バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話/01

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話01
 
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 1
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「フリィジア!」
 「ダブモンNo.199、雪降り染めの氷彫師、フリィジア!」
 「オッケー!!」
 相手も含めた僕たち全員を包む大きな泡の中で、フリィジアが躍り出り決めポーズのように斜め下に槍を振る!
 「アワチョ」
 「ダブモンNo.443、泡鳥の水処理施設作業員、アワチョ」
 向こうにいる繋がった泡や繋がって無かったりする泡で全身が出来た波打つ長い髪の髪型のおねぇさんが宣言すると、
 おねぇさんの前に下より泡の鳥が羽ばたく・・・
 全員を包む大きな泡の外側には広がる崖に滝が流れ、下には滝によってできた湖、その周りには水色の草で出来た湿地帯が広がっている・・・
 そんな中で俺と泡のおねぇさんは対峙しながら宣言する、
 「『フリィジアのコストにアイスエレメンタルパワーを指定!』」
 「『アワチョのコストにバブルイズエレメンタルパワーを指定ね』、それじゃ」
 1番戦闘!!
 「ええい!こんな泡の塊に負けるわけないじゃない!」
 互いの宣言を合図にフリィジアは槍を振るい冷気を放つと同時に、アワチョが翼で泡を大量に飛ばし、
 中央で泡が大量に凍り付き、続けてアワチョがその中の一つに体当たり!
 「ふん!」
 が、飛んできた泡をフリィジアは振るったままの槍を軽く下から上に振るい叩き斬る!
 と、そこでアワチョは大きく外側に両翼を羽ばたき周りに泡をばらまく
 なんだ・・・?
 と、泡に傍にあった氷の泡にぶつかり、泡がはじけて氷の泡を様々な外側方向に飛ばす!
 「猪口才な・・・」
 泡達が僕達を包む周りの大きな泡の壁にぶつかり反射してフリィジアに向かっていく!
 「てぃ!」
 槍を振るいまくり見事にたくさんの氷泡を切り落とし、続けて反射で背後から来た氷泡も思い切り振るってはたき飛ばす!
 「ぐは!」
 が、その間に横から来た氷泡にぶつかり
 「がふっ!」
 さらに、ひるんでいる間に反対側から来た氷泡に当たる!
 「ええい!!」
 「『フリィジアの効果を発動!アワチョのパワーを向こうのリサイクル1枚400分下げる!!』」
 と、フリィジアが気合込め周りに冷気を放出!その勢いで氷泡を止める!
 その間にアワチョが近づき、両翼を前に出したくさんの泡を出しそれらを合わせて大きな泡を形成、発生させ、
 泡を弾けでフリィジアを吹き飛ばす!
 フリィジアが背より泡壁に当たる!
 「ぐえ!」
 まるで固い壁に背が当たったように声を出し気絶する・・・
 「フリィジア!?ってうお!?」
 そこに氷泡が飛んできて左肩に当たる・・・
 「『アワチョの効果でパワーを戻し、さらに2番戦闘で連続攻撃よ!』」
 が、すぐに砕けた、何だったんだ一体・・・いや、ダメージであることはわかるけど・・・とにかく!
 急いで右後ろのフリィジアに近づき両手で拾い上げる
 「ふにゃ~」
 力無く気絶してら・・・
 とにかく、元の場所に戻って傍に置き、対戦相手に向かい
 「ターンエンド」
 「ターンエンド」
 宣言!
 泡のおねぇさんも返してきた、
 ダメージを受けたけど・・・カードゲームは始まったばかりだ!!
 
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