バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/19

ハーフビースト:ハーフヒューマン 19
 
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19
 
 「あちゃちゃちゃちゃちゃ!!」
 羽に当たった尻に火が付く!?
 本物の炎じゃないか!?
 急いで両手を叩きつけ炎を消す!
 炎を操るなんて反則だろ・・・どう戦えばいいんだよ・・・
 と、少女はいきなり近づいて来て、
 「炎蹴」
 鳥の足で蹴りを入れてくる!?
 「うわっとぉ!!」
 恥も外聞も無く大きく後ろに飛びのく、
 足が近づいた一瞬、明らかに火傷しそうな過剰な熱を感じた、
 蹴りに当たったら火傷か、最悪、火傷じゃすまなかっただろう・・・
 「炎羽炎突」
 舞う様に翼を下から時計のように大きく回し、自身の周り、前、左、右、上と四つの炎の羽を展開してこっちに来る羽と一緒にこっちに走り込んで来る!?
 ええい、覚悟を決めるしかないか
 「狼根!」
 これはただのやせ我慢!
 「はぁっ!」
 構えてぶつかり燃え移る前方の炎の羽を耐え、右拳を叩き込む!
 少女はこれを左肩で受け、だが、少女の勢いがすさまじく互いに弾かれる!
 「っつ!」
 体格差があってこれかよ!?
 火の付いた部分を手でたたいて消しつつ蹴りを入れていく!
 しかし、少女は翼はためかせ、飛び避ける!?
 そのまま翼はためかせ宙で優雅にホバリングする彼女、
 片翼しかないんだぞ!?どうやって飛んでるんだよ!?
 「対地炎羽」
 振るった翼から炎の羽が飛んで来る!?
 「狼根!」
 さらに走り込み、
 「昇狼拳!!」
 炎の羽を受けつつも少女に拳を叩きつける!
 「ぐっ!」
 お腹に受けた拳は、さすがに宙では踏ん張り切れず、さらに上に吹き飛ばされる!
 おっし、俺の跳躍力を甘く見ていたな!!
 「・・・!」
 な、いきなり俺の前に舞い降りた?!
 「鳳凰羅炎舞」
 いきなり回転しながら流れるように回転蹴り!?
 俺は両腕で思わずガード!
 高熱高衝撃の六連の回転蹴りから高熱高衝撃の六連の拳の打ち込み!?
 「はぁ!」
 そこから周りに螺旋に炎を巻き上げながら両手両翼を広げる!?
 高熱の炎に思わず付記束されそうになるのを踏ん張り耐える!!
 普通なら、ここまでの攻撃で大やけどを負って気絶するなり吹き飛ばされて倒れ込むかしているところだろう、だが!
 「はぁああ!!」
 その隙をついた右拳で、少女は吹き飛ばされて倒れたのだった・・・
 
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