オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイトスター/9

オリジネイト・スター 9
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 今日も絶好調だ、オフロードコース予選、複雑なカーブを見事にかわし、見事にゴールした・・・
 「すごいです、予選一位ですよ!」
 ガレージにてコウが興奮して話しかけてきた、
 「なぁに、これも修行の成果だ!」
 「いやいや、わしのカーブ重視のセッティングのおかげじゃ」後ろのバイクにかかりきりのおやっさんの台詞
 「それもあるが・・・やっぱり修行の」
 「いやいやいや、わしのセッティングのおかげじゃ」と、コウが俺とおやっさんを交互に見ていたのを一緒くたに見て
 「いいじゃないですか!どっちだって、両方の成果ってことで、ね!」
 「ううむ、まぁ・・・」
 「そういうことにしておいてやるかの・・・」
 互いに顔を見合わせずの言い合い、そんなこんなで、デジタルウォッチをつけなおし、赤い点が・・・怪人か!?
 
 あいつ、アスト(の変身前)!?
 「ダークマター!お前たちをせん滅するまで、俺の戦いは終わらない!!」
 前にいるのは、魚の頭と背びれの長い怪人!?
 アストの後ろにいる薄緑ワンピース後ろ髪長めおかっぱ女の子がコスモスターを持っているのか!?
 「そんなに死にたいなら・・・お前から片づけてくれる!!」
 怪人が宙を走るようにアストに突っ込んでいく!
 「チェンジ!!プレーンドアストォオオ!!星天の力秘めし闇にありて「おらぁ!!」
 怒りを込めた拳が、怪人を真正面からたたく!!
 「がはぁ!!」
 「そこだ!」
 走り込みからの二連回し蹴りもものの見事に決まる、これは・・・俺の出番無いかな・・・
 「おやおや・・・ずいぶん調子がいいようで・・・」
 まるで岩のような、重々しい声が響く・・・
 怪人の後ろから伸びてくるのは・・・髪の毛!?
 アストは即座に察知し後ろに跳び避ける
 「お前は・・・誰だ!?」
 髪の毛が戻っていった先、そこにいたのは、髪の毛でできたような四角いひし形キューブを全身に配置したような・・・
 「お初にお目にかかる・・・私は髪の毛座のブレイザ、そこの子供のコスモスターをいただかせてもらおう・・・」
 「・・・髪の毛・・・?」
 なんだ・・・アストの様子がおかしい・・・ブレイザをじっと見据えている・・・?
 「お前・・・富久庭、重也を知っているか?」
 「ああ、よく知っているぞ?」
 「なら・・・富久庭 岬は?」
 「ああ、よく・・・知っているぞ・・・!」
 「なら・・・富久庭 明は・・・?」
 「ははは・・・知っているに決まっているではないか・・・!」
 アストの両拳に・・・力が強くこもっていく・・・!?
 「やはり・・・犯行現場に落ちていた正体不明の髪の毛と、現場から出てきたという目撃証言のあった髪まみれの黒い怪人は・・・」
 「もちろん・・・私の髪の毛で、そこから出てきたのも私だよ!!」
 「うぉおおおお!!お前が・・・お前がっ・・・!!」
 あ!あいつ、怪人を無視してブレイザに向かっていく!?
 「お前が俺の・・・父を、母を、妹をっ!!はぁああああ!!」
 拳を無遠慮にたたきつける!
 「ん?何かしたかな・・・!?」
 効いてない!?
 「これなら!!」
 「牡牛座、天秤座、蟹座、チェンジ!!プルート・プレッサーァアアア!!鋼の圧力で「はぁあああ!!」
 その腕から膨れた立方体の鉄塊のような固き拳を叩きつけていく、だが、
 ふさっ!
 今度は柔らかな髪の毛がその衝撃を吸収する!?
 「な・・・な・・・」
 「ははは・・・無駄だよ・・・」
 続けてブレイザが拳その叩きつけるが、その拳は固く、ものの見事にアストが吹き飛ばされる!!
 「くそっ!これなら!!」
 「獅子座、蠍座みずがめ座、チェンジ!!マーズフレイマーァアアア!!ゴミと敵を「燃やし尽くす!!」
 その両手からの大火炎!!だが、ブレイザにはつゆほども効いていない!
 「ははは・・・きちんと体を硬化させればこの程度・・・」
 ブレイザはゆっくりと近づき、アストが戸惑う中で、拳の一撃
 「がっ!」
 そして、右手を前に出すとそこから出した髪の毛を上半身と首に巻き付け、身動き出来ないようにしつつ、鉱石化する
 「ははは・・・子供の前でヒーローを殺し、絶望させるのもいいだろう・・・」
 「う・・・・うわあああああ・・・」
 アストが悔し呻き叫びをあげる、
 「チェンジ!!ミスリル・スターァアアアア!!蟹座、魚座水瓶座!!チェンジ!!マキュリーィイイブレーーーーイド!!その「はっ!!」
 アストに巻き付いていた鉱石を水の刃が斬り裂く!もちろん、俺の使う、水の剣だ!
 「おっし、効いてるぜ」
 アストの落ちる音がする、
 そして、今気が付いたのだろうにこちらを見る
 「お・・・お前・・・なんで・・・」
 「一人じゃどうしようもねぇこともあるだろ、それとも、誰かに助けられるのは性に合わないか?」
 「ぐっ・・・仕方が無い・・・邪魔だけはするな!!」
 言いつつ立ち上がりブレイザと対峙するアスト!
 ブレイザを警戒しつつの俺のやり取り、と、終わり際にブレイザがまたも笑い出し
 「ははは・・・水の剣か?そんなもの・・・」
 「さっきは斬れたけどな・・・はぁああ!!」
 吹き出す水の剣を叩きつけていく・・・が、当たっても髪の毛が斬れない!?
