泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話19
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「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!」
「オープン!」
「バブルーバブルーエレメンタル!!オーバックスよ!!」
バブルリーが出してきたのはオーバックス!?
やはり・・・来たっ!!こっちは・・・!
「クリオネシンを表に!『コストにフリーズフリージングアイシングエレメントを指定!』」
「ダブモンNo.63、錘点の抜歯士、クリオネシン」
バブルリーの前に山札が移動し巻物のように右から左に移動していき
「これ!」
バブルリーが右人差し指で移動していた一枚のカードを指し選ぶ!!
「ダブモンNo.379イィィィエェェェェックス!、泡集の自然保護監視員、バブルリー・オーバー」
「さぁ、出番よ!!」
バブルリーが前に出てくる!!
同時に、僕の前に水中から現れる軟体妖精、
逆滴状の透明な体、中に赤い物と黒い両目の有る、上に少し三本突起があるが丸い頭に滴の棘部分を外側に向けた羽根をヒラヒラ動かしている、
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
互いの宣言より、バブルリーがヘリッカペギに向かって手の平を向け、そこより大きな泡生み放つ、
もっとも、ヘリッカペギの頭の雪結晶が振るわれ、すぐに切られ、割れ消えたが・・・
「あらあら、乱暴な子・・・」
などとバブルリーが優しい視線で呆れる間にもヘリッカペギが頭の結晶をバブルリーに向け腹滑りで突進してくる!!
「これならどう?」
と手のひらを向けたまま、今度は無数の泡をヘリッカペギに向かって放つ!
ヘリッカペギが頭の結晶を回して泡を切るが切り切れず、
まずい・・・
「『フロストブロストエレメンタル!!これでパワーが上回る!!』」
バブルリーの視線が優しげなまま俺へと移る
「『バブルイズエレメンタルパワーで相殺』」
「『アイスエレメンタルパワー!』」
「『バブルシールドエレメンタルパワー』」
「『フロストエレメンタルパワー!!』」
「『バブルイズバブルエレメンタルパワー』」
ヘリッカペギが咆哮して冷気を放ち、周囲の泡を全て凍らせるも、それでもなおバブルリーが放ち続ける泡はまとわりつき、
「それ」
バブルリーの声に泡が一体化して大きな泡となり、凍った泡事ヘリッカペギを浮かせる!?
「『そして私自身の効果でヘリッカペギをトラッシュに・・・』やっ!」
バブルリーがそう言って手の平を握ると、
ヘリッカペギを入れた泡が周りの氷ごと圧縮され圧縮しきれず爆発!消滅した・・・
と、幾つもの泡の氷の破片が
「ていっ!」
フリィジアが少しの破片に当たりつつ大半を槍の少し斜めの一薙ぎで弾く!!
でも、今回は勝敗のある戦闘を介していないから前のターンのようにバブルインクァイドエレメンタルパワーが発動できずプレエルのモンスタートラッシュ送り効果は相殺出来てダメージは受けないはず・・・
「さらに、『バブルバニッシュインクァイドエレメンタルパワーの効果・・・』」
な!?
不意にバブルリーがクリオネシンに手の平を向けると、下からクリオネシンを包むように泡が出現、
「『クリオネシンをトラッシュに送りつつ戦闘をスキップするわ』、それ」
手の平を握るとクリオネシンの泡が圧縮し、やはり、圧縮しきれずに爆発、消滅した・・・
でも・・・
ジプシェリーが右の触手の一巻きより水弾を放つ!
それをバブルリーは手刀で弾き、破片が体に当たりつつも、
やはり、優しげな顔でこちらを見て、
「ターンエンド」
「ターンエンド」
こちらも宣言を返す、
「出てきたわね、さぁ、私を出すのよ、相棒!」
俺の前で宙に飛び俺に背中を向け、敵意満点の力の入った厳しい目でバブルリーを見るフリィジアの言葉
「はいはい、了解!!」
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
さて、山札より引いたカードは・・・
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