まだだよブラス!
 「なにっ!?」
 ブラスが振り返った時、そこには爆煙が晴れ、
 「ああっ!?ティラノちゃん!?」
 倒れているティラノに膝をついてすがるカタストロの姿があった
 カタストロは僕達に悔しさでか力のこもる見開きを見せる顔だけ向け
 「ええい!覚えてろよ!アーミーバトラァア!」
 「ラジャー」
 アーミーバトラァアが両手を広げて斜め下の地面に向けミサイルをそのまま辺りの地面に撃ち、爆煙が満ちて
 ・・・その爆煙が晴れた後には、三体全員いなくなっていたのだった・・・
 「・・・逃げたか・・・」
 ブラスの一言に、僕も胸をなでおろす・・・
 そして、僕とブラスはナイトオーシップの方を見る
 「ありがとう、ナイトオーシップ」
 「ありがとう!」
 「何、私は何もしていない」
 僕達を見て答えるナイトオーシップに僕達は静かに右手を出す、
 そして、ブラスが機瞳を光らせ
 「・・・これからも、共にカタストロの野望に」
 「立ち向かってくれない?」
 「ああ!もちろんだ!」
 そう交わし、僕達は右手を合わせるのだった・・・
 
 「ええいクソ!」
 ここはいつもの玉座と変わって煉瓦に囲まれた研究室、
 中央の手術台ような台を囲う様に不気味に光る機械や工具が多数置いてある、ヘリマッドォオの部屋だ、
 わしは思わず部屋の奥に向かって
 「ヘリマッドォオ!何をしている!早い事ティラノちゃんを修理するのだ!!」
 「了解しました」
 ヘリマッドォオが部屋の奥から右手に上から機材が覗く中央に手持ち付きの四角い赤い箱を持って向かってきて、手術台ような台の横に置いた後、両手に機材を持ち手術台ような台の上に横倒しに乗ったティラノちゃんにかかりきりになる
 「しかしながら、このままでよいのでしょうか?」
 「なんだとぉ!」
 負けた上に部下からの文句とは!!
 かかりきりになったままのヘリマッドォオの声に思わず続ける!
 「どういう意味だぁ!!」
 「今の戦力なら再戦してもまた負けるといったのですよ、アーミーバトラァア、お前はどう思う?」
 「・・・私ノデータカラ換算スルニ残念ナガラ・・・」
 部屋の外から見守っていたアーミーバトラァアもそう返す、
 クソ!アーミーバトラァアまでぇええええ!!
 ヘリマッドォオの声に怒りのまま続ける!
 「ならどうしろと言うんだぁああ!!」
 「簡単ですよ、新しい戦力を作ればいい」
 「新しい戦力だと!?」
 「そうですよ、アイデアはあなたがお出しになればよろしい、しかし、このまま戦力を高めなければ・・・」
 ふむ・・・
 「いいだろう、最高の戦力となるアイデアを出してやろう、その代わり、絶対に負けるようなものは作るなよ!」
 ヘリマッドォオは一瞬こちらを向いて頭を下げ
 「はい、仰せのままに・・・」
 すぐにティラノちゃんの修理に取り掛かる
 ・・・待っていろよブラス、ぜぇったぁあああいに貴様を倒せるような戦力を、作り上げてやるからなぁあああああああ!!
 
                       見参!!ファイヤーファルコン!!
                  ブラスと変形合体!完成!ファルコンブラス!
                必殺エフェクトパーツで決めろ!必殺、空炎斬!!
   ファイヤーファルコンとファルコンブラス、さらにシークレットカードが付属!
                   シークレットカードは君の目で確かめろ!!
                         DXファイヤーファルコン!!
                     サヴァイヴブラスとのセットも・・・?
 
                   第二期OPテーマ 勇気のサヴァイヴブラス
 
                   ♪悪の野望が迫ってる!野望で皆が大変だ!
        サヴァイヴブラス、仲間と駆けろ!ファルコンブラス、みんなの元へ
              空飛べジェット!!駆け抜けろカー!!貫けドリル!!
              怒りの権化レイジバスター、ブラスと共に悪を砕け!!
                 悪の野望が目前に、無辜の市民を助けるんだ!!
           ブラスとサヴ!!ブラスとファルコン!!みんなのために!!
              斬り裂けソード!!守れシールド!!光をスフィア!!
               行け行けオーシップ!ナイトオーシーーーーップ!!
                  悪の野望が全てを壊す!悪の野望が皆を壊す!
             カタストロフがやってくる!野望をその手にやってくる!
        ステルスニンジャア!!ホォバァバイカァア!!ヘリマッドォオ!!
                    アーミーバトラァア!ジェラシックゥ!!
       ブラスよ~みんなと共に~友と共に~や・ぼ・う・を・く・だ・け!!
                 サヴァイヴブラスター、サヴァイヴブラスター、
                                  ブラス!
                                 ブラス!!!
 
              次回、第12話 羽ばたけ!ファイヤーファルコン!!
 
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