バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/12

ハーフビースト:ハーフヒューマン 12
 
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12
 
 と、スラム街の奥の方、明らかに新しく作られた、塔のようなビルに入って行く、
 四隅は上に行くほど中央に集約するコンクリの灰色の柱だが、中央部分は縦長黒枠十字の格子のガラスであり、
 ライトの付いた中が見えている、
 見上げるとこの辺りの古いコンクリやレンガのビルよりも二倍から三倍高い・・・
 明らかに牛とガゼルが入る所ではない・・・
 「ここか・・・」
 「いいか、とりあえず話し合いだ、わかってるな」
 「俺も喧嘩はしたくありませんよ・・・」
 俺達は、正面のガラスの自動ドアまで歩き、左右に開いたところを入って行く・・・
 「さて・・・どこのフロアに行けば」
 「ようよう兄さん、ようやくうちの組織に入ってくれる気になったかい?」
 「あんたなら歓迎するぜい」
 
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