バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

氷漬け罪の雪女と氷精霊との出会い ダブモン!!6話/01

 
氷漬け罪の雪女と氷精霊との出会い ダブモン!!6話/01
 
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 「さぁ、兎白、行きましょう!」
 「ああ、フリィジア」
 氷の洞窟の奥深く、地からクリスタル状の氷柱が立ち並ぶ中で、目の前の、
 氷で出来た中くらいの精霊の少女が僕の前に出る、
 身長は僕の3分の1くらい、両肩に氷の鎧の意図を持ち、髪は液体状の氷の様にくねるほか、
 上の方に流線状にクリスタル状の氷がオールバックの髪のように並んでいる
 「うふふ・・・来るのね・・・」
 対して、向こうにいるのは雪女風の白着物に身を包んだ、一見すると青い大人の女性、
 右半身外側にいくつもの氷のひし形が縦に並んだそれは白いポニーテールに氷の目浮かぶ無表情な肌の色と同じ色の氷の仮面のような顔をしている
 「リチャージ!そして、」
 「ドロー!」
 互いの宣言の元に引いたカード、それを一旦手札に入れ、二枚のカードをそれぞれ1番とチャージゾーンに裏側で
 「セット!「セット!」
 さらに1番の方を表に!
 「オープン!「オープン!」
 「お願い、フリィジア」
 「まかせてっ!」
 フリィジアが前に出る!
 「ダブモンNo.199、雪降り染めの氷彫師、フリィジア!」
 「さ、どっからでもかかってきなさい!」
 右手より氷の三つ又槍を出現させ、その言葉で周りを挑発する!
 「こちらはこうよ、行きますわね、ウルフィス」
 「ワォウ!」
 対して雪女、スノゥメアのそばにいる雪狼が吠え、彼らの前に、いくつものクリスタル上の氷柱が生えて、
 それらが中央に集まり手足や指を形成、右手に大きな棺引く鎖持つ、小型の深い青色のアイスゴーレムと化す
 「ダブモンNo.186、氷柱の棺屋、コオリツギ!」
 「フリィジアの「コオリツギの「コストはこれ!「コストはこれ!」
 「アイスエレメンタルパワー!「フローズンアタックエレメンタルパワー」
 「さぁ、行くわよ!効果のタイミングは兎白に、ううん、相棒に任せるわね!」
 フリィジアが宙を駆け、一気に突進を駆けて行く、
 「コオリツギ、行って」
 対して、棺を背にして引きずりながら走り出す、コオリツギ
 「それ!」
 フリィジアが先制一閃の槍を付き出せば、コオリツギは棺桶を盾にそれを防ぐ、
 そこからコオリツギが一気に間合いを詰めて棺桶を振り回せば、フリィジアはかろうじて上に逃れ、
 が、コオリツギが宙に跳んで追撃を駆け、それをフリィジアがさけるもコオリツギは上下反転して天井に両足を着けフリィジアに棺桶盾の重い一撃を浴びせて行く、
 「しつっこいなぁ!」
 それをフリィジアは槍を横にして受けるも地力の差か押されていく、
 が、
 「冷力の差を思い知らせてあげるわ」
 すると、コオリツギが氷に包まれるように凍りついていき、動きを止め
 「それ!」
 フリィジアが槍を下に振るうと、コオリツギがまっさかさまに落ちて地面に激突し白い氷霧をあたりにまき散らす!
 「やっぱり、パワーの差は抗えない、か・・・仕方がない、私は、コオリツギの効果を発動!チャージゾーンにリサイクルがあるためパワーを200上げる!!」
 氷霧の中からコオリツギがいきなり飛び出し、その棺を開けていた、そして、フリィジアを閉じ込める!
 「なぁ!?」
 「フリィジア!?」
 そのまま宙に放りだすと、地面に先に降りて両手を地面につけその前に剣先のような氷柱を形成、
 棺を跳躍して手に取り、一気に剣に突き刺そうとしていく
 「なぁあああ!?」
 ああもう!フリィジア!
 「僕は、フリィジアの効果を発動!相手のチャージゾーンにリサイクルがあるためコオリツギのパワーを400下げる!!」
 「はぁああああ!!」
 フリィジアの入った棺が氷におおわれて行く・・・
 「な・・・!?」
 これにはスノゥメアとコオリツギも驚愕し、コオリツギが慌てて離れる中でそのまま棺と氷が氷剣に突き刺さる、
 だが、その刃は大きく広がった氷の所で打ち止めで、氷が床につき、棺までは届かなかった!
 そして、フリィジアの入った棺がそのまま、氷の向こうに見えるフリィジアが何事も無かったかのように浮かせていく格好になり・・・
 一気にコオリツギに向かって体当たり!
 「氷の棺アターック!!」
 コオリツギはこれに慌てふためき対応しきれずそのままぶつかり押しこまれ凍てついた壁まで追いやられ押し潰され爆発!消滅する、
 その間にもフリィジアの入った棺は氷ごと完全に砕け散り、
 「きゃはっ!」
 フリィジアは一つ僕にウィンクを決めてみせるのだった・・・
 そして、フリィジアはスノゥメアと対峙するように僕の前まで移動し、スノゥメアを軽くにらむ
 「さぁ、これで観念してくれる気になったかしら?」
 その言葉に少し目をつむる様に
 「まさか、」
 そしてその目を開きつつ「カードバトルはこれからよ」そうスノゥメアが答えて行く、
 そう、戦いは始まったばかり、
 にしても、なんでこういうことになったのやら・・・
 チラリと奥にある、氷漬けにされた剣士とその剣を見る・・・
 
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