バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

暗黒騎士フラウリア(17)/5

暗黒騎士フラウリア(17) 5
 
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第5話 定例女性騎士お茶会開催
 
 城壁そばの広い空間、
 壁以外は草原が広がる場所、
 黒い鎧を着て、私はここに来ていた;・・・
 そこで近づいてくる一人の女性・・・
 「初めまして、あなたがフラウリアね」
 迎えてくれたのは、金のストレートヘアの凛々しさと母性を湛えた女性、
 白いインナーに体にフィットした白い鎧に身を包み、腰に剣を差し、聖職者のような少し高く伸びる白い三角の兜を着けている
 「初めまして」
 そう言って私は頭を下げ、すぐに上げて私は訊く
 「ところで、あなたは・・・」
 女性は私に優しい視線を向け
 「私の名前はステラ、この会の主催者で煌星騎士団に属しておりますわ、さ、奥にどうぞ、」
 ステラさんが左に避けた先には、円盤の下に蔓が巻き付いた交差した足が付いた机と対になるような椅子六つ
 優雅で足から天板に向かって蔓が巻き付いたようなデザインの真っ白な椅子と机・・・
 そこにはすでに四人
 一人はシベリリアちゃん、右手前の椅子に座っている、残りは左手前と奥の椅子に赤髪と青に近い黒の髪の女性、右奥には緑に近い黒の髪の女性・・・
 「それじゃあ・・・」
 言いつつも空いていた手前の椅子に座る・・・
 もう一つ空いていた私の前の席だが、カバー付きの槍が立てかけられているのだ・・・
 当然のようにそこにはステラさんが座り、皆を見るような視線から口を開く・・・
 「さて、新人さんも来ましたし、改めて自己紹介しましょうか、私は煌星騎士団に所属するステラよ、よろしくねフラウリア」
 私に視線を移しながらの言葉に私は軽く会釈を返し
 「はい、よろしくお願いします」
 「じゃ、次はあたし、」
 言い出したのは左前の赤髪の女性、気の強そう、というか、小生意気そうな顔に私より少し低い身長で、赤いインナーにやはり体にフィットした赤い鎧を着て、腰に剣を差しており、
 左頭に伸びた炎のような紙飾りをつけ、跳ねたみつあみを後ろに伸ばしている
 「あたしは煉獄騎士団のザラメ、あんたが噂のフラウリアか・・・」
 そう言ってまじまじと私を下から上まで往復して見つめてくる・・・
 「あの・・・そんなに噂になってますか・・・?」
 「そうよ、新聞とかでね・・・」
 そう言ったのは、ザラメさんの奥にいた青に近い黒髪の女性、
 清廉で正義感の強そうな目つきに青い全員インナーで体にフィットした青い鎧を合わせている、右頭に雫型の頭飾りをつけている、
 腰には剣を差している
 「初めまして、清澄騎士団に所属しているジェリーよ」
 「よろしくお願いします」
 こちらにも軽い会釈をする
 「で、私が前にも言ったと思うけど、豊穣騎士団に所属しているシベリリアよ、よろしくね」
 私の右隣りのシベリリアちゃんが挨拶してきた
 「はい、よろしくお願いします」
 私は優しく微笑みながら返した
 で・・・
 私の視線がその奥の緑に近い黒髪の女性の方に向く、
 少し緩いストレートの髪に優しげな顔、緑のインナーに鉄色の鎧・・・
 椅子には片刃の槍が立てかけられている
 その目がまっすぐ私を見て
 「初めまして、私はイスト、イスト・ドーナよろしくね」
 「じゃ、最後に」
 私はそう切り出して全員を見るように
 「フラウリア、フラウリア・デスランブルジャックです、よろしくお願いします!」
 そういって私は頭を下げたのだった・・・
 
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