バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話/24

水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話24
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20200307091602p:plain
 
 「いたっ!」
 見つけたのはさっきの奴だ!
 思わず走り込み
 ガタッ!
 背後より扉の閉まる音が聞こえ・・・いつの間にか扉が閉まってた!?
 「ふん、ここは防犯用にいくつもの仕掛けがしてあるのだよ、ここから入り口のロックを閉めたりとかね、これで貴様を人質に、ここから脱出してやる!!」
 「それで?」
 と、カンテーラが事務次官の方に出て話し出す、
 「俺達を人質にするって?いいんだぜ?お前を切り裂いても・・・シャドウブレイド!!」
 そして、いきなり刃を前に出した!
 「な・・・?子供だと思ったら・・・ダブモンか?!」
 事務次官が驚いたように目を見張る、
 ま、確かにカンテーラはみようによっては人間の子供にも見えるが・・・
 「だが、まぁいい、こいつでけりをつけてやる!!」
 あれは・・・デッキケース!?緑色の宝玉の付いた・・・?
 「貴様らに大人としての格というものを教えてやろう・・・」
 「俺が負けても、ごねたりすりゃいいだけだろ?」
 「それなら、こちらも、最終手段を取るだけだ、ここにデモに来ている者達も巻き込まれるだろうなぁ・・・ははは・・・・!」
 はったりか・・・だが・・・
 「俺が勝てば、おとなしくお縄についてくれるんだな?」
 「いいだろう・・・!」
 「おい!どうした、おい!」
 扉を叩く音と神父の声・・・!?
 思わず事務次官を警戒しつつ斜めに横から後ろを見て
 「事務次官が見つかったが出られない!!そっちは外からこの部屋に入る方法を探してくれ!!」
 「わ・・・わかった!!」
 そうやって、俺は再度事務次官の方を向く
 さて・・・
 「カードバトルだろ?ルールは?」
 「通常ルールだ!!」
 俺達がデッキケースを前に出すと、革調の黒い板と風が集まったような緑の板がそれぞれに出現、
 デッキケースを置くと、左手の方に移動しつつ、デッキが外れてシャッフルされ山札となりながらそのさらに外側にデッキケースが上下反転しながらおかれ、
 そこからカードを5枚引いて手前に裏で置いてライフカードに、もう一度5枚引いて手札とし、
 「ま、いざって時は俺がいるがな・・・」
 カンテーラが前に出る
 「あら?どうしてもって時は私もいるわよ~」
 女神が後ろで気楽に言葉を発する
 「はいはい、心強いね」
 俺はそれに軽く返し、
 「それじゃ・・・カードバトル・・・!」
 「カードバトル・・・」
 スタート!!
 ここにいる全員の声が唱和した・・・!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――