オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

森で相対せし地上げ屋炎獣一家 ダブモン!!3話19

 
森で相対せし地上げ屋炎獣一家 ダブモン!!3話/19
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 「もう他に出れる奴は!!」
 ゴリアゲルの豪声が森中に響き渡って行く
 が・・・その声に応える声は無い・・・
 「ならば、行かねばなるまいか・・・」
 これは・・・来る!
 こっちも準備を・・・
 と、ダメージ分のカードを引くと、その中にモンスターが・・・よし!これを2番に置こう・・・
 「リチャージ!ドロー!」
 「ゴリアゲル、参る!!」
 「ダブモンNo.139、ど猛火の地上げ屋 ゴリアゲル!!」
 向こうからゴリアゲルが走り込み、胸を張って両の拳で胸を連打しドラミングを敢行
 「うぉおおおおお!!」
 だけど、こっちだって・・・
 「こい、ナカナツジ!!」
 「ダブモンNo.124、陽炎の時知らせ師 ナカナツジ」
 そうやって大声を上げている間にも上から巨大な蝉が飛んでくる、
 丸い両目と六つの節足持つ紅き体は、赤の差す透明な羽の間から噴出させる炎によって高速で飛び、なぜか羽音も炎の音も全く聞こえない
 「コストにはマルチエレメンタルパワー、メラティカルエレメンタルパワー、エンバーストエレメンタルパワーを指定!」
 「さぁ、行くぞ!」
 ゴリアゲルがカンテーラに走り込み、画面にカードが写る、恐らく、コスト支払いのカードと、オープン後効果のゴリアゲルの効果を発動させたそのゴリアゲルのカードが写ったんだ・・・
 写ったカードはファイアニスエレメンタルパワー、火の粉延焼大やけどエレメンタルパワー、炭焼きエレメンタルパワー、ソウレツサウンドエレメンタルパワー、
 そして、ゴリアゲル、その効果によって、パワー差が100まで縮まる・・・!
 ゴリアゲルが右拳を振り上げ、その拳がカンテーラに迫る、も、これを右手にひらりと軽く避けるカンテーラ
 「単純な殴り、その程度か?」
 「まさか!」
 次の瞬間、カンテーラが着地した瞬間にゴリアゲルの右拳が大地を叩き、辺りに軽い地震が起きた、
 「!?」
 当然のごとく足元の振動により一瞬動きの止まるカンテーラ
 「もらった!」
 「シャドウブレイド!」
 ゴリアゲルの振り上げるような右拳に慌てて右手から出現させた鉄の両刃で防御するカンテーラ、
 が、その拳の勢いに思わず吹っ飛ばされていた、
 足を上に上げた後くるりと下まで降ろして着地しつつ今度はこちらからゴリアゲルに向かって駆けるカンテーラ
 「思うつぼだ!」
 そこで両の手を繋ぎ思い切り大地に叩き付けさっきよりも大きな地震を起こすゴリアゲル、が、カンテーラは止まらない!
 「何・・・?」
 「何度も同じ手は喰わねぇよ!!」
 よく見ると、カンテーラは走っているのではなく、地震が起きる直前から走る振りしつつ少し宙に浮いていた、その証拠に足音が聞こえない
 「だが、宙にいるのならこれはどうだ?うぉおおおおお!!」
 ゴリアゲルの大声を出しながらの胸を平手でたたいてのドラミング!あたりに音の衝撃波が走る!
 これは、ソウレツサウンドエレメンタルパワー!?
 カンテーラが衝撃波を喰らって吹っ飛ぶ、でも!
 「僕はフレイマーエレメンタルパワーを発動し、ソウレツサウンドエレメンタルパワーを相殺!」
 カンテーラは衝撃波からその背を木に叩きつけられる!
 「がはっ!?」
 「もらった!」
 ゴリアゲルが走り込みつつ再度右拳を振り上げる!
 「カンテラフレイムブレイズ!!」
 と、カンテーラが左手のカンテラをゴリアゲルに向け、炎を放射!
 「下らん!私に炎は効かん!」
 「どうかな!?はぁああああ!!」
 ゴォオオオオ!!
 途端に炎が轟音を上げて勢いを増して行き、ゴリアゲルがまるで強風に押しとどめられるようにその動きが止まった、これは・・・?
 「馬鹿な・・・?!」
 「はぁああああ!!」
 そのまま炎の圧力によってゴリアゲルを吹き飛ばす!あえなく向こうで着地するゴリアゲル
 「この私の身体を吹き飛ばすだと!?」
 「次はこっちの番だ!」
 カンテーラがゴリアゲルに高速で飛ぶ、
 「なめるな!ぬぁあああああ!!」
 ゴリアゲルの右拳が炎に包まれ、両足と左拳を使いカンテーラに向かって駆けて行く・・・
 画面に写るあれは・・・カード・・・?
 そして、間で剣と拳が激突する、
 「シャドウブレイド!!」
 「バーニングクラッシャー!!」
 「僕は火と大地と水の土器パワーで相殺!!」
 ズガン!!
 身体ごと交差していく剣と拳、倒れたのは・・・ゴリアゲル・・・!
 「ぐ・・・まさか、この私が不覚を取るとは・・・」
 「徹底したパワー戦術、まともに受けていれば負けていたのは俺だったな・・・」
 「そう思うでしょ?」
 と、ヤキガニクイヌがニヤリと不敵に笑う
 「そろそろ本気出していいんじゃないですかい?」
 「そうだな、ウォーミングアップはこれぐらいにしておくか・・・」
 何事もなかったようにゴリアゲルが立ち上がる、まさか、効いてない!?
 「はぁあああああ・・・」
 気合の声と共に、ゴリアゲル周辺の圧が広がって行く・・・
 「はぁああああああ!!!」
 解放の一喝と共にあたりに放たれる衝撃波、隙を見ていたナカナツジが慌てて追撃しようとゴリアゲルに飛ぶも衝撃波を宙からもろに受けて少し抵抗するが吹っ飛んで行き、木に激突、爆発、消滅する、
 一体、どうなっているんだ・・・!?
 
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