バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

Wカード&A 1話/22

Wカード&A 1話22
 
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22
 
 黒蛇竜の板からカードを取って見て二枚置く、
 そして、手元に現れたのは、骨を片刃の大剣に整形し、刃先に鋼の刃を埋め込んだ代物、
 骨の砂かぶったような白に鋼が鋭利に光る逸品だ・・・
 炎竜が炎の剣を振り上げ、ぶん投げてくる!!
 先に誰もいないことを確認しつつ大きく横にそれるようにして駆け避け、
 そのまま炎竜に向かう!
 炎竜もここぞとばかりに炎の剣を形成、構えて真横に振るって来る!
 ここだ!
 剣を前に出して叩きつけてその反動に跳躍!
 炎の剣を避けながら着地しつつその勢いを利用して剣を振り上げ叩きつける!
 目の古傷に叩きつけられ思い切り怯む!
 さらに、思い切り横から振るいひるませる!
 追撃・・・いや、
 右パンチが来る!!
 大剣を盾代わりに出して防ぐも、少し吹き飛ばされ、
 炎竜はその間にも体制を立て直し翼を羽ばたかせ空に飛ぶ!
 炎竜が炎剣を形成し、振り投げてくる!
 急いで後ろに振り返って駆け下がり爆発含め避ける!
 振り返り炎竜を見上げる・・・
 落ち着け、いつまでも飛んでいられるわけじゃない、
 持久力が無くなれば降りてくる、そもそも、ここは巣の前だ、
 巣の場所を知られたり荒らされたりするのは嫌なはず、ならば・・・
 ここで仕留めに来る!!
 と、いきなり炎竜が炎剣何度も投げてくる!?
 狙いは俺、少し離れたところから逃げ道を塞ぐように放り投げてくる!?
 くそ、どこだ、どこにいれば避けられる!?
 ・・・ここだ!
 たくさん放り込まれた中央少し右辺り、
 俺はそこまで走り込む、
 辺りを包む爆音、炎、熱、そして爆煙、俺の視界も遮られ、
 ・・・爆煙に包まれた時一瞬思いだしたのは炎の剣が俺の家に降り注いだ瞬間だった・・・
 唐突に炎の剣をくわえた炎竜が俺の真上に現れる!
 だけど・・・!
 俺は左側、炎の剣と炎竜に当たらぬ間際の場所にいた、
 相手の視界を奪うために煙をばら撒いたなら、その先にあるのは渾身の一撃・・・!
 炎竜の重量により辺りに走る衝撃波と風、俺は寸前に大剣を盾に姿勢をしっかり保ちそれを防ぎ、
 炎竜は続けて炎の剣の回転斬りを仕掛けようとしてくるが、
 その前に俺の大剣の一振りが炎竜の首に叩きつけられる!
 回転の途中ということもありいつもより大剣が食い込むそのまま俺は吹き飛ばされるもきっちり着地、
 炎竜は回転斬りで一回りするも、古傷への攻撃やさっきの一撃のショックか明らかに動きが鈍い、
 ここで終わりだ!俺は大剣を振り上げながら走り近づき、炎竜の右半身に叩き込み、その一撃は、先程付けた首の傷とかち合い、
 首を深々と斬り裂いていく・・・
 

 
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