1ON1 ライフルパートナー 4
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第4話 一人目撃破・・・
「ちょっと!いきなり反応が消えてびっくりしたわよ!」
ああ、ジャミングのせいでオペレーターとの通信が切れてたな・・・
フィアナからの怒りと焦りの声に俺は悪びれもせず
「はいはい、申し訳ありませんね」
「まったく、次からは一言かけてよね・・・」
ジャミングは初期装備で出来ることの一つで有効範囲内の通信装備を妨害する、
当然、オペレーターとの通信も途絶するし、リモコン系の装備も使えなくなるわけだ・・・
もっとも、リモコン系の装備はほとんどオペレーターが操作権を握るのだが・・・
「で、次はどっちに行けばいい?範囲縮小の予測は?」
ジャミング機器を回収しつつオペレーターに問いかける
「西側だけどまだ時間はあるわ、岩山の先にある小屋に行ってちょうだい」
焦りは収まりつつも怒りは収まり切ってない感じの声だな・・・次からは気を付けるか・・・
「了解、そこに何があるんだ?」
「おそらく・・・ドローン」
「・・・了解」
先程も言ったようにリモコン系の装備はほとんどオペレーターが操作権を握る、
つまり、ドローンの操縦もオペレーターがするのだ、
オペレーターが直接戦闘に参加する方法がリモコン系の装備を使うしかない・・・
そのため、フィアナの様な撃ち手をやってるオペレーターにとっては喉から手が出るほど欲しい装備のはず、
ちゃっちゃと取って期限直してもらいますかね・・・
が、指示された方向に移動する中で、鉢合わせる、俺と敵プレイヤー・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――