バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話16

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話/16
 
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バトル-6
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 さぁ、一気に切り抜けるわよ!!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 OR!?それなら、一気に攻めきる!!
 「セット!」
 「セット!」
 こっちは2番とチャージゾーン、向こうは1番とチャージゾーンに裏側で置き・・・
 「オープン!」
 「オープン!」
 「シャインエネルニング!」
 向こうの将軍の目が細まり、厳しい表情を見せる
 「そいつは・・・オーブカードか・・・?」
 「そうよ!」
 「面白い・・・それならば私はこれだ、来い、ナエモリ!」
 「ダブモンNo.284、森林保全の苗植え指導員 ナエモリ!!」
 一気にやつの前に森が生えてきた、
 針葉樹広葉樹含め様々な木が生えた森であり、それが向こうの将軍に立ちはだかる様に生えているのである、
 スケールデカいなぁもう・・・もっとも、この場に収まるサイズだから、いくばくかの目の錯覚を利用していると思われるが・・・
 「そして、コストにアースプルダウンエレメントと地力交代咄嗟エレメントと大地の砂利撃エレメント!!を指定だ、さらに『アースプルダウンエレメントの効果により、ナエモリのパワーを100上げる・・・』」
 等と考えている間にも向こうのコストの宣言が終わり、自然と私の山札が浮いて私の目の前、巻物の様に右から左に移動していき・・・これだ!
 右人差し指でカードを指定!!
 カードが二番に置かれる!
 「ダブモンNo.231イィィィエェェェェックス!光収束の技術師 ジュシー・オーバーァアアア!!」
 私の目の前に丸い透明な塊が、
 黒い両目に、六本の枝が背後にプロペラの様に付いて回っている・・・
 「ほう、そいつは・・・」
 「私だって、植物カテゴリのダブモンのカードを使えるのよ!」
 「面白い、だが、1番戦闘は貰った」
 「やらせない・・・ビービードリ!!」
 ビービードリがナエモリに飛ぶ、
 右手を前に出し宣言!!
 「私はビービードリの効果を発動!!『ナエモリのパワーを1000下げる!!』」
 ビービードリがその口より光を吐き、森を焼き尽くしていく!
 丸っきりこっちが悪役だけど!!
 「致し方ない、」
 向こうの将軍がチャージゾーンのカードを表に!
 「私は地力恩恵エレメント!!を発動、ビービードリの効果を相殺する」
 突如、燃える森より木の枝がのび、ビービードリをからめ捕る!
 「それなら、シャインエレメンタルパワー+!」
 「地力大大恩恵エレメント!!」
 「それなら、これは?シャインブライトエレメンタルパワー!」
 「・・・無い」
 よし!
 右の手でチャージゾーンのカードを表にしつつ右手を前に出し宣言!
 「シャインブライトエレメンタルパワー!の効果で『パワーを1100上げ、コストにシャインエレメンタルパワー+!を指定!!さらに、ジュシーを3番に移動!!』」
 ビービードリの体より光の蜂が飛び出て、ナエモリに突撃!その針で枝を焼き切って行く、
 そして、そこから蜂がビービードリに踵を返して戻り、ビービードリは蜂を回収して体に光を纏い一気に突進!!
 森を通過して、ものの見事に焼き切った!
 「私は、大地回避咄嗟エレメントの効果を発動!!」
 「な!?」
 「『この効果により、ナエモリを3番に移動し、トラッシュに地属性のモンスターを3体増やす!!』」
 いきなり枝が虫を掴み、私に放り投げてくる、あれは、ヒスカラベ!?
 それをこっちに放り投げてくるんじゃない!不衛生でしょうがっ!!
 ドガス!
 それを打ち落とす槌の一振り!
 「まったくもう・・・」
 私の前でそれを振るったのはウィルピーだった!
 「ウィルピー!」
 微かに横から私を見るウィルピー
 「大丈夫でしたか」
 ドガッ!
 が、決めている間にも虫、ヒスカラベがウィルピーに体当たりし、ウィルピーはのけぞる
 「・・・」
 「・・・」
 呆れかえ、空気が止まる私達、
 「てぇい!」
 ウィルピーが鋏で掴もうとするもヒスカラベは地に落ち逃げ、続けて、ヒスカラベに槌を振り降ろすも、ヒスカラベは瞬時に右に跳び避けた!
 「四葉さん・・・後で洗わせてください」
 「わかってるわよ、さ、ここからは私がやるわ、」
 思い切り、死刑宣告が如く、右手を大きく前に出し、宣言する!!
 「ジュシー・オーバーの効果発動!!『ナエモリとヒスカラベ・オーバーをトラッシュに送る!!』」
 虫が逃げるなかで、ジュシーが宙に飛び、姿が変わって行く・・・
 六本の枝を根元からまっすぐ割るように三つずつに分け、それぞれ等間隔に展開・・・
 組のうち中央一本を前に回し出し、二組ずつ計三本の柱を位置を調整し形成・・・
 それらの柱の間に透明な樹脂を流し込み三つの柱で構成された長い筒を構成しつつ背後に太陽を回し・・・
 枝と筒を通じて光が乱反射して、中央最奥のジュシーの前に光が収束していく・・・
 私は宣言する
 「ジュシー・オーバー!!『ウィルピーキラメント、シャインエレメンタルパワー、シャインライトフラッシングバスターエレメント!、シャインディシングエレメント!!を表にして燃料にし、』ファイヤ!!」
 発射された光がジュシーをヒスカラベごとナエモリ含め焼き尽くす!!
 熱が、光が、私の身体をすり抜けて行く・・・
 ああ・・・焼き尽くすって快感だわ、カードバトルっていう演出ならではよね、実際にやったら後味悪すぎるわ
 ジュシーの効果を止められたらと思ったが、向こうは戦闘にモンスターかオーバーが参加しないと発動できない戦闘前ばかり、そして、場所移動のカードはコストがあるから発動したら空になると、うん、今回は運がよかったわ・・・
 「さて、これで観念する気になったかしら?」
 が、向こうの将軍の目にはいまだ無駄に力が入っていない、すなわち余裕が見える・・・
 「まさか、我の方にはまだライフカードが残っておるぞ?」
 でしょうねぇ・・・
 「なら、完全に勝負を決してやるまでよ・・・!」
 「それはこっちの台詞だ、そろそろ来たのでな」
 ん?何がだ!?
 
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