バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/14 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア14
 
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 ならばこっちも、右手で元は右から2番目の、今は一番右のライフカードを、引くっ!
 これは・・・
 左手の手札に加え、続けて、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 ガイキシンの方もチャージゾーンの表カードを右手で裏に返してきた!
 さらに、山札の一番上のカードを右手に取り、
 ガイキシンの方も、目の前に伸びてきた枝に付いたカードを右手でとり、
 引くっ!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 よっし!こいつも!!ここで一気に・・・決める!!
 大丈夫、向こうが何か出してきてもこいつなら!!
 今引いたカードをチャージゾーンに裏側で置き、左手の手札からさっきのカードを引いて2番に裏側で置いて
 「セット!」
 「セット!」
 ガイキシンも手札からカードを引いて1番に裏側で置き、続けてもう一枚引いてチャージゾーンに裏側で置いてきた!
 そして、互いに、僕は2番の、ガイキシンは1番に、それぞれ裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「レオリング・メタル!!」
 「オーバーカオスエンペラーメカロード 鎧機・震 超越!!」
 オーバー!!オーバー!!オーバー!!オーバー!!
 緑の画面が黒く染まり赤く点滅、そして、左右からOVERという白い文字がいくつも流れてくる、これは・・・来るか!?
 「はぁああああ!!」
 ガイキシンが裂ぱくの気合と共に赤く染まって行く・・・いや、内部から赤い光があふれ、鎧が赤く鈍く光り、隙間からその赤い光があふれているんだ!!
 「ぬゎぉおおおおお!!」
 そして、ガイキシンの板の上と背後のメインサーバから一枚ずつのカードが上に飛び出し太陽を背にして降下、向こうの緑の板一番に着弾、そこから赤い煙のような光があふれ、ガイキシンの中に吸収され、ガイキシンの力がさらに増す!!!
 「強度、6.66 オーバーカオスエンペラーメカロード 鎧機・震 超越」
 「さぁ、ラグナロクを始めよう・・・」
 ガイキシンが思い切り剣を振るい、辺りに炎をまき散らす!!
 ゴォオオオ!!
 画面に写るはオーバックスのカード!混沌機灼 メカロードカオスオーバー!!
 「どうした・・・おびえているようだが・・・?さぁ、存分にあがくがよい!!」
 炎を背景に、ガイキシンが言い放ち、僕達に剣を向ける・・・!
 「くっ・・・!」
 大丈夫・・・どうにかなる、いや、してみせる!!
 右手でチャージゾーンのカードを四枚表に!そして、1番と2番のカードをトラッシュに置き、表にした内のカードの一枚を1番に裏側で、置くっ!!
 「僕は、レオリング・メタルのコストに、バトルマシンズブースト、マシンリザイド、バトルマシンズ カーディン カーモード、そして、レオビクトリーカーディンを指定し、さらに、ビクトリーカーディンとレオリング・メタルをコストに、レオビクトリーカーディンを、1番に召喚するっ!!カーディン!!レオリング!!」
 「うむっ!」
 「グルォオオオオオ!!」
 Vカーディンがその右手をレオリングにかざす!
 「超フュージョン合体!!」
 「グルォオオオォオオオオオ!!」
 レオリングが上に跳躍し、同時にVカーディンも上に跳ぶ!
 そして、レオリングの両前足と体の後ろ部分が胴前部と分離しつつ、何かの白いパーツが上に飛んで行き、
 後ろ部分が上下反転して左右に分かれつつ、尾の部分が離れ、
 後ろ足左右の内側の方から前につま先が現れたと思ったら、後ろ足を上に上げたまま内側を下に向ける様に後ろ足両部分が変形、
 そのままVカーディンの左右の足下に合体!!
 ガシン!!、ガシン!!
 さらに、胴前部から離れた右前足が爪の方を先にし、Vカーディンの右腕に、左前足がこれも爪を先にしてVカーディンの左腕に付き
 ガシャン!!、ガシャン!!
 そこで、前に分かれた胴前部が、顔を残しつつその左右に胴を開きながら、顔と直角に立つように後ろ左右に関節を通す丸い穴の開いた装甲の白い内部を残しつつ装甲が左右に開き、
 同時に、Vカーディンの両腕も肩の付け根から外側に分離し、Vカーディンのパトライトが顔部ごと上に移動し、その胸部にレオリングの胴前部が合体!!
 ズガァン!!
 Vカーディンの胴左右にレオリングの胴前部の垂直に立った部分が来て、そこに、Vカーディンの両の腕が元の場所に戻るように合体しながら、穴の部分に関節を通し、その部分とVカーディンの胴部と隙間なく接合し
 ガシィン!!、ガシィン!!
