バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話22

 
炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/22
 
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バトル8
 
 「俺もまだいるぜ・・・!」
 イグリードが立ち上がり、僕の前に浮遊する・・・そして、僕が引いたこのカードは・・・!
 いける・・・!
 このカードを1番に、もう一枚をチャージゾーンに裏側で置き、
 向こうも2番とチャージゾーンに裏側で置いてきた・・・!
 「セット!」
 「セッットー・・・」
 そして、僕は1番を、向こうは2番のを表に!
 「オープン!」
 「オーップン・・・!」
 「イグードイグリディアエレメント!!オーブカードだ!!」
 「ダブモンNo.169、熱黒のポチテカ、ゲモレット!」
 向こうの熔岩の中より何かが飛んできた、
 あれは・・・のみか・・・?
 後ろ足が大きな六本の足を持つ甲殻覆われた肉体に目に気合が入り、熔岩の血脈が流れる赤き肉体・・・
 「こいつは効果で自身のパワーを大幅にあげられる、ヌバブリジごときでは勝てはしない・・・さらに、そちらのヌバブリジは3番、こいつは2番・・・」
 つまり、1番でどうにかしなきゃならないと・・・
 「さぁ、そちらの番ですよ」
 「わかってる・・・!」
 目の前に山札が巻物の様に右から左に行き・・・これだ!
 右人差し指で選んだカードを突く!
 「ダブモンNo.211イィィィエェェェェックス!心核の粉砕屋、イグリード・エキサイティィィイイング!!」
 「いくぜぇええ!!」
 イグリードが燃え盛ると共に自身から熔岩を噴出させ、幾多の鼓動のような振動と共にその肉体を再構成していく、
 それは大きく赤く燃える筋骨隆々の姿でありながら霊的に足が無く、逆立つ炎の短髪が生えた、
 熱き、灼熱溶岩の精霊!!
 「さぁ、やろうか!!」
 「1番戦闘!!」
 僕の声と共に、イグリードが右拳を握り、ライゼゴートに殴りかかって行く!
 「そのような乱暴な戦法、私は好きではないのだがな・・・!」
 ライゼゴートが対抗し、イグリードよりパワーが上だと誇示するようにその右拳を握り、叩きつける!
 ズドン!!
 吹き飛ばされたのはライゼゴートの方!
 「ちぃい!」
 「オーバー化・・・」
 イグリードが両掌とともに己の体を見回す
 「これなら行ける!!」
 そして、力強く両掌を握りこむ!
 「黙れ、」
 気が付いたようにライゼゴートを見上げるイグリード
 「パワー4000程度・・・『パワーが100ばかり高いのはこちらの方だ・・・焔の灯呪・縛切エレメンタルの効果でな・・・』」
 ライゼゴートが右中手の平より大きな炎を現出、それを地上に投げ放ち、
 「はっ!」
  符丁の声とともに爆発するかのように一気に炎上を広げ、イグリードを包む!
 「何?!ぐわっ!」
 イグリードの体から熔岩が溢れ出て、一気に冷えてその身を包む、
 しかしながら、イグリードの熱からか、徐々に解け始めている、
 「とけきる前に砕いてくれる!」
 地上に降りて小石を掴むと空中に放り投げ、両手に大きく炎上させた炎を出し、それをぶつけて熔岩の大岩へと変ずると
 「死ねぃ!!」
 それをイグリードに向かって放り投げる!
 「マグマエレメンタルパワー」
 しかし、イグリードの加熱が、岩が来る前にまとう岩を融解させ、
 「こんなもの!!」
 岩に向かって飛んで行き、右拳を叩きつけて行く!
 「それならば、ヴラァペスティアエレメンタルパワー」
 「ヒートジオエレメンタルパワー!!」
 岩が炎に包まれて火球となりその大きさを増すも、イグリードの右拳の炎がさらに増して撃ち砕く!
 「こんなもんかぁ!?」
 「ヴラァペスティアヴエレメンタルパワー」
 が、ライゼゴート右手の平を不意に上げると、それにより、砕けたはずの岩々が浮遊、炎をまとい、鋭利な刃物と化していく
 「イグリード!マグマトライルエレメンタルパワー!!」
 「ヴラァペスティアジュエレメンタルパワー!!」
 岩の刃物たちがイグリードの方に向く・・・
 「ヌバブリジ!!『ライゼゴートのパワーを100下げる!!』」
 刃物たちが一気にイグリードに向かって行くも、そこにヌバブリジが橋げたを投げてイグリードが受け取り
 「どりゃああ!!」
 イグリードが橋げたに炎をまとわせ大スイングして橋げたと熱の衝撃波より破片を一気に弾く・・・
 「これなら!」
 破片を弾き終わったと同時に投げられる橋げた!
 「そんな物・・・」
 これを右拳で撃ち砕くライゼゴート!
 「さて、そろそろ・・・」
 突如、ライゼゴートが上に浮かび、背中の魔法陣が炎を纏う・・・
 「呪怨ヴラァーペスティアエレメンタルパワー、『相手の手札を3枚封印し、私のパワーを枚数×300上げ、イグリードのパワーを枚数×100下げる』・・・」
 周囲に熱気がたぎり、その熱気が生み出す気流により、塵がライゼゴートの背の魔法陣の炎により、
 熔岩の槍と化していき・・・
 「行け」
 イグリードに向かって行く!
 「こんなもん!!」
 イグリードが的確に拳を振るい、槍たちを叩き落としていく・・・
 「だが、これならば・・・?」
 と、ライゼゴートの振り上げた右中手の先にあったの炎纏う巨大な熔岩の槍、さっきの槍たちをまとめたのか!?
 「行け・・・!」
 右人差し指で指定した指示に、槍が落ちてくる・・・!
 「うぉおおおりゃああああ!!」
 これにイグリードが気合を込めた右拳で対抗するが・・・押されてる!?ええい!
 「エクスロージョンバリアブルズエレメンタル!!『パワーを2100上げる』!!」
 右拳の炎が、大きく増していく・・・
 「どぉおおおおりゃあああ!!!」
 そこで思い切り振りだした拳が大爆発を起こし、熔岩の槍が向こうに破片となって降り注ぐ、
 「なっ!?」
 思わず腕でおのれをかばうライゼゴート!
 「ん?あれは・・・?ダメージで気配が・・・」
 カンテーラ?
 「相棒!」
 背を向けたままのイグリードの声にそちらに意識が戻る「あ、うん!」
 「とどめの技名は任せるぜ!!」
 戦闘が終わってる、僕はイグリードの言葉と共に宣言する!!
 「僕はイグリード・エキサイティンの効果を発動!!『ライゼゴートとゲモレットを相手のトラッシュに送り』イグリード!」
 「おうよ!」
 「イグニッションフィスト!!」
 破片に紛れ、いつの間にかイグリードがライゼゴートの前に・・・
 「なっ!?」
 ライゼゴートが目を見開き驚く暇もあればこそ
 「ちょっと待った!!」
 いつの間にかカンテーラが飛び込んで行き・・・
 イグリードの拳がライゼゴートにぶつかり爆発!!
 ライゼゴートがそのまま壁に叩きつけられ、二度目の爆発!!
 
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