バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/6 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア6
 
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 「はぁっ!」
 ガイキシンが剣を大きく振り上げ
 「ぬん!」
 叩き落としてきた!
 「ちょ・・・」
 横方向でもカーディンの全長を大きく超える剣である、そんなものが直撃すればどうなるか・・・
 「退避ー!!」
 カーディンの声が響き渡り、僕が左手側に跳ぶと同時に皆が左右にチリジリに分かれる!
 ズッガアァアアアン!!
 大地を砕く轟音と共に、衝撃波が発生し、僕もろとも周りも吹き飛ばされる!
 「うっだぁあああ!!」
 したたかに体を床に打ち付け転がったが、これくらいはどうってことは無い、
 まったく、何ちゅう威力だ・・・
 剣の刃先が大地に埋まっている、剣の奥幅が大きすぎて向こうが見えない・・・
 「これぐらいでは死なぬか・・・」
 ガイキシンが剣を振り上げる、
 上げられた場所には巨大な亀裂が入っていた
 「大丈夫か双歩!みんな!!」
 「僕は大丈夫!!」
 俺も、私も、グルォ!等と、まわりから散発的に声も聞こえる声の具合から、全員無事だと思うけど・・・
 「さて、それでは・・・最初にリチャージだったな・・・」
 すると、ガイキシンが剣を薬指と小指にひっかけるように持ち、何のカードも置かれていない板右手側のチャージゾーンに向かい、右手を振るう
 「リチャージ!」
 そして、大きく宣言した!振るってきた衝撃波だけでも吹き飛ばされそうになる!でも、負けるもんか!!
 右手で何も置かれていないチャージゾーンに向かって、
 「リチャージ!」
 「さて、次はドローだな・・・」
 ドロー?そういえば、あの板の上、山札が無い、一体どうやってドローするんだろ・・・?
 「ドロー!」
 ガイキシンが右手で無造作に後ろのメインサーバから一枚カードをぶちとった!
 ・・・ええっ!?
 「いいのっ!?」
 「いい」
 「でもメインサーバ迷惑じゃない!?」
 「迷惑ではない、そもそも、メインサーバこそ我のデッキであり山札、貴様らに何か言われる筋合いはない、」
 「で・・・でも・・・」
 「いいだろう、そこまで言うなら、なぜ我が新システムを使えるのかを教えてやろう・・・」
 新システム!?なぜ今その話が・・・!?
 「貴様らが新システムと呼ぶこれは、実体化にまったく違う気の力を掛け合わせ、より高い精度で実体化を果たすというもの、通常の実体化が高エネルギーで無理やり実現したものとすれば、これは互いの気の足りない部分を補いあって高い精度の実体化を行うもの、故に、種すら違う異種同士の生物と生物もしくは生物と機械の組み合わせでしか使えず、カードバトルという、それを行うフィールドでしか実体化を行えない」
 そうか、だからレオン君は、人間になりたがったのか!!
 「人間同士でも行えるが、これは波長の違う相手同士でしかできないらしい・・・そう、生物と機械、我は機械だ、確かに生物と組まなければならない、だが、いるではないか、ここに巨大な生物が・・・」
 「ま・・・まさか・・・」
 「そう、メインサーバだ!!、通常、植物と組むことは不可能だが、メインサーバほどの巨大な存在ならばそれも可能!!」
 な・・・そんなことが・・・!?
 「さぁ、先に進めよ、鋼野 双歩、それとも、もう一発この剣を喰らうのがお望みかな?」
 ガイキシンがこれ見よがしに剣持つ右手を上げる
 ぐ・・・いいだろう!!
 右手で山札の一番上のカードを、引くっ!
 「ドロー!」
 「それでは次だな・・・」
 ガイキシンが引いたカードを左手の手札に移し、すぐさま一枚のカードを引いて、板の中央少し奥の1番に置き、続けて、左手の手札からもう一枚引いてチャージゾーンに裏側で置いて
 「セット!」
 宣言してきた!ええい、こっちも・・・
 今引いたカードはバトルマシンズ カーディン ロボモードVol2!
 そして、今の左手の手札にあるカードは、バトルマシンズブースト、バトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズフルブースト、バトルマシンズ イーストオーファイブ、スライスフィッシュ&フィッシュボーンスープ、お~っし・・・
 引いたカードをチャージゾーンに裏側で置き、続けて、左手の手札から一枚引いて、こちらも1番に裏側で設置し、
 「セット!」
 「では行くぞ!」
 ガイキシンが右の手で1番に裏側で置いたカードを表にしてきた!よ~っし、行くぞ!こっちも右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!」
 「オープン!」
 「メガメカロード・ビット!!」
 「バトルマシンズ カーディン カーモード!!」
 突如、ガイキシンの後ろから上に向かって人工衛星のような何かが飛ぶ!
