バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/13 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア13
 
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 ガイキシンの高笑いが響き渡る!!
 「いいだろう!お前達はまだ負けていないと、死んでいないと!!」
 「そうだ!!」
 「その通りだ!!」
 「いいだろう・・・それならば・・・まず!」
 ガイキシンが右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返してくる!
 ならこっちも右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 そして、メインサーバからカードの付いた枝が伸びてきて、引く!
 こちらも山札の一番上のカードを引き
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 引いたカードは・・・よし!
 引いたカードを1番に裏側で置き、さらにもう一枚左手の手札から引いて同じ場所に、もう一枚も引いてチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!」
 「セット!」
 向こうも右手で一枚手札から引いて1番に、もう一枚引いてチャージゾーンにも裏側で置いてきた
 「さて、そろそろ本気を出させてもらおう・・・」
 そう言って、ガイキシンが1番に裏側で置いたカードを右手で持って表にしてくる!
 ん?なんだ・・・いや、考えてる暇なんてない!
 右手で1番に裏側で置いたカードを二枚表に!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「さぁ、我の出番だ!!」
 ガイキシンがその剣を両手に持ち、振り上げ、左手側に向けて思い切り横薙ぎに振り回し、袈裟懸けに斬り、上に再度振り上げた後、前に思い切り構える!
 そして、右手向こうの方から、ポリスカラーのトレーラーが走り込んでくる!
 上白下黒で塗り分けられて上部中央に上下に狭い窓が付いて屋根の上に赤いパトライトが乗った全高の少し低い前部があり、
 それが、上下左右に少し細い前の方に黒く真四角な後ろの方の後部をけん引している
 「バトルポリストレーラー!!」
 「それが貴様が召喚したものか、そんな小さきもので、我に立ち向かおうというのか?」
 「うるさい!僕達は全力でやってるだけだ!!」
 「その通りだ、ガイキシン!!」
 ガイキシンの少し余裕の入った言葉に、僕とカーディンが全力で反論する
 「全力か・・・いいだろう、それならば、全ての力を使いかかってこい!!」
 ガイキシンが前の方にカードを自身のコストとしてだろう、六枚出してくる!
 「我は、我自身のコストに、機閃 メカロード、機抜 メカロード、機吹 メカロード、機進 メカロード、機裂 メカロード、機辺 メカロードを指定!!」
 よし・・・それじゃ、僕の方も行くぞ!
 右手で前に出した内の一枚を山札奥のトラッシュに送り、チャージゾーンのカードを三枚表にし、うち一枚をトラッシュに送って、
 「僕は二枚目に表にしたバトルマシンズ バトルポリストレーラーのコストにバトルマシンズ カーディン カーモード、マシンリザイドを指定し、バトルマシンズ カーディン カーモードを2番に召喚、コストにはバトルマシンズ カーディン ロボモードVol2を指定!これも2番に召喚!コストには2番のバトルマシンズ カーディン カーモードを指定し、そして、バトルマシンズ バトルポリストレーラーの3枚目のコストにして、最初に表にした、ビクトリーカーディンを1番に召喚!コストにはバトルマシンズ カーディン ロボモードVol2とバトルマシンズ バトルポリストレーラーを指定するっ!カーディン!!」
 「よし!!フュージョン合体だ!!」
 カーディンがその右手をバトルポリストレーラーに向ける
 「バトルポリストレーラー!!フュージョン合体!!」
 すると、バトルポリストレーラーの窓が一瞬光り、バトルポリストレーラー、トレーラーの下部から炎が噴き出して、前部が上に、後部が下に行くように角度を変えて直立し、
 後部が左右に割れ、下端から黄色いつま先が、上の方に曲げていたものを降ろすように出現して両足を形成し、
 前部下の方が、両腕を後ろに伸ばすように飛び出し、そこから、前部より白く四角い何かが上に飛びだして行って、トレーラの前部が左右に分かれ、両肩に、その下が両腕となるように転回、
 下の部分がタイヤを外側にするように周り、そこで両の拳が飛び出して、
 前部が両肩に、その下が両腕となり
 「とぅ!!」
 そこにカーディンが跳躍!頭とパトライトの部分を前に倒しながら、両腕が180度回りつつ両肩と共に前に閉じてパトカーの前部となり、両足が思い切り曲げるように後ろに行きながら腰が180度回って両足がきっちり曲がりパトカーの後部となって、そのパトカーの部分がタイヤを下にして二つ折りに変わり、
 そこで頭とパトライトの部分が上の方に行くように全体が回りつつ頭とパトライトの部分が以外が180度回ってトレーラーの開いた胸部に合体!!
 パトライトの下部分から黄色い翼の意図のパーツが出て、
 上の方からさっき上に飛びだしって行った白い四角いパーツが降ってきてカーディンの頭に降下、装着され、その勢いでパトライトごと下に押し込まれ、パトライトが胸部、頭が頭部となる!!
