バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/4

ハーフビースト:ハーフヒューマン 4
 
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 昨日と同じようなゴミ捨て場のごみ回収に来た時、現れたのは、キリンの半人半獣、
 あの首の長いキリンである、黄色い地に茶色い大きな斑点がパズルのように並ぶような模様だ、格好は黒い半サングラスにオレンジのシャツに黄色いジャケット、緑のジーンズなのだが、
 半分だけ長い首が不気味である、
 もっとも、俺達の半分で接合していない部分は硬質の黒い皮で覆われており、
 中身が見えていないというのが幸いではあるが・・・
 「兄々貴!こいつです!!」
 「やっちまってくだせぇ!!」
 あ、後ろ左右に牛とガゼルもいる・・・
 左拳を握りながら威勢よく声を上げる様子はまさしく舎弟、という奴である
 「お前ら、よくここにこれたな」
 「警察からからがら逃げ出したのよ!!」
 「その通り!」
 ちっ・・・
 変わらぬ威勢と捕まっていないという事実に俺は悔しく思いながらキリンの方に目線を戻す、
 「首は急所だと思うけど、あんたは強いの?」
 「やって見りゃわからぁ!!」
 といきなり大口開けて叫びつつ両手を地に着けつつ足を巧みに回し始める、
 まさかのブレイクダンス!?
 「はっ!ネックロー!!」
 首が大きくこちらに振り下ろされ横より回る!?
 「危なっ!」
 大きく跳躍して避ける!
 壁に当たりそうなものだが、そこは器用に首上げ避ける!?
 「うわっ!」
 「うおっ!?」
 上げるその前に牛とガゼルが巻き込まれてコケてるぞ!?
 そのままキリンが跳躍!?
 「はぁっ!ネックハイバーティ!!」
 両手両足をたたみつつ縦回転!上からキリンの首が来る!?
 「はっ!」
 だが、俺はそれを両手で掴む!このまま投げて
 「でやっ!」
 背中より衝撃が来る!?
 直後の上の視界には、キリンの首が俺の背中の方に曲がっているのが見えた、
 こいつ、首を俺の背中側に曲げて蹴りを入れたのか!?
 「なろ・・・」
 思わず手を離した次の瞬間、今度は上下に反転して、ブレイクダンスの要領でキリンの頭を上にして回転しつつこっちに向かってきた!?
 「ネックバベル!!」
 まるで竜巻のようにこちらに来る!?
 思わず横の道路側に避けるも、
 「とう、ネックハイバーティ!!」
 また上からあの首が振り下ろされて来る!?
 「・・・仕方ない・・・」
 俺はその首を両手で捕らえ
 一気に息を吸い・・・
 「ワォオオオオオオオ!!」
 いきなり大咆哮をかます!!
 「・・・狼咆哮」
 言い終えた時には、両手に捕えたキリンは動かなくなっていた・・・
 それをゆっくりと置き、ポケットより左手で画面電話を取り出すと画面を押しつつ耳に当て、
 「もしもし、ポリス?」
 電話で警察に連絡する、
 ・・・今度は俺もここで見張らにゃならんか・・・終わったらドクターに相談するかな・・・
 なお、牛とガゼルは最初にキリンの攻撃に巻き込まれてから打ち所が悪かったのかずっとのびている、念のため
 
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