バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

左竜右人ドラセルシア/22

左竜右人ドラセルシア 22
 
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第8話 ??? 前半
 
 「いらっしゃいませー!」
 街中にあった店に入ると、鼻に付く焼けた肉の蠱惑的な匂い・・・
 「適当にすわってねー」
 「はーい!」
 その店は木の壁と天井と床の空間の、床の上に濃い色の木の四角い机と椅子が並んでいるが、
 奇妙なことにどの机も中央に四角い大きな穴が開いていた・・・
 その中の奥の壁端の一つの椅子に座り、
 と、そこに白い割烹着を着た太った恰幅のよさそうな顔の年配の女性が出て来て和紙のメニューを渡してきた・・・
 中を見ると、
 「え~っと、お!」
 良いメニュー発見!!
 「すいません!バハムートの焼肉と白飯と鳥出汁お願いしま~す!」
 「はいよ!」
 その後、運ばれてきたのは・・・なんだろう?蓋の大きい長方形の鉄器?
 それを机の中央にいれ、いったん奥に戻って持った来た松明の様な火を放り入れさらに、腕にかけた金属バケツに入れて一緒に持ってきたトングで同じくバケツに入っていた炭を大量に入れ、上に一緒にバケツに入れていた金網を乗っけた・・・?
 さらに、そこに生肉が大量に乗った皿と茶色いソースが中ほどで膜張る小皿が来て
 「炭が熱して来たら取り箸で取って金網の上に乗せてお肉を焼いてたれに付けてお召し上がりくださいね~」
 とおばちゃんが朗らかな声で言った、
 なるほど・・・
 私は、炭が赤くなってきた頃合いで付属してきた長箸で肉を取り、金網に乗せる・・・
 しだいに・・・
 肉の焼ける油と焦げが程よく混ざった良い匂いがしてきた・・・
 
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