 振ってきたそれは、無骨な角の目立つ白い金属の兜、上に真四角で小さめ、左右に平べったく四角いダクトが付き、口元には下に四角いでっぱりの付いた白い金属マスクが、額には羽とパトランプを模した金のエンブレムが付き、
 そして、胸部の緩いV字のパトライトに。同じく対のパトライトが振り子を下げるように出てきて、そこから下二つのパトライトが上がってVVのパトライトとなり、パーポー、パーポーと鳴らし赤く光ってカーディンとトレーラーが着地!!
 ズシィイイイイン!!
 砂ぼこりを周囲に上げながら思い切り目を光らせ、両腕を上に上げて「ビィクトリーィイイイ」そこから左拳を下げつつ右拳を前に出し「カァーディィイイイイン!!」
 叫ぶ!!
 「召喚効果・合体適応!!発動!!」
 なんてねっ!
 「ならば、我はこのカードを発動させる!!」
 な・・・あのカードは・・・!?
 「この混沌機戒 メカロードカオスの効果によりターン終了時に手札を増やし、相手のモンスターがいて、自分の戦闘を行うカードの無い場所にパワー0のモンスターを置き、さらに、我自身の効果も発動だ!!」
 ガイキシンがビクトリーカーディン、Vカーディンの方を見据える
 「さぁ、勝負だ、カーディン、いや、その姿の時はビクトリーカーディンと呼んだ方がいいかな?」
 「ああ、いや、カーディンでいい」
 「ならば行くぞ、ビクトリーカーディン!!」
 「お、おぅ!!」
 Vカーディンがガイキシンに向かって走り、その右拳を振り上げ、ガイキシンの左足に叩き付ける!
 が、ダメッ!サイズ差がありすぎる・・・!
 「どうした?その程度かな・・・?」
 「ぐっ、くそっ・・・」
 「ふんっ!!」
 ガイキシンが左足をほんの少し突き出しただけで、Vカーディンは吹き飛ばされ、天を仰いで倒れる!!
 やはり、僕の助けが・・・いるっ!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は、バトルマシンズフルブーストの効果を発動!ビクトリーカーディンのパワーを1200上げる!!」
 「はぁあああああ!!」
 Vカーディンが気合の一喝と共に立ち上がり、走り出す!
 「無駄だと」
 「ぬんっ!!」
 Vカーディンの右拳の一撃が、ガイキシンの左足を揺らす!!
 「なんと・・・!?」
 「ぬんっ!!ぬんっ!!」
 その後も左拳、右拳と叩き付け、ガイキシンの左足の装甲をへこませていく!!
 「驚いたな、まるで水滴が鉄の上に落ちて来たかのようだ、だが・・・」
 ガイキシンが左足を大きく上げる!!
 ズガンッ!!
 「ぬわぁああ!!」
 「その程度では我のボルト一つ緩めることもかなわぬ!!」
 まだだ!右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!
 「僕は、バトルマシンズフルブーストのコストに、バトルマシンズ カーディン カーモードを指定し、そのままマシンクールウィンドの効果を発動!ガイキシンのパワーを700下げ、ビクトリーカーディンのパワーを500上げる!!」
 僕の背後から吹雪がガイキシンを襲って行く!!
 「ほう・・・ちょうどいい冷却材だ、だが、これ以上はまずい、そんな感じがするのでな・・・」
 ガイキシンがチャージゾーンのカードを一枚右手で表にしてくる!
 「我は、機発 メカロードの効果を発動、マシンクールウィンドを相殺させてもらう、はぁっ!!」
 ガイキシンが思い切り炎剣を振り上げ、叩きつけてくる!
 「うわっ!」
 思わず左足の方に向いて走り、避ける!
 ズガンッ!!
 「双歩!?」
 「僕は大丈夫!!」
 炎の大剣は僕のいた場所に大きな傷を付けているものの、僕は何とか回避できた、
 が、吹いていた吹雪は、大剣の一撃によってものの見事に吹き散らされていた・・・
 でも、まだ使えるカードはあるっ!右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は、マシンスパークグリリアスの効果を発動!ガイキシンのパワーを300×3下げる!!」
 電撃が炎の大剣をひた走り、ガイキシンの右手に感電!
 「そのような些事な電気で我が蓄電池は満たせやしない・・・」
 ガイキシンが左手の手札を見せる!
 「我は、機跋 メカロードの効果を発動、マシンスパークグリリアスの効果を相殺する、このような質の悪い電気、いらぬ・・・」
 ガイキシンは炎の大剣を粗雑に横ぶりし、電撃を払いのけた!
 でも・・・まだ残ってる、こっちに来て手に入れた、カードが!
 僕は右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は機械荒野の巻き砂の効果を発動!ガイキシンのパワーを、1200下げる!」
 「ほぅ・・・」
 ガイキシンが感心したように声を上げる!
 と、僕の後ろから、強烈な砂の竜巻が吹き飛んで来る!!
 あれは・・・?機械荒野の巻き砂ってこんなんだっけ・・・?あ!違う!あの風、吹雪だ!!それに電気を帯びてる!!
 マシンクールウインドとマシンスパークグリリアスの力を取り込んでるのか!?
