水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話/13
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バトル5
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ふん!何が選挙だ、あんな愚民どもに政治の、行政の、司法の、何がわかるというんだ!!」
「少なくとも、法律を犯す人間よりかはわかってると思うぜ?」
事務次官が歯を食いしばり恨みがましい目を向けてくる
「この・・・ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」「セット!」
「オープン!!」「オープン!!」
「来い、バーンウルフ!」
「ダブモンNo.28、炎狼の放浪士 バーンウルフ!!」
炎の竜巻が吹き上がり、それが散らされたのち、赤い狼が立っていた、
腹側の白い毛皮以外が赤い毛皮で覆われ、炎のような額の毛皮とたてがみ、口に葉っぱ付きの細い茎を咥えている
「それならこちらはこうだ!ネチスイビル!!」
「ダブモンNo.320、払いの蛭取り、ネチスイビル!!」
赤黒い巨大な軟体動物が姿を現した、いい人そうに見えるその顔口はなぜか不気味に笑っている・・・
「こちらはコストに疑惑のカウントエレメントと無自覚な締め付けエレメントと闇に溶けし討つエレメント・・・を指定!疑惑のカウントエレメントと無自覚な締め付けエレメントを発動!!ネチスイビルのパワーを100上げハンドカードを発動させる!!」
「ハンドカードだって!?」
右手で左手の手札を一枚取ってこちらに見せてくる!
「実は向こうだけ締め付けエレメントだ!!互いのリサイクルカードを封印し、ネチスイビルのパワーをさらに200上げる!!コストには怠惰な仕事による損害きついエレメントと知らぬ間にいつの間にエレメントを指定し、1番戦闘!蹴散らしてくれる!!」
「ならこっちはコストとしてダークラッシュエレメントを指定し迎え撃つ!」
「さらに、ネチスイビルの効果だ!!ネチスイビルのパワーを200上げ、エリマダシュのパワーを200下げる!!」
な・・・!?
「シェルカッター!」
カンテーラがネチスイビルに貝殻を投げる、
しかし、ネチスイビルはそれに斬られようが皮膚が剥がれ落ちるのみで一気に向かってくる?!
「また厄介な・・・」
それが近づいたところで、ネチスイビルが一気に牙剥き襲い掛かるも、カンテーラは何とか横に避け・・・
「これならどうだ!!シュリンプスタンプ!!」
が、叩き潰されたところが剥がれ落ちたのみ・・・
「なるほど、これ系か?それなら・・・カンテラブレイズ!!」
カンテラよりの炎でネチスイビルが逃げる様に分散したように別れ・・・カンテーラの周囲を囲んだ!?
「っち、どれを攻撃すればいい?とにかく、カンテラブレイズ!!」
が、炎を撒いてもさらに離れ、炎が無くなった部分から急速に近づいてくる!?
そこで背後から一日が噛みついてきた!?
「はぁああ!カンテラブレイズ!!」
ここで全方位火炎!?これなら・・・
「ぐはっ!」
だが、カンテーラの上げた声により、火炎が解除される、そこには、腰に一匹の小さなネチスイビルが噛みついていた!?
炎内側の水の膜の中に入り込んで?!そうか、炎が弱まった部分を無理矢理突破して水の膜の中にもぐりこんだのか!
カンテーラがひるんだことで炎が弱まり残りの分が一気に殺到する!
「うぉおおお!」
そして爆発、ネチスイビルたちを吹き飛ばしつつカンテーラがこちらに飛んできた!
「ふははは・・・どうだすごいだろう!」
事務次官が大きく笑うが、その横にはすでにバーンウルフが回り込んで後ろ腰を下げちょこんと座っていて、そこから炎を吐いた
「うわっちゃあああ~!!」
かなり大げさなリアクションを取る事務次官、というか、あの人業務とかじゃ絶対あんなリアクション取らないだろ、
服に引火とかはしてないがかなりそっぽ向く感じでこっちに戻ってくるバーンウルフ、それを事務次官は右人差し指で大人げなく指さし
「そこ、その犬っころ!次は貴様だからな~!!」
そういって、わめきたてた・・・
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