この争い起きた戦場で ダブモン!!8話07 妖魔版
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バトル-3
「リチャージ!」「リチャージ!」
「ドロー!」「ドロー!」
私と向こうの将軍の声が響き渡る・・・
引いたカードは・・・これ、役に立つのか?思わず右手で持つカードに疑問符が浮かぶ、
このために入れたカードじゃないんだけど・・・ま、いいや、置いておけば役に立つでしょ・・・
「セット!」「セット!」
「オープン!」「オープン!」
「来なさい、メイコーリン!!」
「ダブモンNo.112、一点星の愛玩番犬、メイコーリン!!」
名・一点星の愛玩番犬 メイコーリン ダブモンNo.112
概・M モンスター コスト2 パワー1500 哺乳・光属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:主対象:
条・一・次の戦闘に参加するこのモンスター
二・次の戦闘に参加するコスト・強度1以下の
相手のモンスター・オーバー
主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:以下の効果の内一つを選んで発動する
・次の戦闘のみをスキップする
・コスト・強度0・8以下の場合、
時限無しで相手の手札に戻す
文・群れを守ることに一生懸命なチワワ型ダブモン、
小さな体だが勇敢で、仲間を守るために必死に戦う、
しかし、その仲間には甘えん坊、自分の居場所を守るために今日も戦う
私の前に光が集まって現れたのは一体の子犬だ、
虎のような光の文様を宿した小さな体躯、首元より背中の方にマントのように伸びた毛、
しなやかさと力強さを兼ね備えた四足も持つ、
「ならばこちらも・・・来い、ウキグサ!!」
「ダブモンNo.268、草集めの腐葉土師 ウキグサ!!」
名・草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268
概・M モンスター コスト0 パワー100 植物・樹属性
発・戦闘後・自任意・時限無し・条文の頭に指定:
条・主対象:一・この場所の後の自分の戦闘を行うカードの無い場所一つ
二・自分のチャージゾーンの裏側表示のカード二枚
三・この戦闘でこのモンスターが
相手のモンスターに敗北・引き分けていた時
効・第一効果:二をすべて効果で表にし、
このモンスターを一に移動させる
文・己の身を守るために草の葉を集めたりするクヌギ型ダブモン、集めた葉っぱで
身を隠すものの、熟成して腐葉土になったりする、そのため、このダブモンの
生息域は森林と化しやすい、また、その腐葉土を売ることも
葉っぱが周囲より集まり、一つの塊を形成し・・・形成し・・・宙に浮き、そこで止まった、
えっと・・・
「さぁ、そちらのコストを出してもらおう・・・」
「え?」
向こうの将軍のさも、これで終わりだというような言葉、
ただ葉っぱが集ったようにしか見えないけど・・・
「その葉っぱ、戦えるの?」
「侮ってもらっては困るな、これぞ、我が、植物、樹属性、コスト0のモンスター、その名も、ウキグサなり」
「え!?」
単に広葉樹の葉っぱが集まっただけにしか見えない・・・!?それに・・・
「樹属性?」
「ほう、樹属性を見るのは始めてか?そこそこの魔術学校では属性は基礎知識として習うものだが・・・」
あのね・・・
私はあきれてこちらを見据える将軍のの方に視線を戻す
「おあいにくさま、魔術学校なんて通ったことないわ、私、人間なのよ」
「ふむ・・・」
顎に手を当て私の方を見ながら何かを考えだす向こうの将軍
「人間の方では属性の概念があまり必要ないと見える、樹属性とは地と水の属性の間にあるものだ、覚えておくといい、他にレクチャーは?」
「いらないわ、」
私は右腕をひねるように右手を外に出し言葉通りのジェスチャーをしつつ返す
「いざとなればウィルピーに教えてもらうもの」
「お褒めにあずかりありがとうございます」
そう言って、私の前にウィルピーが浮かぶ
「それでは、コストの宣言をしてもらおうか・・・」
おっとそうだった
「私は、ウィルピーキラメントとシャインライトフラッシングバスターエレメント!を指定し、両方とも発動させる、まず、ウィルピーキラメントを裏に返し、メイコーリンの戦闘直前にウキグサをトラッシュに送る、コストはウィルピーキラメントとシャインエレメンタルパワー」
「ほう、」
感心したように口を開く向こうの将軍
「面白いカードを発動させるな・・・ウキグサのことは知らなかったようだが・・・」
「偶然、たまたまよ」
「なるほど、運も実力の内ともいうな、だが、それはしょせん努力と知略には勝てぬものだ、努力と知略が互角であった時、初めて運は意味をなす」
・・・確かに、ね・・・
「では、1番戦闘を行かせてもらおう・・・」
名・ウィルピーキラメント
概・R リサイクル コスト0 エフェクト・光属性
発・コストで表になった時・自任意・時限無し・条文の頭に指定:主対象:
条・一・このリサイクルをコストで表にした、
カテゴリ:光属性を持つ自分のモンスター
主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:このカードを裏にする、
この効果は同名カード含め、
1ターンに一度しか使えない
名・シャインライトフラッシングバスターエレメント!
