バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ベイ四駆、円駆!!/9

ベイ四駆、円駆!! 9
 
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第9話 公園で出会う、謎の男と謎のマシン・・・
 
 烈炎鋼が一位を取った♪一位を取った♪
 店舗予選、あれから一週間、俺は浮かれまくっていた・・・
 そんな中で公園に行くと、大きなコースが出来ていた、
 左右にウェーブカーブが多い、オーバルコースのカーブを曲がりつつのウェーブカーブに変えたようなテクニカルコースだ!
 「ねぇ、君、店舗大会で一位を取った鋼新速だよね?」
 左横から話しかけられた、見てみると、俺と同学年で逆立て後ろで結んだ長髪の黒髪の男・・・?
 紫のジャケットに中に白黒の横縞のシャツを着ている・・・
 誰だ?
 「ん?何だお前?」
 そいつは朗らかな笑顔を浮かべ・・・
 「よかったら、一緒にレースしてくれないかな?」
 「お!いいぜ!!そこのコースでやるのか?」
 「うん、よろしく頼むよ」
 軽くうなずきつつ最後の返事を朗らかな笑顔のまま返すそいつ、
 そんな会話を俺達は交わし、コースのスタートに付く、
 相手のマシンは、左が青、右が赤に塗り分けられ、前方にモーター、
 リングバンパーは外側が左右対称の三角形の直線的な牙のようになっていて、上面はまるで恐竜の顔の様なレリーフが施され、その目は半分青、もう半分が赤の宝石の様なプラスチックが埋め込まれている・・・
 「あれ?新速・・・?」
 ん?後ろから蛇色の声・・・?
 後ろを見る中で蛇色が近づいてきてすぐ近くで右手をレース相手に声が聞こえないよう壁など作りながらその口を開く
 「ねぇ、大丈夫なの?あの赤と青のマシン・・・?」
 「なぁに、んな簡単に負けねぇって、さ、そろそろ始まる・・・」
 「それでは・・・スタート!!」
 以前と同じ公園のコースのポニーテールの管理者の声と共に皆がマシンを解き放つ!!
 烈炎鋼が一気に抜き去りながら左方向のウェーブカーブに入る!!
 よし!今日は絶好調だな!!
 そのままジグザグに曲がって行く・・・
 で、赤と青のマシンは・・・?
 今第一カーブに入る
 「喰らえ」
 いきなり赤と青のマシンのリングバンパー上部が回転しながら上下に稼働する!?
 そして、前のマシンを喰らい、リングバンパーの回転でコース外まで吹っ飛ばす?!
 な・・・何が起きた!?
 あ、吹っ飛ばされたマシンのリングバンパーが砕けている・・・だと・・・?
 おいおい、リングバンパーは金属の輪っかだぞ!?
 「さぁ、次は・・・」
 烈炎鋼に迫りくる赤と青のマシン!!
 「逃げろ!烈炎鋼!!」
 思わず叫ぶ俺、さすがに烈炎鋼もそう簡単にはつかまらない!!
 ウェーブカーブを抜け切りのストレートで距離を離し、ウェーブカーブに入る!
 「っち、小癪な・・・」
 ウェーブカーブを順調に走り切る烈炎鋼、
 赤と青のマシンもウェーブカーブを左右に揺られながらも何とか抜けきる・・・
 そのまま、二週目も逃げ切る、
 おし後一周、このまま
 「・・・致し方無い・・・」
 ウェーブカーブに入り、順調に烈炎鋼が走る
 が、赤と青のマシンが当たった部分のウェーブカーブをリングバンパーで砕きながら走ってくる!?
 「おっと、ちょっと壊してしまったかな・・・わざとじゃないんだが・・・」
 嘘つけ!!
 対戦相手の白々しい声に心の中で大きく指摘する、
 その間にも烈炎鋼はストレートに入り、引き離しながら最終ウェーブカーブ!!
 ウェーブカーブ中央線の壁を壊し迫りくる赤と青のマシン!!
 ガシン!
 烈炎鋼のリングバンパーの後ろをかするがその勢いで烈炎鋼がダッシュ
 そのままラストストレート!
 逃げろ!!
 小突かれながらも、何とかゴールに逃げ切る・・・
 俺は急いで烈炎鋼を受け取りながらスイッチを切る・・・
 なろ!!
 「おい!お前!!」
 思わず赤と青のマシンの持ち主に振り返りつつ言い駆け詰め寄る!
 「ふむ、一定のスピードを超えると噛み切る前に逃げられるのか・・・」
 と赤と青のマシンの持ち主は自身のマシンを注視しながら独り言を言っている・・・
 だが、ようやく俺の方を見て
 「ああ、今の戦いは僕達の全力じゃないから、それじゃあね」
 そう言って、、何も無かったかのように表情も変えず平静にそう言って、赤と青のマシンの持ち主は振り返って歩き去っていった・・・
 何なんだ、一体・・・
 
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