バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話/13

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話13
 
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 13
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「クルペロ!!」
 「ダブモンNo.221、蝋血の蝋燭製作者、クルペロ」
 心臓に火がともり、水蝋の血液が巡り蝋の肉体を形成する狐のような生き物
 それは、泡の中、滝のそば、バブルリーの前でも、怪し気に火が灯り続けている
 「ジプシェリー!!」
 「ジプシェリー」
 大きな水跳ね、それと共に前に飛び出したのは透明かつ大きなクラゲ、
 縦ロールに左右でまとめたたくさんの触手に丸く端が水色の大きな帽子をかぶっているように見え、
 その下で、わだかまる闇に一対の黄色縦長光点が俺の前でまるで目のように発光する・・・
 「『ジプシェリーのコストにフロストエレメンタルパワーとアイスイングブリザードエレメンタルパワーとフリーズフリージングアイシングエレメントを指定!』」
 「『クルペロのコストにバブルシールドエレメンタルパワーとバブルイズバブルエレメンタルパワーとバブルバブルリッターエレメンタルパワーを指定』」
 「1番戦闘!」
 「1番戦闘!」
 ブリザドアのドア開け吹雪!しかし、クルペロの外部の蝋を固めても、
 内部の蝋は凍らない!
 クルペロの口より蝋と炎の混合物が吐き出される!
 「『ブリザドアの効果でクルペロをトラッシュに!』」
 「『クルペロ自身の効果で相殺!このまま押し切る!!』」
 ブリザドアがそのまま吹雪で対抗する!
 凍り行く蝋と炎、それが吹雪の勢いで推進が減じられ大型化していく、だが、そのままクルペロが前進!!
 その先で凍った蝋と炎をドアに突っ込んだ!?
 そのまま吹雪を封じてクルペロは蝋と炎を喉から切り離しつつ跳躍して蝋と炎の上を駆ける!!
 そして、ブリザドアの前まで行った後、再び跳んでブリザドアの上部分に噛みつき、
 一気に上に引っ張り、ドア枠左右中央が裂けるように真っ二つに引きちぎった!!
 ブリザドアが爆発!消滅する・・・
 「だけど、2番戦闘と3番戦闘!!」
 バブルリーに向かってスワロウィグが一気に突進していき、ジプシェリーが螺旋触手を向けて撃そこから水を撃つ!
 バブルリーにその二つがかすり、
 バブルリーが真正面に俺を見据え
 「ターンエンド」
 「ターンエンド」
 バブルリーの宣言につられ、俺も宣言した・・・
 
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