概・R リサイクル コスト2 バスター・光属性
発・コストで表になった時・自任意・このターンの間・条文の頭に指定:
条・主対象:一・このカードをコストで表にした
光属性のモンスター
二・相手のモンスターゾーンにいる、
全てのコスト・強度0.8以下かつパワー300以下の
モンスター・オーバー
略・“”
主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象一が戦闘を行うすぐ前、直前タイミングの後、
二を全て時限無しでモンスターゾーンから
相手のトラッシュに送る
文・輝く閃光が、力なきものを吹き飛ばす!!
名・シャインエレメンタルパワー
名・ウィルピーキラメント
グラディバー
モンスターゾーン
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後
猪突猛進の岩壊し サイコボア ダブモンNo.235 M コスト3 パワー2400 哺乳・地属性 戦闘前
チャージゾーン
裏:3表:0
蜜羽 四葉&ウィルピー
モンスターゾーン
宣託審の念降ろし プーマヤ ダブモンNo.266 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
一点星の愛玩番犬 メイコーリン ダブモンNo.112 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
チャージゾーン
裏:0表:3
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後
戦闘開始!
宣託審の念降ろし プーマヤ ダブモンNo.266 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
「プーマヤ、お願い!」
プーマヤが勇んで一気に突進、ウキグサをその剣で貫いた、
が、
パサッ!
呆気も無いほどに乾いた音をだし、ウキグサはばらけて風に乗り飛んで行ってしまった・・・
へ・・・?
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後 トラッシュ!!
戦闘終了
宣託審の念降ろし プーマヤ ダブモンNo.266 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
「私は、ここで、『ウキグサの効果を発動し、ウキグサを3番に移動する』」
名・草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268
概・M モンスター コスト0 パワー100 植物・樹属性
発・戦闘後・自任意・時限無し・条文の頭に指定:
条・主対象:一・この場所の後の自分の戦闘を行うカードの無い場所一つ
二・自分のチャージゾーンの裏側表示のカード二枚
三・この戦闘でこのモンスターが
相手のモンスターに敗北・引き分けていた時
効・第一効果:二をすべて効果で表にし、
このモンスターを一に移動させる
風に乗り、再び木の葉が集まり出す・・・!
でも!
「2番戦闘、メイコーリンが戦闘結果に入りさえすれば問題無いわ、行け、メイコーリン!」
「さ、2番戦闘だ、行け、サイコボア!」
猪突猛進の岩壊し サイコボア ダブモンNo.235 M コスト3 パワー2400 哺乳・地属性 戦闘前
戦闘開始!
一点星の愛玩番犬 メイコーリン ダブモンNo.112 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
サイコボアが後ろから岩の棍棒を出しメイコーリンを殴りつけてくる!!
「遅ればせながら憑依させてもらいます!!」
ウィルピーがメイコーリンに入り込み、その額に炎のような光が宿る・・・
「それでは・・・行きます!!」
その直後に棍棒を右にかわしつつサイコボアに跳躍し、棍棒部分を足場にして再度跳び、その口でサイコボアの本体に噛みつき残りの体を足場にして一気に向こうに引きはがす!
が、棍棒は止まったものの、残った体全体が崩れ落ちる・・・!
「うどわわわ・・・」
慌ててサイコボアから口を離しながらも何とか跳んで岩の崩落を避けると、立ち込めた煙の向こう、ウィルピーとサイコボアが対峙している・・・
その向こうではみんなというか、三バカとそのダブモンとか兵士たちがかたずをのんで見守り
「迷惑だからとっととどいてくんないか?」
「わかってますよ!」
カンテーラの言葉に乗り、ウィルピーがサイコボアに吠える!
「ワォオオオオ!!」
言葉を発したカンテーラの方に少し気が行っていたサイコボアがうるさそうに眼をつむり、ウィルピーの方に視線を返し、ウィルピーに向かって走り出す!!