 レオリングの尾の部分が先とそれ以外に分かれ、Vカーディンの剣の先と柄の端にそれぞれ付く!
 パシィィイイン!!
 そして、白銀の両刃剣の上下に金のパーツが付いた格好となり、そこで、Vカーディンの頭上から、レオリングから飛んで行った白いパーツが降ってきて、頭部分にかぶさりながら、頭部分のみを下に押し込みながら、
 バシィイイン!!
 パトライトの部分を額の方に持ってきて、降ってきた角斜め四角のパーツが周りと一体化して兜の形となりつつ、パトライトの下の空洞に顔部分を露出、兜口部左右からフェイスマスクが出てきて口部を覆う!!
 次いで、その額のパトライトがピーポーパーポーと鳴って赤く光りながら地面に着地!!
 ズドォオオオオン!!
 その右手の剣を両手に持ち替えて前下に構え
 「レオッ!!」
 上に振り上げ
 「ビィクトリーィイイイ!!」
 両腕を交差させつつ思い切り外に開放し
 「カァーディィイイイイン!!」
 「グルォオオォオオォオ!!」
 叫んだ!!
 「さらに、レオビクトリーカーディンの召喚効果、超合体適応!!を発動!!」
 すると、ガイキシンが右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「ならば我は、前のターンと同様、混沌機戒 メカロードカオスの効果を発動し、」
 右手の剣を前に突き出す!
 「我自身の効果も発動だ!!この効果で、我のパワーが700上がり、さらに、2000パワー以下の奴らは破壊されるが、どうやらここにはいないようだ・・・」
 ぐっ・・・
 「まずは小手調べだ!!」
 ガイキシンが大きくその炎の剣を上に振り上げ、
 と、その剣にガイキシンの赤い光が感染、刀身ごとと錯覚するように上に向かって大きく伸び、さしずめ、赤い光大剣となる!
 そして、それを大きく振り降ろしてくる!
 うっだあぁあああ!!
 慌てて右手の方に走り、これを避ける、同時に、レオビクトリーカーディン、LVカーディンも右手側に走り避ける
 ビシュ!
 僕の左頬を一閃の赤い光がかすり、焼く、
 っつ、熱っ!
 思わず背後を見ると、赤光大剣の光が大きくなり、同時に、収まって行っている所だった、
 まさか、剣を振るった時にあそこから照射された・・・?
 剣はその光をたたえたまま、まるで鼓動するかのように光が大きくなったり小さくなったりする、
 まずい、あんなの、何度も何度も喰らえない!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はマシンクールウィンドの効果を発動!!レオビクトリーカーディンのパワーを500上げる!!」
 が、ガイキシンが右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「おっと、我は機閃 メカロードの効果を発動、もちろん、マシンクールウィンドの効果を相殺だ、ぬん!」
 ガイキシンがその剣を上げたと思ったら下に向け、ガンと置き、その衝撃からか熱気が来る!
 ただそれだけで、僕の後ろから来た吹雪が吹き散らされる!
 って、光が増大してる!こっちにくる!!
 思わず右手に飛ぶと、刹那、僕のいた場所を赤い光が行き過ぎていた、
 僕を焼き尽くすほどの大きさである、あのまま突っ立っていたら危なかった・・・
 でも、カードは相殺されたな、ええいまだまだ!1700の差、埋めてやる!
 右手で再びチャージゾーンのカードを表に!
 「僕はマシンスパークグリリアスの効果を」
 「我は、機発 メカロードの効果を発動、無論、そちらのマシンスパークグリリアスの効果を相殺だ、はあっ!」
 ガイキシンがその剣を両手で真上に振り上げると、剣の光が膨れ上がる
 まずい!!
 慌てて光が膨れ上がる場所と方向を見極め、やっぱりくる!
 少し右足側に移動!
 ビシュゥウウウウ!!
 辺りに赤く太い光が幾重にも降り注ぐ!
 無論、その光は僕のいた場所、と同時に、僕の両サイドにも降り注ぐ!
