バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

光弾!ライトブレイザー!!/16

光弾!ライトブレイザー!! 16
 
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第16話 私達、モキラだよーーーっ!
 
 「それでは2回戦!!トリプルラインーーーっ!!」
 わーーーーっ!
 司会の紹介と歓声に導かれて俺達は会場に入って行く・・・
 うんうん、人気だな、うん、
 「そして、対戦相手はーーー・・・」
 「私達、モキラだよーーーっ!」
 この声、モモモか!?
 下から自動で一段高いステージと共に上がってきたのはモモモを含めた三人、
 中央で濃い目のピンクに白のまるでアイドルの様なフリフリの衣装を着ているのはモモモ、
 その左側で短い黄色いツインテールにモモモの衣装の黄色の色違いを着た少しテンション高そうな少女に、
 青いサイドテールで少し身長高めでやはり青色に色を変えた衣装を身にまとった少し冷静そうな少女、
 と、モモモが口を開く!
 「モモモ、モモです!!」
 続けて左側の
 「キキキ、キキ(黄々機 黄々)だよっ!」
 最後に右側の
 「ルルル、ルル(瑠々留 瑠々)です・・・」
 そこでモモモが半歩前に出て思い切り明るく周りに向かい
 「それでは、歌いまーす!モキル・ミラクル!!」
 「待て待て待て待て!!」
 慌てて三人に向かい止めの声を入れる俺
 「なんでいきなり歌い始めてんだ!お前はアイドルかっ!」
 モモモが俺を見下ろす
 「そうだよー!」
 モモモのいきなりのからかう様なにや付き笑い顔・・・
 「ルルちゃんに付き添って出た地方予選大会で優勝して、さらに、スカウトまでされたんだからっ!」
 にやつきながら自信満々に胸を張るモモモ、
 喜びが隠しきれないほどに・・・
 ええ・・・
 思わず呆気にとられる俺、
 俺は思わず観客席向こうの司会に向かい叫ぶ!
 「いいのかよジャッジ!!」
 司会は固い目つきでまじめに俺を見据え
 「大会の時間割に入ってます、後、大会応援者なので邪魔しないように」
 マジかよ・・・
 「それでは、改めて歌いまーす!モキル・ミラクル!!」
 三人の歌声が周りに響く・・・
 「おい、あれ、お前の知り合いだろう?前に見たことがある」
 左後ろからの刺激の小声の質問に俺は呆気にモモモ達を見たまま
 「そうだけどさ、どうすんだよこれ・・・」
 答えた
 「待つしかないんじゃない?あ、練習しとこうか・・・」
 上雷の言う通りか・・・仕方無い、適当に何かを的に見立てて撃っておくか・・・
 そうして、五分後・・・
 「さぁ、音楽を聴いてくれたかな?対戦種目はこれだ!!」
 俺達とモキルは会場に突如運び込まれた二つの階段付きの柵付きの高台の上にいた、間には大きな溝が存在している・・・
 そこにいきなり中央と左右に計三つ、セブンセブンターゲットが飛び出す!
 「さらにミュージック・・・オン!」
 司会の声と共にさっきのモキル・ミラクルが流れ出し、その音楽に合わせセブンセブンターゲットが上下に動く!?
 「柵を乗り越えたりするのは禁止、腕や機体などが出てもだめだ、柵の後ろからセブンセブンターゲットを狙ってくれ!それでは・・・スタート!!!」
 「いくよっ!ピンクフェニックス!」
 司会の宣言にモモモがスカートのポケットから以前も見た機体の後ろに大きな羽のようなもののある桃色の機体を取り出し
 「キキキゴート!」
 キキキも山羊を模した黄色い機体を同様に取り出し
 「ルルルシャーク!」
 ルルルも鮫のような顔をした青の機体を同じように取り出して
 ターゲットに向け撃ち始める!!
 
オート連射、キキキゴート!
押しっぱなしで連射!
連射速度は遅いが狙いを付けるのに集中できるぞ!!
キキキゴート! ライトブレイザーシリーズ!!
 
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