バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話/16

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話16
 
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 16
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「プレエル!!」
 「ダブモンNo.379、擬泡の潜水測量作業員、プレエル」
 いきなり周りの泡下側から泡が浮かび分離した?
 いや、泡じゃないな、泡に見える何かだ、内部の光の屈折がどこか球体を映している・・・
 「ヘリッカペギ!!」
 「ダブモンNo.423、雪結晶の極地潜水漁、ヘリッカペギ」
 俺の前に額に大きな雪結晶を持つ白黒のペンギンが現れる!!
 「『ヘリッカペギのコストにフロストエレメンタルパワーとアイスイングブリザードエレメンタルパワーとフリーズフリージングアイシングエレメントを指定!』」
 「『プレエルのコストにバブルシールドエレメンタルパワーとバブルイズバブルエレメンタルパワーとバブルバブルリッターエレメンタルパワーを指定』」
 1番戦闘!
 クルペロがその四肢を使いヘリッカペギに向かって駆けつつ、
 その口より炎を吐く!
 がヘリッカペギはその腹で泡を駆け滑りながらその頭の氷前部で炎を斬り裂き行く!!
 「おっと、『クルペロの効果でパワーを逆転させてもらうわね』」
 「『ヘリッカペギ自身の効果で相殺しつつアイスイングオブブリザードエレメンタルパワーの効果を発動!敵全体のパワーを下げ、これで2番戦闘もいただきだ!』」
 「『それはバブルイズエレメンタルパワーで止めさせてもらうわね』」
 そのままクルペロに突進するも、クルペロは華麗に上前に跳び避ける!
 と、ヘリッカペギが後を追う様にUターンしつつ跳ぶ!
 宙より迫るヘリッカペギ!
 クルペロが今度はヘリッカペギに蝋を吐いてヘリッカペギ頭の氷を蝋で固める!
 ところが、ヘリッカペギは己の羽で頭の結晶を押し回し回転させながらクルペロに叩きつけた!
 弾き飛ばされるクルペロ、
 飛んだ先で体勢を立て直しつつ着地し、目前に蝋を吐いて壁を作る!
 そこに腹で突進していくヘリッカペギ!
 対して、蝋の上に飛び上がり蝋の上に跳びヘリッカペギを跳んで回避し背後に立とうとするクルペロ!
 が、なんと、ヘリッカペギは跳躍気味に蝋の壁を垂直に腹で滑って登ってきていた!?
 腹にヘリッカペギの蝋で固まった結晶の先が突き刺さるクルペロ!
 その衝撃が大きかったのか爆発、消滅するクルペロ!!
 「『この瞬間、私はバブルインクァイドエレメンタルパワーでプレエルの効果を確実に発動!』そして2番戦闘!」
 スワロウィグが泡のようなプレエルに向かっていき、嘴でつつく!
 が、割れない、そんな簡単にはいかないか・・・
 だが、今度はスワロウィグが泡を貫き通り抜けながら地上とプレエルを高速で往復!
 プレエルの頭を草まみれにした
 ・・・
 ・・・
 場に沈黙が流れる・・・
 が、そこでプレエルがその草をスワロウィグに向け、割れた!?
 草がばらまかれスワロウィグの目線を遮る!?
 草が落ち切った時、プレエルはそこにはいなかった・・・
 ・・・
 いや、割れたんだからいないに決まってるじゃん!!
 その次の瞬間、スワロウィグが腹に何か喰らったかのように急上昇する!?
 あれは、スワロウィグの下から一気に上昇するプレエルが!?
 そのまま上の泡の天井を突き抜け上昇を続け、空の星となった・・・
 ・・・
 いや、爆発したんだあれ!!
 そのままプレエルだげゆっくりと降下して戻って来た・・・
 「『プレエルの効果でスワロウィグをトラッシュに送らせてもらったわ・・・』」
 バブルリーの俺を目じりを少し下げた優しく見据えての唐突な宣言!
 何!?
 「『ええっと、アイスエレメンタルパワーの効果で相殺』」
 「『無駄よ、バブルインクァイドエレメンタルパワーの効果で相殺はされないわ・・・』」
 そして、プレエルが僕の方にゆっくり向かって来る!?
 「うっとぉしい!!」
 フリィジアが槍で防ぎつつ振るい弾き飛ばす!
 プレエルはバブルリーの方に戻って行く・・・
 俺は思わずフリィジアをフリィジアの背中側から見て
 「ありがとうフリィジア」
 そして、続けてバブルリーを見据え
 「3番戦闘!」
 ジプシェリーが触手を螺旋にして、それを銃口にして水を撃つ!
 「はっ!」
 バブルリーが手刀で斬り弾くも破片が掠る
 が、痛がる様子も見せず、俺の方に向き直り
 「ターンエンド」
 宣言した
 「ターンエンド」
 俺も返す、さて、そろそろ来るか・・・!?
 
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