 もう少し右足側に行っていたら当たっていたという算段である、危ない危ない・・・
 だが、今の光、無差別に撃って大丈夫かと思ったが、メインサーバにいくつか降り注いでも影響無さそうだ、ついでに、LVカーディンにも、
 どうやら、僕だけを殺す光だったようである、えげつないな・・・
 「双歩!大丈夫か!?」
 慌ててカーディンが僕の方に来る
 「大丈夫だよ、なんとか避けたの見てたでしょ?今は前線に集中して!」
 「あ、ああ・・・」
 カーディンは不安そうな声を上げるが、次のカードを発動できれば、前のターンと同じ状況を作り上げられる・・・と思う、
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は、機械荒野の巻き砂の効果を発動!!」
 「無論、それも相殺させてもらう!!」
 後ろから砂嵐が巻き起こる!しかし、ガイキシンは上から剣先を地に打ち付けただけで何もしない、
 雪と電気の混ざったその砂嵐は、一気にガイキシンに襲い掛かる!
 が、ガイキシンは何事も無いかのように突っ立っているだけ、ダメージを受けた様子も無い、
 そうしている間にも、ガイキシンの前に、砂と氷と雷の長大な階段と、その先に半円のバトルステージが出来ていた、
 「行くぞ!!」
 階段を上るたびに電気を受けその速さを増していくLVカーディン!
 そして、上にたどり着いた早々、剣を振り上げ、ガイキシンに向かって行く!
 「ならば!」
 ガイキシンが剣を下から足場を斬り裂きつつ振り上げ、振り下ろす!
 ガッ!
 LVカーディンはそれを己の剣で受け止めた!
 「ほう!」
 「どうだ!!」
 「足場が悪いのにもかかわらず、よくやる!」
 「私は負けない!双歩と、皆と、共にある!」
 「グルォオオオオ!!」
 「ならば!!」
 LVカーディンが剣の熱で体の各部から蒸気を上げる中、ガイキシンの剣を弾き返す!!
 「実に面白い!!」
 今度はガイキシンが左手側から剣を振るう!これをLVカーディンはそちらの方に剣を縦に向け受け止めながら
 「うぉおおおお!」
 剣を滑らせながら一気に突進、その左拳を振り上げながら、その左腕の獅子の爪をガイキシンの胴に叩き付ける!
 「甘いわ!!はぁああああ!!」
 しかし、ガイキシンの気迫と共に、ガイキシンの体の光が増大していき
 「うぐぉおおおお!!」
 その光にLVカーディンが吹き飛ばされる!
 「今だ!!」
 そこでガイキシンがもう一度剣を振り上げる!今度は、その剣の光が天を貫くほどに伸びて行き
 「はぁあああああ!!」
 重々しく重々しく振り降ろされる!!
 LVカーディンは何とかこれを着地しつつ剣を横に振り上げ受け止めるが、その勢いからか砂地に埋まり始め、、
 おまけに、LVカーディンの関節が悲鳴を上げ、今にも潰れそうに歪曲していく!
 カーディン!!なら・・・付け焼刃でも!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!!
 「僕は、バトルマシンズフルブーストの効果を発動!レオビクトリーカーディンのパワーを1200上げる!!」
 「はぁあああああ!!」
 LVカーディンが徐々にガイキシンの剣を押し返していく!
 「だぁ!!」
 そして、弾き返した!!そこでガイキシンに向かい跳躍!
 「これでぇええええ!!」
 「いいや、貴様らは終わりだ!!」
 ガイキシンが右手でこのターンチャージゾーンに置いたカードを表にしてきた!!
 「我は混沌機激 メカロードカオスオーバーの効果を発動!!この効果で我のパワーを4000アップする!!」
 ガイキシンが剣を振り上げると、剣の光が上空に吹っ飛び、LVカーディンの上から降り注ぐ!!
 「ぐぉおおおおお!!」
 そこにガイキシンが左手下側からLVカーディンを砂の足場ごと掬い上げるように斬る!
 「がぁああ!!」
 LVカーディンが上に吹っ飛んだ!そこでガイキシンはもう一度剣を下げ、今度は反対側下の方から再び剣を振るう!!
 「がぁっ!」
 LVカーディンはこれをとっさに剣で防ぐも、さらに上に吹っ飛ぶ!
 「これでっ!!」
 ガイキシンが渾身の力を込めて剣を振り上げ、その刀身に、今までとは比べ物にならない大きな赤い光の柱を作り上げ、一気にカーディンに叩き付ける!!
 「うぉおおお!!」
 剣に巻き込まれ、下に叩き落されて行くLVカーディン、赤い光は、LVカーディンをそのまま砂の足場にぶつけて砂の足場を崩壊させ、LVカーディンを斬って行く・・・
 だが、今度は赤い光がさらに増大しつつLVカーディンの後ろの方にいた僕を巻き込むように迫ってきた、
 今までよりももっとも大きく長い、全力疾走で避けられるか・・・?
 慌てて右外側の方に走るが、ダメ、避けきれない
 「うわぁあああああ!!」

次へ
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