バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話/18

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話18
 

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 「おはよ~」
 夜が明け、朝はやってきた、
 二枚のござを布団代わりにしての睡眠、いや、旅をしてるから、野宿とかで似たようなもんっで眠ること山ほどあるし、
 こういうのにも慣れたけど・・・
 左側、もう一つの奥端の方にいるカンテーラと良星の方に目を向けるが、こっちに傾いたあおむけでぐぅぐぅ呑気に寝てやがるあいつら・・・
 まったく、こっちは緊張で早くに目が覚めてしまったって言うのに・・・
 「おはようございます、四葉さん」
 そばで寝ていたウィルピーも起きてきた・・・
 着替えとかしたいが・・・この状況だとそうもいくまい、
 誰かが起きてるかもしんないし・・・そういう事する奴らではないと知ってはいるが、着替えなどするときは追い出してやった方が確実だ、それに・・・
 「おはようございます!!朝食をお持ちしました!!」
 とまぁ、急な来客も来るだろうし、ね・・・
 声が響いた入口の方を見ると兵士が入口の幕を手で除けながらくぐってきたところだった
 「おはよ~」「おはよう」「おはよ」
 すると、大声と朝食という言葉にか、三バカをはじめ皆が起き上がり始める
 まだ眠そうな良星に、割と目がさえてそうな兎白、寝ぼけがありつつ平気そうな鼓動
 「・・・ふぁ~あ」「おはよう!!」「おはようっ!」
 右手であくびを抑えるカンテーラに、なぜか元気なフリィジア、気合を込めた声を出すイグリート
 「おはよう・・・」
 眠たいのか大丈夫なのかよくわからないアクリス
 「おはようございます!」
 私たち全員にむかって挨拶する兵士
 「それと、将軍が朝食後すぐに来るようにと」
 「了解」
 「了解しました」
 そんな兵士に向かって私とウィルピーは返し、
 こうして、私達は晩とほぼ変わらない、
 というか、ちょっと量が少ない程度の朝食を取り、テントを出て、将軍たちのいるテントへと向かう、
 外は、朝もやが出ているだけで、静かである、
 さすがにこの時間帯に奇襲はかけてこないだろう、見晴らしも少し悪い程度だし、やるなら夜のうちにやるだろう、
 そんなこんな思考している間にも私たちは将軍のテントの前に着き
 「お連れしました!」
 「入れ」
 兵士の報告に将軍の返事の声が響き、私達は将軍のテントに足を踏み入れて行く・・・
 
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