オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

到着!魔道都市マジカラ!! ダブモン!!5話/27

 
到着!魔道都市マジカラ!! ダブモン!!5話/27
 

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宮殿-9
 
 暴風にさいなまれる俺達!
 「馬鹿な!?あんな乱暴な解きかたしたら、いくらなんでも階下の奴らが気付くぞ!?」
 が、カンテーラの声が聞こえるその間にも、黒い影はゆっくりと裁定の剣の方に歩いて行く
 「てめぇ、何もんだ!」
 「私か・・・私の名は・・・アグニス!」
 そいつは、身に着けたマントは月夜の下で右手でばさりと大きく翻す
 「魔王軍の将にして、魔王様に信任を受け、裁定の剣を探しに来た!!」
 銀の長髪に角と黒い鎧、そして、赤い瞳・・・人ならざる雰囲気が漂っている・・・
 「無論、魔王様に仕えし、魔族である!」
 ええい、やっかいな思考してやがる!
 「魔王様に物を盗むときは隠密行動でって教わらなかったのかよ!後、正体を隠すってことも!」
 「知らんな、そんな話は・・・」
 こいつ・・・
 こうなったら・・・力づくで行くしかない・・・
 「カンテーラ、ウィルピー、剣を奪って俺達全員、一気にここから脱出できるか!?」
 「行けると思う」
 「ええ、どうにかしましょう」
 「ほう・・・面白い、それならば・・・闇よ来たれり・・・」
 っつ、何だ・・・呪文?!
 アグニスの見開いた眼が、不気味に俺達を見据える
 「闇に捕らえよ、檻と成せ、何人たりとも内外に・・・気付かせず、通すな!ダークインディケレースジェイル!!」
 その言葉と共に、部屋全体を覆うように辺りに闇がわだかまった、気がした、
 「何が起こったんだよ、カンテーラ・・・風音が、変わった気が・・・」
 「なんだよ、さっきの闇は」
 「空気の流れが変わってない?」
 「ウィルピー、わかんない?」
 「どーやら、俺達を捕らえる結界を張ったようだぜ?それも、辺りから気配を隠す効果付きのな、それが、闇夜に溶けた・・・」
 「そのようですね、私達でも簡単には破れなさそうな・・・ただ、時間制限はありそうですが・・・」
 「ほう・・・やはりダブモン、その辺りは知識が無くても感覚的にわかるというわけか、やはり、人間とは違う・・・」
 余計な御世話だ・・・
 「それで、どうしようっていうんだ?結界なんか張って・・・」
 「いくら魔族様でも、ダブモン二体に子供とはいえ人間が四人、そう簡単にどうにかできるとは思えないが?」
 「ですね、相手が一体だけならどうにか・・・」
 「はん、貴様らを倒すのなどどうにでもなる、だが、それでは面白くない・・・」
 そう言って、アグニスの奴が左手で右腰の鎧の下から出して突き出してきたのは・・・あれは・・・デッキケース!?
 濃い紫の下地の長方体に濃紫の宝玉が中央についている・・・
 「面白れぇ!なら相手してやる!!」
 「あんたで大丈夫なのーっ?」
 あのな四葉・・・
 「見くびるな四葉!行けるよな、カンテーラ!」
 「任せろ!」カンテーラが俺の前に躍り出る!「だが、人間とダブモンに魔族一人じゃ、少々不平等だがな!いや・・・いるのか!?」
 「いるに決まってるだろう!」
 すると、アグニスの右手の剣がいきなり影のようにアグニスの前に飛び出ながら、それは一つの人とも獣ともつかない鋭利な幽霊と化して着地した・・・かと思った、
 が、すぐに地に溶けるように姿を消す・・・
 何だったんだ・・・今の・・・?
 いや、今は、あいつと、アグニスとカードバトルだ!
 右腰下のポケットからあいつと同じデッキケースを取り出し、前に突き出す、
 すると、向こうも付き出し返し、俺達の前に革調の黒い板が現れ右角に小さめの緑色の画面も現れる
 「通常ルールだ!」
 「良いぜ!」
 そして、山札からカードを右手で引いて手前に五枚並べてライフカードとし、続けて五枚引いて左手に移し手札とする
 「さぁ、カードバトル・・・」「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「スタートだ!」
 「スタートだ!」
 
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