オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

氷漬け罪の雪女と氷精霊との出会い ダブモン!!6話/20

 
氷漬け罪の雪女と氷精霊との出会い ダブモン!!6話/20
 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

f:id:OirenW:20190808144749p:plain
 
洞窟探索7
 
 「ようやく見つけた・・・!」
 氷の洞窟の奥底、なぜか少し光り差し込む広場の奥、そこにいたのは、氷の塊に座る雪女のようなダブモンと・・・あれは・・・リラックスして眠る狼?
 ダブモンは右半顔に氷の仮面のようなものを着け、その半身に氷のひし形をいくつも鎧のように並べている、
 狼の方は・・・ダブモンには見えないな、今まで狼に似たダブモンには見て来たけど、
 そういう、属性の力みたいなものを感じないというか、言っちゃあなんだが、灰色の毛皮の普通の狼だ・・・
 ま、一度など明らかに猫にしか見えないダブモンもいたけど・・・
 「スノゥメア!」
 「フリィジア・・・?」
 スノゥメアが飛んで行く中で、その雪女のダブモンがゆるりと立ち上がりフリィジアの方に向いた
 「なぜ、あなたがここにいるの?」
 「あなたを洞窟の外に引っ張り出しに来たのよ!洞窟まで封鎖しちゃって!とにかく、封鎖を解いて外に出なさい!」
 「嫌よ・・・あなたもこの人と私の時間を邪魔するの・・・?」
 ん?あの後ろの氷の塊の、スノゥメアが座っていた場所の後ろ、
 スノゥメアが守る様にあった場所に・・・あれは・・・人かな・・・?それにそばに剣がある・・・!?
 「あれは・・・?」
 四葉さんのつぶやき
 「生命活動は感じない、そして、剣の方だが・・・」
 それに応えるようにカンテーラが話し、
 「妙な気配発してますですよ、魔力かもしれませんが、確認しておいた方がいいみたいですね・・・」
 ウィルピーが続ける、
 「ちょっと!スノゥメア!いいから洞窟の封鎖を解きなさい!みんなが迷惑してんでしょうが!!」
 「嫌よ・・・この人との時間を邪魔するなら・・・例え」その目を怖く微小に見開くスノゥメア「貴女でも許さないわ、フリィジア・・・!」
 と、スノゥメアが腰元から取り出してきたのは・・・
 氷の結晶に水色の宝玉があしらわれた長方体の物体・・・もしかして、デッキケース!?
 フリィジアもその正体を察したように驚いたように目を見開く、
 「そ・・・そんなもんどっから持ってきたのよ!?」
 「先祖代々受け継いでいるものよ・・・さぁ、今ここで氷漬けになってもらおうかしら!」
 「わぉおお!」
 突如、狼が跳びはね前の方に出て、スノゥメアがデッキケースをこちらに付きつける中で、辺りに冷気が強まって行く・・・!
 「まずい・・・冷気への影響力が、私のそれを上回り始めてる・・・!」
 デッキケースの力か・・・それなら、デッキケースの力で対抗できるか!?
 「カンテーラ、行こう!」
 「別にいいが、俺の集中が切れたらお前ら氷漬けになるぞ?」
 「う・・・」「う・・・」「う・・・」
 カンテーラの言葉に、左口角が固まりながら俺達三人一同動きが止まってしまった・・・
 確かに、カンテーラの火に暖房を頼っている以上、カンテーラが戦いで集中力を乱したり、あまつさえ気絶してしまったら・・・
 「仕方無い、私達が・・・」
 「あなた達、あれと同じ物持ってるの!?」
 四葉さんが話し出そうとするのをフリィジアがこっちに突如飛んで来てぶった切る
 「なんでわかった・・・?」
 カンテーラのつぶやきにすぐさまフリィジアが反応する
 「あなた達からそういう気配がするもの!」
 「なるほど、ダブモン特有のデッキケースとのつながりか、俺も感じる時がある・・・」
 「あ、私もです」
 そんなんあるんだ・・・似たような話は聞いたけど・・・
 「ともかく、あるのないの!?」
 意を決して、俺は言葉を発する
 「あ・・・あるけど」
 俺の言葉に、フリィジアは突然に俺に顔を近づける
 「なら、力を貸して、スノゥメアを止めるわ、ね、兎白!」なぜかここで笑顔だ・・・
 「どうやら、希望の相棒は決まってるみたいだぜ?」
 「相棒・・・いいわね、相棒!兎白、改め、相棒!!」
 両腕を上げたオーバーリアクション・・・フリィジア・・・どこか嬉しそう・・・
 そう感じている間にも、フリィジアはスノゥメアと相対する
 「さ、これで同等ね!」
 「別に同等だと思うのは構わないが、デッキケースの整理はしといたほうがいいぞ、そいつのカードも出てるだろ?デッキケースは」カンテーラの目線が俺の方に向かう「お前に預けてたはずだよな?」
 おっと、そうだ!
 カンテーラの忠告に、思わず右ズボンポケットからデッキケースを取り出し中身を見る、
 見たことないカードがいっぱい入ってる・・・それらを入れ替え、
 「このカード」「任せろ、カードアルバムに入れとくんだろ?」「僕も手伝うよ」
 後ろの二人にカードを渡し、デッキケースを前にかざす、
 すると、紫の宝玉と長方体のデッキケースが、宝玉ごと、まるで透き通る氷のような水色のデッキケースへと変わって行く・・・
 どうなってるんだろ、一緒に戦うのがフリィジアだから、かな・・・?
 と、互いのデッキケースの前に氷のような板が発現、緑のモニターも左前に付き、
 デッキケースを板に置くと左手の方に移動して、デッキがデッキケースから外れつつデッキケースが一番外側に移動し
 デッキがシャッフルされて山札のとなりその右側に移動、
 お互いに五枚のカードを右手で取って手前に裏側で並べてライフカードとし、同じ枚数右手で引きつつ左手に引き持って手札とする、
 スノゥメアの冷気にフリィジアの冷気が対抗していき押し戻す・・・
 「行くぞ、合図だ、カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 俺とフリィジア、それに、スノゥメアの声が重なり・・・
 「スタート!「スタート!「スタート!」
 「スタート!」
 「スタート・・・!」
 さぁ、フリィジアとスノゥメアの命運をかけた、カードバトルのスタートだ!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――