「来ましたね・・・!」
走る途中で岩を浮かべて3つ続けざまに飛ばす!
それをウィルピーは左、右、左と華麗なステップで避ける
「よっ!はっ!よっ!」
おお、いいぞ、このまま避けきって反撃に・・・いや、反撃になんて出なくてもいいけど・・・
そんな思いにも関わらず、ウィルピーが一気に跳躍して、噛みついた!
が、サイコボアは何のリアクションも示さず走ったまま岩を操りウィルピーに横から叩きつけ
「がっ!」
2発め
「がはっ!」
3発目で上にかちあげた!
「ぐはぁあああっ!!」
だが、ウィルピーの目はあきらめてはいない!
「ですが、この一撃であれを吹き散らせばいいのです!!」
口内に光を溜め、ウキグサの方を向くウィルピー、
「私はここで地力交代咄嗟エレメントを発動!『コストに地力恩恵エレメント!!とアースプルダウンエレメントを指定し、その効果により、プーマヤとメイコーリンを交代!』」
な!?
すると、サイコボアが迅速に再び岩で人型を取り、ウィルピーの後ろに人型化すると、
岩棍棒でこともなげにウィルピーを地に叩きつけた!
「ええっ!?」
そして、私が驚く中でプーマヤの方にその手を伸ばし、逃げるプーマヤの襟首をひっ捕まえると
さっきまでウィルピーのいた場所まで持ってきて離し、そこに岩棍棒を思い切りたたきつけて爆発、消滅させた・・・
名・地力交代咄嗟エレメント
概・R リサイクル コスト2 エフェクト・地属性
発・戦闘前・自任意・時限無し・条文の頭に指定:
条・主対象:一・相手のモンスターゾーンの
コストとカテゴリいずれか一つが同じ
かつ、パワー1500以下のモンスター2体
二・次の戦闘に参加する、
自分のカテゴリ地属性を持つモンスター
三・自分のチャージゾーンの
カテゴリ地属性を持つリサイクル2枚
主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象の場所を交代する
文・大地の力を借り、いきなり相手を入れ替える
名・地力恩恵エレメント!!
名・アースプルダウンエレメント
猪突猛進の岩壊し サイコボア ダブモンNo.235 M コスト3 パワー2400 哺乳・地属性 戦闘前
戦闘終了
一点星の愛玩番犬 メイコーリン ダブモンNo.112 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前 トラッシュ!!
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後
戦闘開始!
蜜羽 四葉&ウィルピー
と、私の周りに木の葉が・・・って、これは?!ウキグサ!?
っつ!
木の葉の端が、私の体を切って傷つけて行く・・・
「四葉さん!!」
そこにウィルピーが駆けてくる・・・
「この、いい加減にしなさい!」
思い切り右手を振って木の葉を退け
「ワォオオオオ!!」
ウィルピーの咆哮に吹き散らされる。
「四葉さん、大丈夫ですか!?血が・・・」
「何のこれぐらい・・・」
「四葉!!」「蜜羽さん!!」「蜜羽さん!!」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
3バカとダブモン達とその他大勢が心配そうに見てるが・・・
「このぐらい何ともないわ!!」
「いいのか、痛みで集中が途切れるぞ?」
「おあいにく様、」
いたわりかもしれない言葉をかけてくる向こうの将軍を、私は思い切りとっさに見据え返す!
「このぐらいでへたれてちゃ女の子ってのはやっていけないのよ、おじさん?」
「ならばいい、さぁ、カードバトルを続けようではないか!」
「今度こそ、お守りします!!」
ウィルピーが私の前に立つ!
「ありがと、さ、行くわよ!!」
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後
戦闘終了
蜜羽 四葉&ウィルピー ダメージ!!
グラディバー
山札:27枚 手札:3枚 ライフカード:4枚
チャージゾーン:2枚 トラッシュ:1枚
モンスターゾーン
無し
猪突猛進の岩壊し サイコボア ダブモンNo.235 M コスト3 パワー2400 哺乳・地属性 戦闘前
草集めの腐葉土師 ウキグサ ダブモンNo.268 M コスト0 パワー100 植物・樹属性 戦闘後
VS
蜜羽 四葉&ウィルピー
山札:27枚 手札:4枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:2枚
モンスターゾーン
宣託審の念降ろし プーマヤ ダブモンNo.266 M コスト2 パワー1500 哺乳・光属性 戦闘前
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