バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話04

水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話/04
 
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バトル2
 
 「お前達は何だ!?政治すらわからない、学歴すらないただのバカじゃないか!!」
 何を言い出すかと思えば・・・
 「自分以外は馬鹿だとしか見えないのか?」
 「違うな、知恵が無いんだ」
 なるほど、カンテーラ、知識はあっても知恵は無い、と、
 「リチャージ!」「リチャージ!」
 「ドロー!」「ドロー!」
 さて、ここは・・・
 「セット!」「セット!」
 「オープン!」「オープン!」
 カードを表に!
 「まずは俺から、来い、シマワーム!」
 「ダブモンNo.248、逃走立向の漕刑囚、シマワーム!!」
 地中より細い縞の付いた人並みの大きさのミミズが現れる、その体にはいくつかの鎖付きの鉄輪、
 しかし、その力のこもった口は、何かをあきらめてはいない顔に見えた、
 「ならば、こちらはこいつだ、ロクデコジ!」
 「ダブモンNo.275、トノサマキブンのニセコジキゾク ロクデコジ!!」
 緑の姿をした人ほどの大きさのカエルが現れる、黄鉄鉱の冠をかぶった蛙のように見え、
 それが怠惰にまみれたかのように寝ころんだのだ・・・
 「コストには疑惑のカウントエレメントと怠惰な仕事による損害きついエレメントを指定ダァ!!」
 「なら、俺は闇属性のサンダーボールエレメントを指定!」
 「いいだろう、それならば1番戦闘!」
 ゴロゴロゴロゴロ・・・
 そんな音立て、ねころんだままのロクデコジが転がってきて
 ゴッ
 っと音を立て、カンテーラの足元にぶつかった
 そこでカンテーラは無情にも剣を振り上げ、振り下ろす!
 が、その前に急いで転がり逃げ帰った・・・
 「なんだあいつ・・・」
 呆れながらもカンテーラが飛び、
 「カンテラフレイム!」
 左手のカンテラより発したその炎を吹きかける、
 それをロクデコジは両足で跳んで回避しつつ、振り返りながら、その頭をいきなり下げると、冠がカンテーラに飛んで行く、
 それを不意を喰らったせいか金属音立て受けるカンテーラ、
 「この・・・!」
 怒りを込めロクデコジの方に向かおうと飛ぶ、
 「がぁっ!?」
 しかし、王冠から電撃が放射され、打ちのめされた?!
 「カンテーラ!?俺はマルチエレメンタルパワーを発動!カンテーラのパワーを600上げる!」
 「たあっ!」
 カンテーラがその剣を右上に振り回し、そこにあった王冠を弾き飛ばす!
 「ならばわしはロクデコジの効果を発動し相殺する!」
 ロクデコジが壁から跳躍しつつ王冠まで飛んで行って王冠をいきなり手に取り、頭に乗せて跳躍突撃する!
 「この・・・!」
 それをカンテラからの炎で迎え撃つも止めきれず、仕方無く剣で迎撃するカンテーラ、
 真上から叩きつけられる剣と突進してくる王冠、溢れる電撃からか爆発が起きる、
 そして、爆発からこちらに吹っ飛ばされてくるカンテーラ!?
 ぐ・・やはりパワーが足りてない!
 「俺はカンテーラの効果を発動!戦闘におけるトラッシュ送りを無しにする!」
 「はっ!」
 カンテーラが空中で体制を立て直した!
 「ならば私は雷電ムーブエレメンタル!!を発動!この効果でカンテーラをトラッシュに送りつつロクデコジを3番に移動させる!」
 爆風の煙より、いきなり冠が飛んできた!思う存分ぶつかってしまうカンテーラ
 「って!」
 完全に背より倒れこみ体勢を崩すカンテーラ、さらに、そこにカエルが跳躍突進してきて冠を手に取り、俺に向かって投げた!
 「やらせるか!」
 一度背より落ちながらも、なお体をバネにして立ち上がり、その剣で冠を叩き落とした!
 「はん!だから何だと、うおっ!?」
 いつの間にか事務次官の前にいたのはシマワーム!?
 それが尾で事務次官の足を薙いでぶつけて、事務次官をこけさせた!?
 尻をついて痛がる事務次官
 「うぬぬ・・・この私に傷をつけるとは!!」
 「とりあえず、互いにライフカード1枚なー」
 そうして、事務次官は立ち上がりつつ、ライフカードを取る俺と奴
 「ターンエンド!」
 「ターンエンド!」
 こうして2ターン目は終わって行く、カンテーラは根性で立っているが、さて大丈夫か、向こうの様子も気になるが・・・
 
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