 それは、黄色い六角ハニカム構造で左右に青い、先が上下に分岐したT字六角青翼を付け、六角形ボディ中央からこちらを青いレンズのカメラがとらえているたようなものだが・・・
 でかい・・・あれだけでカーディンよりも大きい・・・
 「さぁ!我を楽しませてみよ!!」
 ガイキシンの声に応えるかのごとく、そのメガメカロード・ビット、メガビットがカーディンの方に飛んで行き、そのレンズに光を溜め始め・・・
 「カーディン!」
 「とう!!」
 カーディンが、両腕を180度回しつつ両肩と共上に上げながら両肩の中にその両腕を収納し、両肩の間にその頭を収めパトカーの前部として、同時に、胸部のパトライトから下二つが上に出てきてX字のパトライトとなりつつ両足を思い切り後ろに折り曲げ、その間にも腰が180度回転、折り曲げられた両足と共にパトカーの後部となって、完全なパトカーの姿となり着地!
 そこにメガビットが極太のレーザーを発射した!!
 慌てて走りだし、右前輪側に回り、レーザーを避けるカーディン!
 そのまま今度は左前輪側に大きく曲がってメガビットに対し旋回運動を行いつつ
 「双歩!」
 「わかってる!!」
 右手でチャージゾーンのカードを一枚前に!
 「コストの見せ合いか?いいだろう!!」
 ガイキシンも右手でチャージゾーンのカードを一枚前に出してきた!
 「それでは行くぞ!」
 「表に!」
 互いに前に出したカードを表にするっ!
 まずは、僕が表にしたカード!バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2!!
 続けて、ガイキシンが表にしたカード!機発 メカロード!?
 戦闘前タイミングのリサイクルカードか、それなら、行ける!!
 右手で1番のバトルマシンズ カーディン カーモードのカードを持ち、左手でバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2のカードを持って、
 バトルマシンズ カーディン カーモードのカードを裏に返しつつチャージゾーンに置いて、バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2のカードを1番に移動させるっ!
 「僕はバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を1番に召喚!コストにはバトルマシンズ カーディン カーモードを指定!!」
 「プログレスチェーンジ!!」
 カーディンが叫ぶと同時に、カーディンが一気に急カーブして、メガビットの方を向き、
 パトカーの前部を左右に開いて間から鋼の顔を持つ三角頭を出して額に着けたパトライトと羽のエンブレムをきらりと光らせつつ、
 パトカーの後部が外装ごと曲げていた足を延ばすように後ろに展開、その端を地に着け自身をメガビットに向かって跳ばし、腰が上側を回すように180度回転、
 そこで両肩の部分から両腕がわきを締めるように出現し両腕がタイヤの部分を外側に出すように180度回転、
 胸の部分となったパトライトの下二つが振り子が内側に上がるように胴部分内部に入り収納され、パトライトが緩いV字となりながらパーポーパーポーと音を出し、光り、
 そのままカーディンがメガビットに向かって行き
 「はぁあ!!」
 その右拳を突き出していく!!
 そして、その右拳をメガビットに叩き込み
 「でやぁあああ!!」
 力を込め一気に下に叩き落とした!
 ズガン!
 床に叩きつけられる音が響く中で、さらに、カーディンが後ろから足を上に上げて回転しながら下に足を置き、一気に降下!メガビットにその右足で蹴りを喰らわせた!!
 ドガン!!
 よし!このまま行けば勝てるはず!
 「ふむ・・・このタイミングでこれを使えばいいのか・・・」
 なんだ?ガイキシンが左手からカードを引いてこっちに見せて
 「我は機廻 メカロードを発動!メガメカロード・ビットのパワーを強化し、300上げ、山札から一枚引く」
 な・・・!?
 「はあっ!!」
 ガイキシンが右手の剣を握り直して上に振り上げると、その剣から炎が、メガビットに注入されていく・・・!
 さらに、その右手でメインサーバから一枚のカードを引いて左手の手札に移した後、再び手札から一枚引き、剣と共に僕の方に指し示し
 「我は、メガメカロード・ビットの効果を発動!同名のカードを捨て、メガメカロード・ビットの1000分上げ、更に、山札から一枚引く!相殺はないな・・・鋼野 双歩!!」
 「ぐっ・・・無い!!」
 メガビットが炎を光に変換し、いきなり極大ビームを放つ!
 「うぉっ!?」
 これに驚いたカーディンだが、何とか飛び退らず、メガビットの上で立ったまま、が、今度はメガビットが下レンズを合わせ、ビームを放ち、浮き上がった!!
 「何っ!?」
 そこで吹き飛びゆくメガビットがカーディンに向かい、照準を合わせる!カーディンが右足側に跳び
 「させん・・・」
 ガイキシンがその右手の剣を思い切り振り降ろしてきた!
 「うおっ!?」
 着地直後だが、何とか右足の方に再度跳躍し回避!
 「ならばっ!!」
 そこにガイキシンの右足蹴り!?
 「しまっ!?」
 カーディンはそのつま先で軽々蹴り上げられ、そこにメガビットの光線が下から向かい来た!!
 「ぐわぁあああ!!」
 カーディンッ!?
 くそっ!一縷の望みをかけ、右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ、
 左手からカードを一枚引いて前に出し、宣言!
 「僕はバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2の効果を発動!バトルマシンズブーストを見せ、このカードをチャージゾーンに置く!」
 と、カーディンが所々焦げ、大地に向かって落ち、叩きつけられた!!
 「カーディンッ!!」
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