 「ははは・・・髪の毛の密度と充てる角度を調整することで水の刃の威力を削いでいる、おっと、その剣を直接当てても意味は無い、うまく調整するだけだ」
 ゴォオオ!
 そこに、俺の後ろから来た炎が、俺の残した水滴を蒸発させながらブレイザを焼く!
 「あちあちっあちっ!!」
 「どうやら、その状態のときは炎が防げなくなるようだ・・・」
 「き・・・貴様・・・!」
 無論、炎を放ったのは、俺の横に並ぶように移動してきた・・・アスト!!
 「お前・・・」
 「一人じゃどうしようもない時もある、だろ?それとも、誰かに助けられるのは性に合わないか?」
 そのまま返されて思わず笑ってしまう
 「まったく・・・」
 「一気に行くぞ」
 「ああ!」
 「っち、バラン!その子供を殺してしまいなさい!!」
 な!?怪人が子供を踏みつけようと
 「やめろ!!」
 「おい!」
 アストが制止するにも変わらず、俺は駆けながらその水刃を伸ばす!
 おびえる子供に足が届く前に、俺の水刃は怪人に届き、弾いた!!
 「がはっ!!」
 そのまま、俺は子供と怪人の間に入り込む
 「大丈夫か!?もう大丈夫だからな!」
 「う・・・うん!」
 首を大きく縦に振る子供
 「いい子だ・・・」
 「ちぃ・・・」
 アストが悔しさと安堵に入り混じった複雑な舌打ちしつつもその画面を押す
 「マーズフレイマーフィニッシュ!!」
 「はぁあああ」
 両腕をブレイザに向け
 「はぁあああ!!」
 炎の塊のゴミを発射!それは、ゴミを燃やし尽くしながらより熱き炎へと変わりつつブレイザに向かっていく!
 「そんなもの!」
 が、これを無数の髪の毛を複数の鞭に束ね振るった一撃で、一蹴されてしまう・・・
 「くそっ!!」
 「そんなことでは私は倒せん、ああそうだ、ちょっとした試作品を提供してあげよう、それ」
 ブレイザが黒い小石をばらまくと、地面に落ちたそれらが灰色の小惑星を頭にした黒い人型に!?
 きゃきゃきゃきゃ・・・
 「小惑星ども、やってしまえ!!それではどうも、スター君、私の思惑通りに子供を助けに行ってくれてありがとう、それでは」
 そういうと、髪の毛が黒い複雑な球体が膨張してはじけ、そこにはもうすでに誰もいなかった・・・
 「くそったれ!!」
 アストが思い切り悔しがり、その両こぶしを地に打ち付ける、だが、小惑星たちはそれにもかかわらず近づいていく・・・
 「そっち、任せてもいいか?」
 「イライラしてるんだ、燃やし尽くしてやる・・・!!」
 アストが両手の炎を小惑星たちに吹きかける!
 おし、こっちも・・・
 水の剣を怪人に叩きつけると、怪人がひるむ!
 「ついでにこれも持っていけ!」
 魚座のボタンを押す!
 「ピスケスストライク!!」
 肩に担ぐは、四連装のペットボトルロケットランチャー!
 「はぁ!!」
 それを怪人に発射すると、飛び出したペットボトルがはじけて中の水が鮫と化し、地上を水面が如くに泳いで飛び回り、怪人にダメージを与えていく!
 「ぐはっ、ぐは、ぐは、ぐはあっ!?」
 「・・・ピスケスシャークランチャー!!」
 「このままとどめだ!」
 「ピスケス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 「はぁああ!!」
 ランチャーのトリガーを引くと、そこより多種多様な魚が波のように押し寄せ、俺はその上に跳躍、
 波の上に乗って蹴りのポーズを決めながら怪人を貫通し爆発、クリスタルと化した・・・
 ちょうどその頃、アストは回転しながら一気に炎を振りまき、小惑星たちを打倒していたところだった・・・
 そうして、あたりからの脅威がなくなり・・・
 「ありがとう!お兄ちゃんたち!」
 女の子が俺たちに礼を言ってきて、そこでコスモスターが・・・
 「お兄ちゃん・・・か・・・」
 なんだ、しんみりしやがってアストのやつ・・・
 「今回はお前が持ってけよ、あのブレイザとかいうやつ、逃しちまっただろ・・・もしかしたら何かに使えるかもしれないしな・・・」
 「・・・そうだな、そこまで言うならもらっておこうか・・・」
 そうして、コスモスターがアストのほうに・・・
 「マコト!」
 「ん?これはマホの声?」
 後ろに振り替えると、確かにそこにはマホがいた、
 「おせーよ全く、全部もう終わった後だっつの」
 そんなことを話す間にも、アストが歩き出す
 「おい!どこ行くんだよ!!」
 「どうもこうもない、お前らと話す必要性なんてない」
 「せめて連絡先教えてけ!!」
 「そんな必要性は無い・・・」
 なろ・・・それなら・・・!
 「あいつらの・・・ダークマターの本拠地らしき場所を知っていると言ってもか!」
 「なに・・・!?」
 さすがにこれは無視できなかったのか、
 アストは俺のほうに顔を向けながら、その刺すような視線を向けてきたのだった・・・
 
 新たなるメモリをその手に・・・
 「チェンジ!!マキュリーィイイブレーーーーイド!!」
 全てを斬り裂く水の剣!!
 「その吹き出す水はただただ薄く、鋭くッ、水刃により灰燼に帰す剣の使い手・・・マキュリーィィィイイイブレーーーーイド!!」
 「マキュリーブレイドフィニッシュ!!」
 DXマキュリーブレイドソード!!
 
 メモリーシリーズ続々!
 
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