 「なに・・・!?」
 その砂吹雪電気嵐が一気にガイキシンの胸元に突き刺さって行く!
 「ぐぬぅ・・・!!」
 その威力にか、ガイキシンがうめき、一時動きを止める、ん?
 砂吹雪電気嵐が通った後に、あれは・・・砂と氷の足場!?
 間違いない、砂と氷が固まり、電気を帯びた小さな足場が、ガイキシンの胴に向かって続いていっている・・・
 「カーディン!」
 「わかった!!」
 カーディンも状況を察したのか、僕の前まで来て、足場を上って行く!
 その速度は、一段上がるごとに電気を吸収し、その速度を増して行っているようだ
 「何だと・・・!?」
 「うぉおおおおお!!」
 ガイキシンが戸惑う間に、カーディンは一気に胴の前まで登り詰め
 「ぬぉりゃああああ!!」
 右拳を大きく振り上げ、叩き込む!!
 「ぬぅっ!?」
 その攻撃に、とうとう、ガイキシンが、ひるむ!!
 「まだだぁあああああ!!」
 そこで、反動で後ろに跳びながら、右手で右足外側を押して、右足外側にスライドさせて飛び出させ、そこから何かが飛び出してくる、
 それは、黄色い剣の柄、つばの部分にはVカーディンと同じパトライトがデザインされ、その先には白銀の両刃が付く、白銀の両刃剣だ!!
 その剣をVカーディンは右手に取って抜き、そのまま右手で飛び出した部分を押して戻し、そこで後ろにあった足場の端に両足を付けて着地し、再度跳躍!
 袈裟懸けに剣を振りおろし、ガイキシンの胸部中央に、傷を付ける!!
 「ぐぉおおおおお!!」
 が、ガイキシンががむしゃらに大きく剣を振り、炎の嵐が巻き起こる!
 「ぐぉおおお!!」
 Vカーディンがとっさに剣で防御しつつも大剣に弾き飛ばされ、同時に炎の嵐にのまれ、
 その炎の嵐により、足場たちもあっさりと消えていく・・・
 そして炎の嵐が収まり、Vカーディンが天から降ってきて、その背をしたたかに打ち付ける!
 ズシィイイイン!
 と、ガイキシンがくたびれたように体と頭を前に少し倒す
 「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・は・・・はは・・・ははははは!!」
 な・・・なんだ!?息が切れたかのように息を荒げていたと思ったら、急に笑い出して
 「面白い、面白いぞ!まさか、一撃喰らうとはな!」
 ん・・・?あれは・・・
 チャージゾーンのカードを三枚表にし、右手を前に出し、宣言!!
 「僕は、機械荒野の巻き砂のコストとして、マシンクールウィンドとマシンスパークグリリアスを指定、そして・・・」
 僕の左手後ろから、突如放たれた砲弾が、ガイキシンの胴部中央を穿つ!!
 ズドン!!ズガン!!
 「ぐわぁああ!!」
 放たれた砲弾は、確実に、Vカーディンの斬った場所中央を捉えていた
 「どうだ!やってやったぜ!!」
 左手奥の方から出てきたのは、バルクだ!さっきの炎の嵐の中をどうにか耐えきったらしい
 バルクはまっすぐにガイキシンを見上げ
 「どうだ!私が動けることに驚いただろう!私は耐火性もばっちりなんだ!!」
 そういう問題じゃないと思うけど
 「ふむ、取り乱したが、大したダメージじゃない、せいぜい、歯車が少しの間止まったぐらいだ」
 「何だと!」
 そこに、ガイキシンの右足が来る!
 「なっ!?」
 ズガァ!!
 あわれ、バルクはそのままその右足により、壁に埋められてしまった・・・
 「ぐぐぐ・・・後は・・・頼んだぜ・・・」
 そんな言葉を聞きつつ、バルクから右足が離れて行った・・・
 さて、先ほど僕が宣言した続きはこうである
 「僕は、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクの効果を発動!それが相殺されるなら、砲撃!!タンク・バーング!!の効果を発動させる!!」
 と、
 だが、どうやら、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクの効果の方は相殺され、
 砲撃!!タンク・バーング!!の効果のみが発動されたようである、まったく、こっちはスマッシュだからあまり発動させたくないんだけど・・・
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にして宣言
 「僕は砲撃!!タンク・バーング!!のコストに、バトルマシンズブーストを指定!!」
 「ふふふ・・・ビクトリーカーディン、雑魚共はもうすでにいなくなったようだな」
 「残念ながら、彼らは雑魚ではない、ここまで私達の戦いを支えてくれた勇士たちだ、それに・・・」
 「それに・・・?」
 「まだ私の仲間は残っている、双歩と、それに・・・」
 「グルオッ!!」
 右手の方から、レオリングが走り込み、Vカーディンと共に並び、ガイキシンを見上げる
 「ふん、裏切者が、いいだろう!」
 ガイキシンが剣を持ったままの右手で最後のライフカードを取って左手の手札に移し、その右手の剣を前に振り降ろす!
 「裏切者共々、処分してくれよう!!」

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