水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話27
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報告書、ダブモン研究家 タイカリス・ワイズ
題 ダブモンと都市運営の関わり
ダブモンが都市運営に関わる、というのは実の所珍しい、
ダブモン達は基本的に動物的に野生に住んでいることが多く、
町などに住んでいても、職人のように静かに暮らしているか、好き勝手にやっているかのいずれかが多い、
だが、巣が街の規模になり、そのまま居続けるという例も珍しい話ではない、
上にいるというのが珍しいだけであって、実際に人間がいない組織の長に収まっているようなダブモンもいる、
他者を下にするというのが好きではないだけで、実際に必要とあらばそういうことも出来るという事なのだろう、
だとするならば、人や魔族との大きな違いを上げるとするならば、大規模化しづらいということになるのだろうか、
人や魔族は集まればとりあえず村や街を作って暮らしていくのに対し、ダブモンは単独でも生きていけるし、集団でも生きていける、これが街の大規模化しづらい面に影響しているのだろう、
もっとも、大規模化しづらいだけでする時はする、
ダブモンの生存範囲がかなり大きいとする考えだと、私自身は思う、
総じて、都市運営に関して言うなら、そういうことを積極的に行おうとする人や魔族の方が、経験を積みやすいということなのだろう
感
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