炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/07
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バトル3
「ライゼゴート、何考えてるかしらねぇが、お前の野望は俺と相棒が止めるぜ!!」
「ふん・・・口だけだ・・・!」
「リチャージ!」「リッチャージ・・・」
チャージゾーンに向かっての宣言の後、山札のカードを1枚ずつ、引く!
「ドロー!」「ドッロー・・・」
これ、このパワー・・・でもこのカード、前に使って・・・
いいや、やっちゃえやっちゃえ
こっちは1番とチャージゾーンに、向こうは2番とチャージゾーンに
「セット!」「セッットー・・・」
モンスターゾーンに置いたカードを表に!
「オープン!」「オーップン・・・!」
「ダブモンNo.31、生命の壊し屋、グリブレイ!!」
上より風の弾が僕の前で着弾し、それが嵐を巻き起こして、それを思い切り縦に刃を振り降ろして斬り裂き刃の角の付いたグリフォンがその姿を現した、
白い鷲の頭から、胸元、尾本、翼を白い羽毛が覆い、その下を茶色い毛皮が覆っており、
その額からは透明のような、中央が四方向に光放つ星のような膨らんだ両刃を持っている、
「ならばこちらは・・・マグマからの呼び出しエレメンタル・・・」
オーバックスのカード!?
向こうの山札が巻物の様に展開して右手側から左手側に動いていく・・・
「こいつだ」
右手人さし指で一枚のカードを指し示す!?
「ダブモンNo.192イィィィエェェェェックス!、黒焼の代書人、ナクマド・オォオオォォバァァァアアア!!」
上から飛行機・・・飛行機ぃ!?鉄製の戦闘機が飛んできて、機先を下にしつつ静止、
足を隠すような前後方向の斜め前後左右に橙枠紺色の布をたらし、
その上から同じ色合いのシルクハットが降ってきてかぶさり、翼とその根元部分が稼働して離れつつ上下に反転しながら翼に近いエンジン部根元から先の黒い部分が開いて手なり両腕となり、翼部分が両肩に着く盾のように回転、
左手でシルクハットを上げるとその部分にいつの間にか黄色い機械の目が付いており、次いでシルクハットに右手を突っ込むと、
先に黄色い宝玉の付いた杖を取り出し、一緒に宙に浮く瞼つき目玉が飛び出した
「それでは、コストの支払いを行ってもらおうか・・・」
僕は右手でチャージゾーンのカードを表に!
「僕はこの3枚だ!『僕はグリブレイのコストにマグマエレメンタルパワー、ヒートジオエレメンタルパワー、パイロヒートエレメンタルパワーを指定!』」
「そして、マグマからの呼び出しエレメンタルの効果によりパイロ呪バーストエレメンタルを手札からを発動、手札を全て封印してもらうぞ!」
「ええっ!?」
「それっ!」
ライゼゴートが人差し指から放った火の玉が僕の手札を全て襲い、手札から熔岩があふれ出て固まってしった
「うわわわ・・・」
「更に1番戦闘」
ぐっ!でも、マグコブトの効果があっても、パワーを500上げる程度ならグリブレイを倒せない!!
「その顔、何か勘違いしていないか?」
「何!?」
一体何を?!
「まぁいい、行け、マグコブト」
マグコブトが角を熔岩で固め、グリブレイに射出!
グリブレイはそれを事も無く頭の角で両断し、落とし、一気に突進し、己の角を叩きつけて行く、
マグコブトも対し、自身の角をぶつけて行くも、力弱く吹き飛ばされ、ひっくり返った状態で静止、
そこでグリブレイが両翼を羽ばたかせてマグコブトいる場所で竜巻を起こし、マグコブトを徐々に浮き上がらせ、
身動きの取れないマグコブトに向かい、一気に切り裂こうとその角を向け、翼を大きくはためかせ、飛ぶ!
「ここで私はマグコブトの効果を発動」
マグコブトの目が怪しく輝いたと思ったら、熔岩で封印された僕の手札も反応するかのように怪しく輝き、
手札から突如熔岩が噴き出て、それがグリブレイにまとわりつき、グリブレイの動きを封しる!
驚き目を白黒させながらもなんとか出ていた両翼を必死に動かし、高度を保とうとするグリブレイ、
そこで、風から脱したマグコブトが角を上に振り上げ、
辺りから火の玉のように熔岩を集め、刃先が熔岩となっている大きな剣を形成、グリブレイを一気に斬り裂き、爆発!消滅させた・・・
「グリブレイ!」
「驚いたかな?『マグコブトの上がるパワーは封印された手札の数に比例する、この場合、手札が三枚封印されていたため、500×3、即ち、1500ものパワーが上がり、グリブレイのパワーを上回ったのだよ』」
「なっ!?」
そうだったのか?!
「さらに2番戦闘だ、行け、ナクマド」
ナクマドがこちらに浮遊してきて、イグリードと対峙する
「んな簡単にやられねぇぞゴラァ!!」
イグリードがナクマドに向かって行き、跳躍、突進を敢行するが、上の方にひらりと避けられてしまう、
「んなろ」
イグリードが地上に着地、そこにナクマドの浮遊する目玉から熱線が発射!
「うどわっ!?」
イグリードがあわてて避けるも、目玉が追ってきて幾度も熱線を発射、
「おい、おい、おい!」
こちらも何度も跳躍してどうにか熱線を避け、何かにぶつかる
「あ、すみません」
と頭を下げた相手は、何とナクマド、いつの間にか先回りしていたのだ
「あ、なろ!」
気が付いたイグリードが突進を掛けようとするが、その前にナクマド自身の目から熱戦が!
熱戦が当たった場所が熔岩がまとわりつくように石化して行き、次第にそれが広がって、
「しまっ・・・」
ついにはイグリードの全身が固まってしまう、
そこでナクマドが思い切り杖を振り上げて叩きつけ、砕き割り爆発、消滅させた!
「さらに我は『戦闘後にスマッシュ、呪贄の身代わりエレメンタルを発動し、山札から1枚手札を補充しつつパイロ呪バーストエレメンタルのチャージゾーンのトラッシュにカードを送る呪いを回避!!』」
そこでイグリードが分離してこっちの方に飛んできた
地面に胸を打ちつけ少し滑るイグリード・・・
「イグリード!」
「すまん、少し・・・休む・・・」
ガクッ!っと、力なく顔が地に付せられ、
「ははは・・・たわいない」
ライゼゴートが嗤う・・・
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