バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/12

 
炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/12
 
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 魔の山まで歩を進め、途中より脇に見つけていた人一人入れるほどの入り口に入っていく、
 とりあえずここから入って、進めなかったら山登りにシフトするか・・・という算段だ、
 内部は熔岩のせいか暗くなく、少し進んだぐらいから左の方の崖下で熔岩が流れていたりする、
 ずいぶんと懐かしいな、穴の側に洞窟のような場所があって、そこに子供心にこっそり潜り込んだりして、
 熔岩が吹き出したりしてるのを息をのんで見守ったりさぁ、
 親が協力を要請したダブモン達に見つかってたいそう怒られたけど、大人ですらめったに近づかない場所なんだもんなぁ・・・
 ・・・危険な場所であることには変わりないが、範囲を広げてよそにまで迷惑かけるような場所ではなかったはずだ・・・
 やはり、元に戻さなければ、焦りだけが募って行く、
 剣を覚え始めたばかりの頃もそんなこと言われたな、
 剣を製造するま三日間、俺は剣の師匠を持って剣を教わった、
 修行などという恰好良い物ではない、
 三日間の付け焼刃、ウィルピーに次にそちらの武器を優先して作るよう進言する(優先分の差額料金は俺持ち、もちろん受けてはくれたが・・・)という話で教えてもらった
 やったことといえば、木刀を使っての基本的な素振りと剣をかち合わせたこと、それに剣に関しての手入れなどの知識を教えてもらったぐらいだ、
 だが、その師匠も、運が良かったのか、最後のかち合いでは奥の手を出しかけるまでそこそこにまで追い詰めることができた、
 等と考えている間にも、登り坂に差し掛かる、
 それから・・・
 ど、向こうから三つの岩が転がって来た・・・!
 熔岩を冷やしたような岩・・・一つ一つは道幅半分より少し大きい程度だが、道を左右左と連続して転がり、隙間とかはなさそうだ、妨害工作か、この山が生み出した物か、いずれにしても、引ける速度じゃない・・・そうだ!
 俺は剣を構え、岩に真正面から立ち向かう!
 
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