Demon'Blacksmith Bustle 魔鍛冶師の喧騒 17
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そこにいたのは、見覚えある四つの影・・・・
左から、ファイアドレイク!クラーケン!ミスリルゴーレム!黒い虫!!
前面中央にいるクラゲが笑う
「くくく・・・いくら何でもこの数の影・・・貴様でもどうにもなるまい!」
ドリルガンを火翼竜に向かってこともなげに撃つと、ファイアドレイクの体を貫いた
クラゲの動きが硬直する
「・・・あれぇ~?」
「どうやら、この銃はファイヤドレイクのことを覚えていたらしいな・・・」
「ぐ・・・だが・・・」
虫に向かって放った二発目の銃撃が黒い虫を貫通する
「な・・・」
「さて、そろそろ終わらせてもらおうか・・・」
俺は杖を床に突き立て両手をかざし念じる・・・すると、杖の水晶より、それぞれ炎と水で作られた龍が伸び出てくる・・・
「そ・・・そいつらは・・・!?」
「これが俺の奥義、ツインドラゴン・・・」
そして、俺は人差し指を突き出し命令する
「行け・・・」
二体の龍はウロボロスのように奴らを取り囲み、互いの尾を咥え、互いの体に炎と水が通い始める・・・
「ぐ・・・」
がそこでミスリルゴーレムが前に出てそこの拳を叩きつけ妨害しようと・・・
「おっと・・・」
俺はそこに走り込み、ミスリルキラーで胴を横一線ぶった斬り、
「お前はそっちだ」
蹴りを叩き込んで奥にまとめ、そこで二体のドラゴンが五体の周りで、内部が水と炎で混ざりこんでいく・・・
「ちょっとま・・・」
その間にも俺は盾を構えつつ後ろに跳んで回避・・・
・・・二体の龍が生み出した水蒸気の爆発により全て吹き飛び、後には何も残らなかった・・・
俺は盾の構えを外しそれとなく周りを見て誰もいないことを確認し
「・・・行くか」
「だね」
そして、俺たちは歩き出し、闇が晴れて現れた広場、金の飾りが左右端側に付いた赤じゅうたんが中央に前後に敷かれた広場の先にあった階段まで歩き、階段にも一緒に敷かれた赤じゅうたんを階段ごと上っていく・・・
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――