オイレンのラノベ置き場・双札

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月夜と私の過去と光の城 ダブモン!!4話/25

 

月夜と私の過去と光の城 ダブモン!!4話25
 

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報告書、ダブモン研究家 タイカリス・ワイズ
 
題 ダブモンの巣
 
 いやいや、先日近くの教会が新しく見つかったダブモンの巣の調査に赴くというのでついて行ったら、ひどい目にあった、
 大きな洞窟のような場所だったのだが、中にいたのは凶暴なダブモンばかり、友好的なダブモンも多いがそこは野生生物のような奴らも多い、
 すぐには襲ってこなかったが、誰かがへまやらかしたらしく巣全体の奴らが追っかけてきて、慌てて逃げた次第、
 護衛のダブモンが話をしようとしたのだがいやはや、ダブモンの中には話の通じない奴らも多いと思い知らされた、
 幸い、巣から追い出すのが目的だったらしく、ある程度逃げたら追ってこなくなった、よかったよかった・・・
 と言うわけで、今回はダブモンの巣について、研究成果の報告を、といっても話しの巣はほんのちょこっとしか出てこない、
 子供のころにダブモンの巣に近づいちゃいけないと親に言われたこともあり、あまり詳しくない人間も多いだろう、
 まず、ダブモンの巣という物は通常の野生動物の物と違い、複数種が混在することもある、
 巣という物は基本的に同一種が集まって作るものだが、ダブモンの場合も同一種が集まる場合もあるのだが、複数種の場合もまた多い、複数種の方が多いくらいか、
 その為、野生動物のそれと違い、仮に巣を排除しようとした場合、それは困難を極める、
 同一種の場合はその習性を把握すれば、いわば攻略法と言うべきか、それを把握すれば不可能ではない場合も多いのだが、複数種になるとその攻略法も意味をなさないためだ、
 それがため、ダブモンの巣の排除などは交渉用のダブモンに交渉して退いてもらうのが主流だ、もっとも、それも近年は教会以外はめったに行わないと聞く、教会以外ノウハウが無いのが主な理由だろう、教会に頼めば大抵やってくれるし、
 一昔前、人とダブモンが組んで武力で排除、等ということをやった際は辺りが焦土と化したそうな、当たり前だ、大怪獣大戦はごめんである、
 閑話休題、巣の質は基本的にピンキリで、先ほどの様にきっかけさえあれば襲い掛かってくるものや、普通の野生動物の巣のような場所、おとなしいダブモン達がひっそりと暮らしているもの、
 中には、人をもてなすもの、上等なものになると人の貨幣を使って経済活動を行うようなものもある、ここまで来ると巣、などという物ではなくなってくるな、
 ダブモンはそれぞれ職業に近い能力を有す他、場合によっては人と同じように学び、新しい職業につけるようになることもある、だから可能なのだろう、高い知能を有するということもあるし、
 教会が巣達を把握し、いくつか回ったことがあったのだが、必要以上に泊まろうとすると料金を取られる場合も多い、一泊ぐらいなら無償で泊めてくれる場合も多いが・・・
 金が無いとそれとなしに仕事回されることもある、追い出されたりはしないが・・・
 人間が乗っ取ろうとすることも少なくないのだが、ダブモン達は過度の労働を嫌って逃げたりする習性があり、
 きちんとした善意の指導者でなければ乗っ取りは難しいだろう、へたをすると追い出されることもある、
 もっとも、歴史上、ダブモンの巣が元になって町になった例というのもあるので、そこではダブモンと人間がきちんと共存している、
 ま、教会としてはそういう乗っ取りをやる人間はお断りなので、教会にばれると即排除だろう、
 さて、ここで巣のボスともいうべきダブモンの事について書いておかねばなるまい、
 基本的に巣にボスというものは存在しない、だが、下の方の巣では力により、上等な巣では指導力により、
 そういったものが現れる場合もある、もっとも、いてもいなくても変わらない場合もあるが、
 まぁ、彼らは気ままに生きているので、何かの指針が無い限りそういった意思統一的なものは必要ないのだろう
 さて、最後に、
 やはり、ダブモンの巣というものは不用意に近づいてはならない、
 そういう、人と友好的な巣である場合、周辺の人々や教会が把握しているからだ、
 危険な巣であればそれで人生が終わるかもしれない、新しい巣やそれっぽいものを見つけたら教会に報告し、調査結果を待とう、
 それではこれにて
 

 
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