ハーフビースト:ハーフヒューマン 18
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18
先にあったのは、ただただ金属質で広い空間に、中央には上に行く階段がそそり立っていた・・・
その階段は、金のような材質で出来ており、幅が二人分くらいでなんと、先が見えていない・・・
あ~この階段の先にボスがいる、って話なのか・・・
「ようやく来たネ」
が、階段のそばに少女がいた、
見た目は14あたり、気が強そうな少女だ、
色素の薄い髪に左にのみシニヨンカバーを付けそこの根元よりゆる螺旋のサイドテールを伸ばしている、
顔立ちは目が多少切れ長で、胸上に切れ目で半円となっている半分の円が開いたクリーム色でスカート部が短めのチャイナドレスを身に着けている、
半身は・・・
もう半身はそのサイズに合わせた真っ赤な炎の鳥、
まるで、フェニックスとか朱雀とか鳳凰とかあのあたりのようだ・・・
と、その強気な目が俺を真っ直ぐ睨む、
「ボスは会いたがってたけど、私は納得してないネ、ボスに会うほどのやつかどうかナ」
「つまり・・・」
「私を倒さなければボスには会えないってことネ」
どうやら、鳥ちゃんは俺との戦いを望んでいるようだ・・・左手を手刀のように前に出し構え
「それじゃ、こっちから行くね、炎羽!!」
炎の翼を振るい、俺の方に円状に回転する羽根のような炎を飛ばして来る!?
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